転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼SDB25レポート(その9: 開幕勝負編)

2008-03-31 00:49:22 | 大会
昨日は色々あって吉祥寺→昭島→拝島→東村山→久米川→新宿の6段コンボ。
昭島は「3rdPLANET」にアヴァロンがあったらしい、
ということで気になっていたのですが
さすがに無くなっていました。

その後は拝島のボウリング場を覗いたり、
西武線の遅延に悶絶しながらも東村山のゲーセン(以前は「ムー大陸」だったが店名が変わっていた)を軽く覗いたりしながら、
久米川のクマゴローへ。
クマゴローではKANONさんが来店しており、
久々に黄焼きを回したのですが、
予想通りぐだぐだの展開となりました。
取り敢えずCPUコッペは自重してもらいたいものです。

という訳で延び延びになっていたSDB25の試合レポートに入ります。
今回お送りするのは2回戦第2試合、
祠2つを取った2人の激突となりましたが、
勝負を決めたのは序盤の立ち回りでした。
----

予選2回戦第2試合(クー、おのっち、ルイーゼ《霧沢》、アル)

1回戦で祠2つを周ったクーと霧沢との対決となったこのブロック。
この試合でも祠を2つ周れれば決勝進出は確実となる為、
お互い1歩も譲らない戦いとなるのは確実だ。

「本八幡のレジェンド」おのっちの逆襲はあるのか、
そして1回戦では戦闘に絡めなかったアルは、
今度こそ実力を発揮できるのかにも注目したい。

<<<試合開始>>>

マップは試練の塔(昼)、北西スタート。
天女の羽衣の詠唱の無い中、
アル以外の3人が鍵に向けて移動。
その結果霧沢は見切りを付けて先回りし、
クーが審判の石像を配置するものの鍵を取ったのはおのっち。
クーにとっては不運な開幕となった。

運良く鍵を手に入れたおのっちは、
石像の効果で祠が離れたものの無事到達。
ダゴナイト配置+手札白としてまずは祠1つを獲得となった。

このおのっちの守りに対し、
祠横に付けていたアルが何と「女神の息吹」を唱えつつ戦闘1番。
そして霧沢が2番…なのだが、
戦闘予約の時点で既に霧沢は悲鳴を上げていた。
その理由は戦闘の際に明かとなる。

1番手アルの侵略モンスターは、何と「風風」。
SDB環境下で風雷デッキとは驚くべきチョイスだが、
一番の問題は、相手がダゴナイト――青属性の風風は即死してしまうのだ――だったことだった。
アルはこれを風雷の舞で――先程息吹を唱えたので、避け確率は10%台だ――凌ごうとするが、
おのっちの支援、アンデッドソードが僅かの望みを摘み取ったのだった。

そして2番手霧沢との戦闘が始まるのだが、
ここで何故霧沢が悲鳴を上げた理由が判明した――霧沢の侵略、無支援ラフリア(冬)。
先回りしようとしておのっちのいるマスに引っ掛かってしまったのだった。

ともあれ幸運にも鍵を守り通したおのっち。
クーがアサシン+白で「祠待ち」を試みるも、
生憎今は「おのっちタイム」――そう、審判の石像の効果が残っているのだ。
これ幸いとおのっちは現世の歩兵を配置しつつ2つ目の祠へ。
手札は緑、そして配置モンスターは――遂に来た、現世の歩兵で12/12となった「審判の石像」だ。

早くも入城にリーチをかけてしまったおのっちに対し、
先程敗れたアルが1番、
そして「祠待ち」をしていたクーが2番で戦闘を予約。
一方霧沢は飛ばされた位置が悪く、
十分な先回りが出来ずに立ち往生。
雲行きが怪しくなってしまったか。

1番手アルの侵略モンスターはガルダ。
しかし育成効果を見落としたか、
無支援ではおのっちの支援、ロータンの分すら貫けないのだ。
結局鍵はダゴン+支援心眼で攻め込んだクーの手に。

10分経過の表示が現れる中、
クーは1つ目の祠を獲得。
手札は魔法2枚だが配置はスカルマン。
対戦相手としてはあらゆる白支援が使われる可能性を考えなければならない強敵だ。

