大相撲

大相撲についての想い

またもや某横審委員

2006-08-02 00:58:43 | Weblog
来るだろうと思っていたら、やっぱりきた、某横審委員脚本家の日経新聞スポーツ欄コラム。露鵬へのお小言。

今回は極めて稀なことだがまともなことを書いている。露鵬の処分は軽すぎると。大嶽親方は物理的に勝ち越しできない日数まで休場を申し出るべきだったと。ボクシングのサーシャバクティンの処分とのアナロジーもリーズナブルだった。サーシャの方が最高位小結の露鵬よりもボクシングの世界では上だろう。

でも、どうしても与することができない点があった。この人の主張は、露鵬が復帰した日の観客は会場でブーイングをすべきだったと。暖かく迎えたのはおかしいと。本気でそう思っているのであれば、横審委員剥奪してほしい。本場所の会場、あの緩やかな空気が流れα波が脳からじゃんじゃか分泌される尊い会場で、大相撲ファンが力士に対してブーイングをすることを奨励するとは。大相撲の会場がそんな殺伐とした場になることはどうしても我慢できない。たまたまこの日、名古屋まで行って観戦していたが、そんなこととは話は別。露鵬の処分が軽すぎたのはまったく賛成するが、それとも話は別。大相撲ファンが、サッカーか何かのような下劣なファンと同レベルに堕してブーイングをすることを奨励するとは。

それから、こういう不祥事があったときに限って、それみたことかみたいな顔でしゃしゃり出て大相撲への信頼性や人気を下げるようなコメントをするというのが気に食わない。コアな大相撲ファンでない人が気づいていない、今場所のグッドニュースを紹介するとか(例えば、玉春日の頑張り、琉鵬の悲願達成、いろいろあるはず)。

下司の勘繰りだが、この人は常日頃朝青龍を憎んでいるとしか思えない発言を繰り返しており、今場所、休場明けの横綱が無残な姿をさらすことを祈っていたのではないだろうか(それで大相撲へのcredibilityが下がることも厭わず)。そのためにあらかじめ紙面をおさえて「それみたことか、あんなのは横綱失格」みたいなことを書こうとてぐすね引いていたんだけど、大変不本意ながら横綱が見事な復活を遂げてしまって、拍子抜けして、それで露鵬ネタに飛びついたのではないか。

繰り返しになるけど、露鵬のやったことは許されざることだし、処分も不当に軽い。それは認める。でも、たまには、大相撲の魅力を世間に伝えて、ファンが拡がるようなこともしたらどうなんですか。

人選

2006-08-02 00:43:58 | Weblog
遅ればせながら、相撲雑誌の付録のカレンダーを下半期のものにはりかえた。

顕著なのは、魁皇が下の隅っこにおいやられ、白鵬や雅山の存在感が高まっていること。それから、早くも把瑠都と豊真将が登場していること。これから常連となるだろう。

上半期から下半期に移る際に落選したのは、旭天鵬と露鵬。なんと先見の明があることか。

渋く朝赤龍も登場。

普天王や琴光喜は編集側も迷っただろう。

そして、これだけ役者が揃って、まだ高見盛は必要なのか、ということ。

夏場所に国技館で購入した錦絵扇子(これは本当に素晴らしい商品。美しい)。左から順に、安馬・朝青龍・黒海・把瑠都・栃東・白鵬・露鵬・琴欧州・高見盛・稀勢の里・豊真将・琴光喜・安美錦。作者の意図が手に取るように伝わってくる人選だ。とはいえ安美錦が加わっているのは渋い。

これからは毎場所の絵番付も購入しようかな。