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転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼第9回エース杯レポート(その1: 炎の大逆転編)

2008-02-20 00:39:24 | 大会
昨日は夕方から1週間ぶりの川崎入り。
サイキック5は6面以降が全く繋がらない上にミスを連発し、
結局600万前半という結果に。
アヴァロンはレベル上げのみを行ない、
サボーが漸く終了となりました。

そんな訳でいよいよエース杯のレポートに入ります。
最初にお届けするのは私が参戦した予選第3試合、
手前味噌ながら今大会のベストバウトといえる試合です。

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予選第3試合(アイシャ《カルム》、水曜魔導でしょう《私》、MIRA、ロン)

最早お約束とばかりに、
またしてもカルムさんと予選で当たってしまう。
とはいえ最近の対戦では割りと勝ち越しており、
かつての様に「当たったら終わり」という程でもなくなってきているのも事実。
寧ろSDB24で対戦したことのあるロンさんや、
津田沼大会は久々というMIRAさんの方が、
何をやって来るか分からない分恐いという気持ちの方が強かったり。

ちなみに今回の大会の参加者は20人で、
予選は5ブロックに分けて行なわれる。
各ブロック1位は無条件で通過、
これに各ブロック2位のうち上位3人を加えた計8人が準決勝に進出となる。
取り敢えず1位は無理でも祠2つを取って2位通過を狙いたいところ。

<<<試合開始>>>

マップは試練の塔(夕方)、北東スタート。
開幕の手札には天女もテレポ要員も無く、
それどころか黄色を歩けるカードは審判の石像しかない、
という塩辛い状況。
しかも祠横に付けるにはその黄マスを歩かなければならないのだ。
考えた末、止む無く石像を移動に消費。
祠横に付けることに。
ちなみにMIRAも同じように祠横に付け、
ロンは何と「エルフの秘宝」を3連発しながら同じく祠横に。
そして鍵を取ったのは、
一番鍵を取らせたくない「アヴァロン課長」カルムだった。

さてその「課長」カルムは周りが微妙に塞がれる中、
何とか回避をして祠1つ目を獲得。
石像を配置して手札は赤という状況だ。

この時点で私の手札にはバルキリー燕とアサシンとアンデッドソードが。
しかし開幕ということでアンデッドソードでは火力不足なのだ。
燕+アサシンで燕返しできれば完璧なのだが、
もしカルムが使わなければ(あるいはブラフなら)、
と色々悩んでいるうちにチェイサーターン開始。
若干出遅れたと思ったが何とか燕で1番を予約成功。
そして戦闘では結局、アンデッドソードを使用。
支援を使わない可能性を予想したのだが――カルムはクマゴロウを使用。
結局撃破こそされなかったもののここで鍵は取れず、
鍵は2番手のMIRA(ちなみに侵略はピノ+刹那の見切り)の手に。
その間にロンは祠横でもないけれど先回りをしており、
早くも負け試合の展開だ。

ホルダーになったMIRAは特に事故らずにそのまま1つ目の祠へ。
配置はバルキリー燕、そして手札は青1枚だ。

この時点で手札には支援は無い為攻め手は乏しく、
かといって飛ばされた位置は先回りには苦しい位置。
悩んだ末強引に攻め込むことに。
幸いにもロンがもたついていたこともあって戦闘1番は取れた(ロンが譲ったという見方もあるが)のだが、
侵略は無支援キラーレディーと非常に心細い。
そして――MIRAのサテライトから支援を使う音が。
がっくりとうなだれた所に、無情にもトットーの34%避けが突き刺さる。
結局鍵はシーウエポン+珍獣の羽で攻め込んだ2番手ロンの手に。
やはりここは先回りすべきだったか。

そしてロンのホルダーターン。
ロンの手札は――何と色カードは黄1枚のみで残りは全部魔法と支援。
珍獣の羽でワープゾーン側――私の飛ばされた側と反対方向だ――に飛んだ後、
ロンはとんでもないものを配置してきた――何と「ドリルザーグ」で祠に逆戻りしてきたのだ。

この時点で私のライフは既に1。
攻めなければライフアウトなのだが支援には恵まれず、
白支援ばかりのロン相手には非常に苦しい。
とはいえ祠に戻ってくれたのは幸いで、
MIRAよりも先に動いて戦闘1番を取ることに成功。
私の侵略は、アサシン+モグタン。
反射や即死無効を食らわなければ、
最悪でも確率勝負には持ち込める攻め手だ。
対するロンの支援は――「黒の称号」。