そして迎えたチェイサーターン。
他チェイサーがすぐには攻め込めないと判断したおのっちは、
次の祠に残っているクーの石像をラフリア(冬)+心眼で撃破し、
手札に白を残して祠を占拠。
一方残る2人はホルダーに攻め込むが、
一足早く到着した霧沢の暗黒魔王+心眼に対し、
クーの支援は同じく心眼。
戦闘の回って来なかったアルは、
ここでライフアウトとなってしまった。

決勝進出には祠到達が必須という霧沢。
「ここを守り切れば入城」というおのっちの祠待ちに対し、
霧沢はレイコーン+心眼で攻め込む。
対するおのっちの支援はフィールドアーマで、
ここは霧沢が戦闘を制した。

手札に白を残して霧沢が祠1つを獲得し、
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
しかし先程の戦闘もおのっちの優勢を覆すには至らなかった。
悠々と1番を取ったおのっちの侵略モンスターは、現世の歩兵。
霧沢はこれを死の鷲掴みで凌ごうとするが、
そこにおのっちの目くらましが突き刺さる。
そして次の祠にはおのっちのダゴナイトが、
雇い主の入城を歓迎するかの様に待ち受けていたのだった。

結局おのっちは試合時間3分を残して3つ目の祠に到達。
自身の勝利を祝うかの様に石像を置くと、
おのっちは両手の拳を空高く突き上げたのだった。

<<<試合終了>>>

序盤の勢いそのままに入城まで突っ走ったおのっちは、
2試合通して祠4つを獲得。
これが決勝進出の決め手となった。
対する2位の霧沢は序盤のミスが響き、
わずか3点差で予選落ち。
4大会連続の決勝進出は成らなかった。

序盤の鍵取りに失敗したクーは3位。
今までの試合データを見ても鍵取りに失敗して吹き飛ばされたプレイヤーはほぼ全て負けており、
序盤の立ち回りが重要であることを証明する形となった。

そして大会初参加というアルは、
「風雷デッキ」という意欲的なデッキを持ち込むものの、
2試合通して2回しか戦闘に絡めないという残念な結果に終わった。
次回のリベンジに期待したい。
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厚木まで飲みに

2008-03-30 00:27:30 | 大会
昨日は大会の取材の為に厚木ゼットンへ。
参加人数が読めなかったので色々不安だったのですが、
結局12人で行なわれることとなりました。
ちなみに私は今回はレポートのみを担当することとなりました。

大会は12人が3プロックに分かれて2回対戦、
予選の成績上位8人が準決勝に進出、
準決勝の各試合の上位2人が決勝進出、
という流れで行なわれました。
おのさんが「自爆」して決勝進出を逃したり、
クーちゃんが勝負どころで悉く戦闘1番を逃したり、
と色々なアクシデントがあって、
結局地元プレイヤーのコンさんが優勝。
優勝賞品の未開封50枚パックを獲得しました。

その後は吉祥寺大会でもお馴染みの「城巡りイベント」が行なわれ、
私も1回だけ参戦。
全く空気を読まずに10分ぐらいで入城し、
ロケテスト版「墓荒らし」を頂きました。
ちなみに城巡りでの試合進行は次の通りです:

開幕天女で鍵取り
→ラフリア(春)+手札かすめ取りで祠1つ目
→レッド・アイズで攻め込まれてかすめ取りを使われるが不発
→ワームでハコリスや天女をコピーしつつ祠1つ目、シードラコ+緑
→ゴーストとネオンを使って戦闘1番、ピノで討ち取る
→祠待ちされなかったのでガルダ+手札AIグリゲーターで祠2つ目
→ポイスパ+天空の武具をグリゲーターで、バルキリー燕+ヤドカリンをAIで討ち取る
→シータンクで天女を戻しつつ祠3つ目、入城

その後はおのさんクーちゃんみぃ姉さんMIRAさんと近くの焼き鳥屋へ。
焼き鳥を食べたりおのさんを10回程毒殺したり、
と色々堪能した後、21時くらいに電車で帰路に就き、
新宿で解散となりました。
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厚木はどうするか

2008-03-29 01:02:09 | 釣果/ロケ情報
昨日は午後から千葉入り。
夕立のせいで色々酷い目に遭ったのですが、
ひとまずラッキーでアヴァロンをプレイ。
レベル上げICですが順調に6枚目に突入し、
ここからが本番という感じです。
ちなみにラッキー、フェリシダ共に車輪は未入荷でした。

その後はカードショップを覗いてみたのですが、
何と本八幡宝島の店員トラぞ~さんとばったり対面。
マジックのカードを色々買われていました。
機会があればシールド戦をやってみたいものです。

駅で解散した後は改札内の食堂で軽く腹ごしらえをし、
そのまま津田沼、本八幡のコンボ。
エースではフリープレイ告知のポスターが張られていて、
AO.さんのイラストも見ることが出来ました。

そんな訳でこの日は何とか終電前には帰宅することは出来ました。
問題は今度(つまり今日)のゼットンでの大会です。
取り敢えず起きられたら参加ということで。
一番の問題は「大会後に飲みに行かない可能性が高い」ということなのですが(結局それか)。
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津田沼SDB25レポート(その8: 「負けない」選択と「勝つ」選択編)

2008-03-28 01:51:16 | 大会
昨日は夕方から川崎入り。
車輪が入るというウェアハウスに行ってみたのですが、
幸運にもアヴァロンもアクエリも健在でした。
というかアクエリと車輪の両方が置かれている店というのは、
ここ以外では見たことがありません。

そしてサイキック5ですが、
今回2度目となる「グランドスラム」を達成。
ちなみに電球を3回連続で真正面から直撃してしまい、
1回捨てゲーしたのは秘密です。

という訳でSDB25のレポートは今日から2回戦に入ります。
今回お送りする第1試合は、
津田沼で久々の優勝を目指すセイさんが、
チャイレンデッキのねんねんさんに挑みます。

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予選2回戦第1試合(ロン、年年歳歳花相似《ねんねん》、AZOTH、セイ)

SDB18以来の優勝に向けて好スタートを切ったセイ。
しかしそこにチャイレンという「地雷」を抱えたねんねんが立ちはだかる。
珍獣の大量配置によって祠に行けない「泥試合」が発生すれば、
勝ち負け以前の問題となってしまう。
セイにとっては審判の石像と配置越えの引きが勝負の鍵となるだろう。

勿論「天変地異の化身」AZOTH、「挑戦する男」ロンの存在も忘れてはならない。
AZOTHの開幕天変地異は発動するのか、
そしてロンの挑戦状は鍵取りに直結するのかにも注目したい。

<<<試合開始>>>

マップは博物館(朝)、北西スタート。
天女の羽衣の詠唱の無い中、
鍵を取ったのはAZOTH。
一方セイはミスブラッディー+手札白で祠待ちを敢行し、
ロンは「挑戦状」と相性の良い黄玉文明を配置。
そしてねんねんは例によって珍獣配置による「仕込み」を開始、
とそれぞれがほぼ思惑通りという開幕となった。

開幕で天変地異を唱えることが出来なかったAZOTHは、
ホルダーターン開始と共に悲鳴を上げる。
こんな時に限って白支援が手札に固まって入ってしまったのだ。
結局千年の王配置+手札白3で立ち往生してしまい、
早くも「泥試合」の予感である。

この「事故」に対してロンは早くも挑戦状を詠唱。
ポイズンスパイクで侵略を試みるが、
AZOTHの支援「心眼」が公開された時、
今度はロンが悲鳴を上げた――ロンの支援は、黒の称号であった。
その頃セイは手札を黄1白2とし、
ねんねんは更に配置数を稼いでいたのだった。

何とか鍵を守り通したAZOTHだが、
よりによってこのタイミングで天変地異が手札に来てしまう。
天変地異を唱え、手札を黄1白2とするものの1歩も動けず、
チェイサー達に大きな隙を見せてしまう。

何としても祠2つを獲りたいセイは急いでホルダーを追うが、
1番を取ったのは再度挑戦状を唱えたロン。
そのロンは今度はクマゴロウ+覚醒でオーバーキルを狙うが、
AZOTHの支援、AIの前に屈し、早くもライフアウトを迎えてしまう。
そして2番手になったセイの侵略は、ジラクリムゾン+珍獣の羽。
AZOTHは何とかして耐えようとするが――支援がトリックスターでは、オーバーキルダメージを3点に抑えるのがやっとであった。