さて漸く鍵を手に入れることに成功した私だが、
次の祠にはカルムがシータンク+手札赤2魔法1白1で待ち構えていた。
これに対して私はガルダ+心眼で攻め込む。
この時点で私のデッキ枚数は11で攻撃値は30。
硬気功を使われたらアウト、
刹那の見切りだと避け60%で私が不利、
トリックスターだったら私の勝ち、
というところまでは考えたのだが――カルムの支援は、何と「光の盾」。
吃驚したところに更に59%反射が突き刺さり、
残りわずか2点のライフを削り切ったのだった。

<<<試合終了>…といいたいところだが実はまだ続きが。
この後カルムは手札を適当に整理して祠2つ目を獲得。
そしてマップは昼に変更。

この時点で私の手札には天女の羽衣1枚にシータンク2枚が。
しかし何を思ったか、
シータンクで支援を引き出す前に天女を使用してしまう。
これでは無支援でカルムの陣に攻め込むことになる。
さすがにそれは出来ないということで諦めて次の祠へ。
あとは残り2人の動きだが、
何とどちらもカルムに攻め込めず、
一目散に逃げ出してしまった。
結局シータンク+心眼で祠待ちを行なうが、
完全に苦し紛れの選択なのは明かだ。

結局カルムの一人勝ちか、
と思いながら迎えたホルダーターン。
ところがロンとMIRAが微妙に進路を塞いだせいか、
それとも私の祠待ちを警戒したのか、
カルムは祠まで行けずアライクパを置いて止まってしまう。
まあこの時点で残り時間は5分前後でほぼ予選通過は確定であり、
無理はしないという選択を選んだだけかも知れないが。

流石にこの位置では攻めこめないので侵略は2人に任せ、
私は祠をキープ。
戦闘は1番を取ったMIRAが、
ファントムゼリー(現世強化で20/20)+珍獣の羽でカルムの名刀の刃紋を討ち取って勝利、
カルムはここでライフアウト。
ちなみにこの時点で私の手札にAIと「かすめ取り」が入ったのだが――実はこれがこの試合のキーカードとなるのであった。

さて既に祠を1つ周っており、
ここで勝てば予選通過はほぼ確実というMIRA。
その侵略は――バルキリー燕。
ここぞとばかりに「かすめ取り」をぶつけ――手に入れたのはトリックスター。
これで背水の陣や消滅だったらMIRAがヒーローだったのだが、
ひとまず「天敵」を直撃させて鍵を取ることに成功。

この時点で残り時間は3分の表示が。
時間も無いということですぐにターンを終え、
漸く祠を1つ獲得。
実はこの時点でデッキが1周し、
手札に新たな「かすめ取り」が加わったのだが、
これがまたしても嵐を引き起こすのである。

これに攻め込んだのはMIRAとロンの2人で、
ほぼ予選通過確実のカルムは祠横で待機。
まず1番手MIRAの侵略はキラーレディー。
ここは手堅くAIを使うがMIRAの支援は刹那の見切り。
36%の避けは――決まらずMIRAはライフアウト。
2番手ロンの侵略は――何と「瞳のアルベール」。
直前の支援は何だったか忘れてしまっており、
面倒だったのでかすめ取りをぶっ放つ。
そして奪った支援が――何と「道化師の呪い」。
驚いている間にアルベールの瞳効果が発動、
出てきたのは黒の称号。
実は心眼を使えば確定で勝てたのだが勝負は確率に持ち越され、
その結果――ロンは攻撃値45のシータンクに焼き尽くされたのだった。

そんな訳でチェイサー2人をライフアウトさせ、
次のターンが来るかどうか気になるところだったが――ターンは訪れた。
手札が白2枚天女1枚と非常に厳しい状況だったのだが、
ワープアイテムがうまい具合に散らばっていたので、
それを利用して辛くも2つ目の祠到達。
ここで試合終了となった。

取り敢えず祠は2つ周ったし、
ポイント差で予選通過となるか、
と思いながら結果発表を見てみると…、

校長「よく出来ました!」

何と20点程の差を付けてカルムを逆転し1位。
予選通過をいきなり決めてしまったのだった。

<<<試合終了>>>

序盤がぐだぐだで完全に負け試合だったのだが、
残り3分での防衛3連戦で一気に大逆転。
自分でも信じられない結果で、
こんな試合は恐らく今後無いのではないか。

正直この試合は対戦相手のミスに助けられた感じで、
序盤の無理攻めを止めて先回りをしたり、
配置などの操作を丁寧に行なったりすれば、
もっと安定した結果を出せた筈。
尤もカルムさんの祠2つ目到達時点ではかすめ取りを引けておらず、
その時点で持っていた(であろう)名刀の刃紋に対抗する手段が無かったので、
結果オーライという感じではある。
ともあれ反省点の多い試合ではあった。