序盤で時間を大きくロスしてしまったセイは、
急いで1つ目の祠へ。
現世の歩兵で強化された審判の石像を配置し、
手札も白2として祠2タテに賭ける。

ここで今までずっと「仕込み」を続けていたねんねんが動く。
勿論侵略モンスターは、1回戦では不発に終わった「緑の悪魔」チャイレン。
リベンジとばかりに支援フェレットを付けて勝負あり――と思われたが、
何とセイはこの攻撃を天空の武具で耐え切ってしまう。
まさかの敗北に今度はねんねんのサテライトから悲鳴が上がった。

幸運にも2番手で戦闘が回ってきたロンだが、
戦闘が始まるよりも早く、ロンが再び悲鳴を上げる――ロンの侵略は、シーウエポン+支援アマゾーネ。
これでは耐久値24の審判の石像を倒せないのだ。
結局珍獣の羽を使ったセイに、
2点のライフを献上するだけの結果となってしまった。

何とか鍵を守り通して、
祠2タテ、そして決勝進出を大きく引き寄せたセイ。
しかしそれを阻んだのは、
やはりねんねんの配置した大量の珍獣達であった。
ポヨロールと珍獣の羽による開幕テレポートも空しく、
手札に配置越えのカードを引くことの出来なかったセイは、
半分切れ気味に、ねんねんのポヨロールを審判の石像+支援ウォーリアーで粉砕。
これでねんねんはライフアウトとなり、
今までの仕込みは全て無と帰したのだった。

手札に赤緑白を残したまま立ち往生するセイに対し、
ワープゾーン前で様子を見ていたAZOTHはライフ維持の為、
現世の歩兵を千年の王+亡者の盾で除去。
続いてライフの残りわずかなロンは、
翼のエトワール+支援ハコリスでセイに挑むが、
セイの支援、トリックスターを貫通できずに2度目のライフアウト。
そして3番手ながらも戦闘が回ってきたねんねんは、
めげずに配置数を増やした後、またしてもチャイレンで侵略。
支援こそ無いものの、セイの支援クマゴロウを貫通するには十分な威力であった。

残り3分にして漸く鍵を手に入れたねんねんは、
手札に赤2緑1を残したまま1つ目の祠に辿り着くも、
配置モンスターはチャイレンではなくアンチュ。
「ずっとチャイレンのターン」とは、やはりいかない様だ。

時間的に最後のターンとなるかも知れないチェイサーターン。
3人全員が飛び込むが1番を取ったのはAZOTH。
しかしその侵略は、何とアサシン+支援トットー。
確率17%の即死に賭けた様だが――ねんねんの支援は、クマゴロウ。
続く2番手のセイの侵略モンスターは、ナイトキャット。
ねんねんの手札には2枚目のクマゴロウは、無かった。

2つ目の祠を賭けたセイはホルダーターンが訪れることを祈ったが、
彼の前に現れたのはホルダーターンの表示ではなく、試合終了を告げる校長の姿であった。

<<<試合終了>>>

結局試合はセイが1位となったが、
「泥試合」となったお陰で祠を1つしか周ることが出来ず、
ホルダーターンも稼げなかったということで、
久々の決勝進出とはならなかった。

ねんねんの過剰配置が試合の流れを決めてしまった感はあるが、
その前のAZOTHの「事故」、
そしてセイの開幕の祠待ちも、
少なからず「泥試合」の原因になっていたことにも注目しておきたい。
もしAZOTHが開幕で事故を起こさなければ、
あるいはセイが開幕で祠を空けていれば、
また違った結果となっていただろう。
いずれにせよ「負けない」ことと「勝つ」ことの間には、
大きな隔たりがあることを実感させる試合であった。
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津田沼SDB25レポート(その7: 仁義無きオーバーキル編)

2008-03-27 00:00:00 | 大会
昨日は午後から吉祥寺入り。
車輪ですが相変わらずCPUが無理ゲーで、
全く勝てるビジョンが見えません。
ロードオブヴァーミリオンが出る前には一通りクリアしたいところなのですが。
ちなみに引きは何故かエルフ祭り状態。
戦前の予想は大きく覆されつつあります。

という訳でSDB25のレポートに入ります。
今回は1回戦最終試合ということで、
1回戦での祠到達数の集計結果もあります。

----

予選1回戦第5試合(セイ、ルドルフ、がんのすけ、冥ペンAO.《AO.》)

津田沼の大会は久々というルドルフとがんのすけが参戦したこのブロック。
ルドルフは吉祥寺の大会で優勝経験があり、
がんのすけは第8回のエース杯でベスト8に残っている、
とどちらもかなりの実力者。
決して侮れない存在だ。

対するはSDB2度目の優勝を目指すAOドット、
津田沼の大会では最近不振が続いているセイ。
この大会で復活を果たせるかにも注目だ。

<<<試合開始>>>

マップは太陽の庭園(昼)、東スタート。
唯一天女の羽衣を唱えたセイに対し、
AOドットはMr.ジェントル+手札赤緑で祠待ちを試みるが、
既にセイは審判の石像を用意済みであった。
一方ルドルフは祠横に付け、
がんのすけは移動にトラブルを起こしたか、
ワープゾーンの側で様子見という立ち上がりとなった。

石像の効果で祠を空けたセイはやや移動に不安があったものの、
天女の羽衣の力でまずは祠1つを獲得。
現世の歩兵を配置するものの手札は無く、
戦闘1番を取ったプレイヤーに鍵が渡るのは確実だ。

さて祠待ちを肩透かしされたAOドットだが、
幸運にもホルダーからは一番近い位置。
すかさず戦闘1番を…といいたいところだが、
がんのすけのシータンク配置狩りが先だった。
がんのすけがガルダ+支援アマゾーネでシータンクを「除去」した後、
AOドットの侵略はMr.ジェントル。
当然支援を使うと思われたが、何とAOドットの支援は、無し。
+5が出てしまったらアウトなのだが――ここは+10が出てAOドットの勝利。

勝率2/3の勝負を制して鍵を手に入れたAOドットは、
先回りがうまく行かずに立ち往生してしまったルドルフの進路を魔法剣客で塞ぎつつ、
まずは1つ目の祠へ。
ジラクリムゾン+手札黄緑でチェイサー達を待ち構える。

序盤の出遅れを取り戻したいがんのすけは急いでホルダーのいる祠を目指すも、
1番を取ったのはルドルフ。
SDBでは珍しいエキストラモンスター、アルビノにアンデッドソードを付け、
AOドットの支援ハコリスを貫く。

無事鍵を手に入れたルドルフは天女の羽衣をうまく使い、
手札に白を残したまま現世の歩兵を配置。
これで祠1つ目を獲得し、セイとAOドットに追い付いた。

時間的にも後が無いがんのすけは必死にホルダーを追うも、
1番を取ったのは祠横のセイ。
石像+アンデッドソードで勝負を決めに来るが――何とルドルフの支援は目くらまし。
セイは先程のオーバーキルの影響もあってここでライフアウトとなり、
結局鍵はストラグラー+アンデッドソードで攻め込んだ2番手、がんのすけの手に。

残り5分というところで漸くホルダーとなったがんのすけは、
1つ目の祠に辿り着くもののモンスター配置は無し。
1番を取ったプレイヤーに鍵が渡るのは確実な状況だ。

マップが朝に変わり、
各プレイヤーが1個ずつ祠を取って迎えたチェイサーターン。
祠横で待ち構えていたAOドットがダゴナイト+カブトスで鍵を奪う一方、
既にライフアウトしておりポイントで不利なセイが、
逆転を賭けてジラクリムゾン+赤1白2で祠待ち。
これで勝った方が2つ目の祠を獲れるという状態だ。

2つ目の祠を獲って決勝への切符を引き寄せたいAOドットだが、
耐久値16のジラクリムゾンに対抗できるソリューションを手に入れられず、
祠の直前でスケールイータ配置+手札青白として止まってしまう。

これに対してチャンス到来とばかりに攻め込んだのは、
丁度祠で待ち構えていたセイ。
デッキのリセットされたガルダにウォーリアーを付け、
AOドットの支援死の鷲掴みを貫通、
再び鍵を手に入れることに成功する。
そしてルドルフは先程のオーバーキルが響いてここでライフアウト、
決勝進出を巡るレースから1歩後退となってしまった。

残り時間3分を切ったところで、
セイは手札を黄2白1として2つ目の祠を獲得、
決勝への切符を一気に引き寄せることに成功する。

時間的に最後となるであろうチェイサーターン。
3人全員が攻め込むが1番を取ったのはAOドット。
ジラオーカー+ヤドカリンでセイから鍵を奪ったところで、
丁度試合終了となったのだった。
(注記: セイの支援が何だったかは残っていませんでした。)

<<<試合終了>>>

東京方面での大会最多優勝を誇るセイが、
祠2つを周って1位。
復活に向けて大きな1歩を踏み出した。

2位のAOドット、3位のがんのすけ、4位のルドルフも祠を1つずつ獲り、
2回戦に希望を繋いだ。
この中でルドルフのみ1ミスで、
決勝進出の面でやや不利という状況だ。
果たして2回戦での逆転成るか、
注目したいところだ。

----

試合レポートが1段落したところで、
予選1回戦での祠到達数及びミス(ライフアウト)回数の確認をしておこう。

祠3+ノーミス: 私
祠2+ノーミス: リチア、クー、霧沢
祠2+1ミス: セイ
祠1+ノーミス: ロン、ねんねん、ルーファス、ブカブカ、AOドット、がんのすけ
祠1+1ミス: コバ、にゃむ、KOZYA、AZOTH、おのっち、ルドルフ
祠0+ホルダーターン無し: Kim、アル、時雨

今回は祠3つ(即ち入城)が1人、
祠2つが4人という立ち上がりとなった。
ここ数回の大会では「2試合で祠4つ」「2試合で祠3つ+ノーミス」が決勝ボーダーとなっており、
2回戦でも気を緩めることなく、
祠2つ以上を獲って決勝進出に繋げたいところだ。

勿論ノーミスで祠1つの6人、1ミスで祠1つの6人、
そして祠0の3人にもまだまだチャンスはある。
但し入城がほぼ必須条件となるので、
非常に厳しい戦いとなるのは確実だ。
果たして祠2つ以上の5人が決勝の枠を占めるのか、
それとも祠1つ以下組が反撃に出るのか、
それは予選2回戦のレポートを待ってもらいたい。
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津田沼SDB25レポート(その6: 石像は何処へ行った編)

2008-03-26 02:33:35 | 大会
昨日は夕方から川崎入り。
ウェアハウスに行ってみたところ、
どうやら27日に悠久の車輪が入るとのこと。
果たしてアヴァロンは撤去を免れるおとが出来るのか注目です。

そして悠久の車輪ですが、
計6回やってゴブリンもタコも出ないという「予想外」の展開。
それどころかレアまで引いてしまい、
これはもう風向きが変わったとしか言い様がありません。
もっともCPUが理不尽に強すぎて、
別の意味でモチベーションが下がっている訳ですが。

という訳でSDB25のレポートに入ります。
今回お送りするのは予選1回戦の第4試合、
前回ファイナリスト2名が激突したこの試合は、
予想外の展開となりました。

----

予選1回戦第4試合 (bukabuka《ブカブカ》、おのっち、時雨、ルイーゼ《霧沢》)

前回のSDB24のファイナリスト2人が参戦するこのブロック。
霧沢にとっては優勝奪回が、
そしてブカブカにとっては大会初優勝がかかっている重要な一戦だ。

前回エース杯では初参加にして予選通過を果たした時雨、
そしてSDB初優勝を目指す「本八幡のレジェンド」おのっちの動向にも注目したい。

<<<試合開始>>>

マップは博物館(夕方)、南東スタート。
天女の羽衣の詠唱は無く、
霧沢と時雨が移動で鍵取りに。
その間にブカブカは次の祠横に付け、
そしてアサシン+手札緑で祠待ちしているのは、
意外にもおのっちであった。

両者譲らずという雰囲気の鍵取りを制したのは、
エース杯での雪辱に燃える時雨。
まずは祠を目指したいところだが手札に白が固まっては祠どころではなく、
レイクーン+赤1白2で立ち往生してしまう。

これで命拾いをしたのは、
鍵取りに敗れて吹き飛ばされてしまっていた霧沢。
鬼ブル+死の鷲掴みで支援が心眼だった時雨から鍵を奪い、
出遅れを挽回するチャンスを得る。

その間におのっちは手札を青緑としていたが、
ここは霧沢が一枚上手だった――霧沢の侵略、ケンタウルスヘル+心眼。
ヤドカリンでは、先制避けを貫けないのだ。

霧沢が手札に白を残したまま、
祠1つを獲得して迎えたチェイサーターン。
これに攻め込んだのは、
祠横で待ち構えていたブカブカのみ。
アサシン+支援背水の陣という侵略に対し、
霧沢は支援を使わず、
鍵はブカブカの手に。
しかしその間におのっちは、
今度は現世の歩兵+手札緑白で待ち構えていたのだった。
彼のトレードマークというべき石像の姿は、未だに見えないままだ。

「決勝進出とはいわず優勝を目指す」と大会前からモチベーションの高かったブカブカは、
おのっちのいる祠にダゴナイトで侵略。
おのっちはハコリスで抵抗を試みるが、
そこに無情にもブカブカの支援、モグタンが突き刺さる。

おのっちがライフアウトし、
ブカブカが祠1つを獲得して迎えたチェイサーターン。
手札は無いので戦闘1番を取ったプレイヤーに鍵が渡るのは確実なのだが、
1番を取った時雨の侵略モンスターはシータンク、
そして支援は――無し。
ダゴナイトの能力を見落とすという致命的なミスのせいで時雨はライフアウト、
優勝戦線から大きく後退してしまった。

ともあれ幸運にもホルダーを維持できたブカブカだが、
次の祠に待ち構えているのは、
またしてもおのっち。
シータンク配置+手札赤1白2という布陣に対し、
ブカブカはチャリオ+支援ヤドカリンで攻め込む。
対するおのっちの支援は死の鷲掴みで勝負は確率に委ねられ、
その結果――確率即死は発動せず。

3回目の祠待ちで漸く鍵を手に入れたおのっちは、
残り5分を切ったところで手札を黄2赤1白2として祠1つ目を獲得。
ここから「おのっちタイム」は発動するのか。

マップは夕方のままで迎えたチェイサーターン。
先程敗れたブカブカが攻め込むが、
1番を取ったのは前ターンのうちに祠横に付けていた霧沢。
魔法剣客+心眼でおのっちの支援フェレットをしっかり受け止め、
再度鍵を手に入れることに成功。

試合時間も残り3分を切り、
恐らく最後であろうホルダーターンを得た霧沢は、
長考の末にガルダ配置+手札白として2つ目の祠を獲得。
決勝進出への切符を一気に引き寄せる。

時間的に最終ターンとなるであろうチェイサーターン。
全員が攻め込むが1番を取ったのは先回りしていた時雨。
その時雨の侵略は、リンリン。
両者無支援で迎えた戦闘は、
デッキが1周して捨て山が空になった霧沢がオーバーキルされる、
という結果に。
しかし漸く鍵を手に入れた時雨の為のホルダーターンは、
遂に訪れることは無かったのだった。

<<<試合終了>>>

試合はノーミスで祠を2つ周った霧沢が1位、
ノーミスで祠1つのブカブカが2位という結果となった。
時雨は祠を周ることが出来ずに4位に終わり、
雪辱を果たすのは難しい状況となってしまった。

審判の石像による「おのっちタイム」に期待がかかったおのっちは、
祠を1つ周るもライフアウト1回を喫して3位。
石像を置くどころか終始祠でガチ守り、
というのは予想外のプレイングであった。
今回は石像無しのデッキなのか、
使うタイミングが無かったのか、
それとも対戦相手を混乱させる為の作戦なのかはこの時点では不明だが、
ともあれ決勝進出にはやや不利な状況となってしまったのは確かだ。
果たして2回戦で挽回できるのか注目したいところだ。
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津田沼SDB25レポート(その5: 始球式で消える魔球とは編)

2008-03-25 00:40:40 | 大会
昨日は所用の関係で午後から吉祥寺入り。
車輪は都合5回プレイしたのですが、
ゴブリン1枚タコ0枚という結果に。
どうやら日曜の引きで流れが変わった様です。

アヴァロンですが夜になってコバさんが現れたので、
少しだけ対戦。
次回SDBに向けて色々な調整を試みるコバさんに対し、
私も色々とカードの差換えを実行。
まだまだ研究の余地がある様です。

という訳でSDB25のレポートに入ります。
今回は予選1回戦第3試合、
大会初参加のプレイヤーが参戦したこのブロックは、
予想外の大荒れとなりました。

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予選1回戦第3試合(アル、AZOTH、クー、タチアナ《リチア》)

今回がSDB初参加という「期待の新人」アルが参戦するこのブロック。
対するは各地大会で多数の優勝経験を持つ「地球に優しい男」クー、
最近徐々に実力を付けつつある「千葉のアイドルプロデューサー」リチア、
そして津田沼の大会では最早お馴染みの「天変地異を起こす男」AZOTH。
当然この試合でもAZOTHの「天変地異」に期待がかかる。

ところがこの試合は、
何と予想外の「大荒れ」となるのであった。

<<<試合開始>>>

マップは月光の庭園(昼)、西スタート。
唯一天女を唱えたクーに対し、
まだ天変地異を引けていないらしいAZOTHはすかさずミスブラッディーで祠待ちを試みるが、
そこにクーの狙い澄ました審判の石像。
一方リチアは無難に祠横へ先回りし、
アルは移動事故を起こしたか、先回り出来ずに立ち往生。
各プレイヤーの明暗がはっきりと分かれた立ち上がりとなった。

まずは鍵を手に入れたクーはそのまま1つ目の祠へ。
スカルマン配置+手札緑でチェイサー達を迎え撃つことに。

そして迎えたチェイサーターン。
出鼻を挫かれたAZOTHが1番で攻め込む中、
何とリチアが天変地異を詠唱。
「天変地異を起こす男」のお株を奪う奇襲に、
ギャラリーからどよめきが起こった。

そして戦闘シーン。
1番AZOTHの侵略モンスターはフリィーキィー。
支援を使わずにクーの行動を待つことを選んだAZOTHだが、
クーの支援「目くらまし」によって返り討ちにされてしまう。
結局鍵は審判の石像で攻め込んだリチアの手に。
そして天変地異の効果によって、
次の祠に先回りをしていたアルは吹き飛ばされてしまうのだった。

ともあれ鍵を手に入れたリチアは、
そのまま1つ目の祠を獲得。
手札に青を残してジラコバルトを配置し、
更に天変地異の効果が発動。
これでアルはホルダーから完全に遠ざけられてしまった。

この「天変地異プロデューサー」に攻め込んだのは、
「『元祖』天変地異を起こす男」AZOTH只一人。
サラマンダーMX+心眼という侵略に対し、
リチアはトットーを使うも避けは不発。

序盤の出遅れを取り戻したいAZOTHだが、
天変地異で飛ばされた位置が悪かったか、
祠まで辿りつくことが出来ず、
アサシン配置+手札青2赤1で立ち往生。
残りライフの少ないAZOTHにとっては厳しい展開だ。

次の祠に先回りをしていたクーとアルは、
予定外の「事故」で身動きが取れず、
攻め込んだのはリチアのみ。
その侵略、スケールイータ+心眼に対し、
今度はAZOTHがトットーを使用。
勝負は確率に委ねられ、その結果――避け発動。
ここでもリチアは確率の女神に嫌われることとなった。

辛くも鍵を守り通したAZOTHは、
残り5分を切ったところで漸く天変地異を唱え、1つ目の祠を獲得。
しかし鬼ブルを配置したものの手札は無く、
戦闘1番を取ったプレイヤーにで鍵が渡るのはほぼ確実だ。

マップチェンジ発生もマップは昼のままで迎えたチェイサーターン。
リチアが戦闘1番を取る中、
今度は何とクーが天変地異を詠唱。
「3人が天変地異使用」という事実に、
またしてもギャラリー達の間からどよめきが起こった。
そしてここまで全く戦闘に絡めなかったアルはここで無念のライフアウト。
このまま見せ場もなく終わってしまうのか。

無支援ネオンで鍵を奪ったリチアは、
AI配置+手札白2として2つ目の祠を獲得。
遂に決勝進出も「プロデュース」出来る位置に辿り着いた。

時間的に最後となるであろうチェイサーターン。
3人全員が攻め込むも1番を取ったのは「地球に優しい男」クー。
クーの侵略モンスター、魔法剣客に対して堕天使の嘆きで抵抗を試みるリチアだが、
クーの支援が目くらましでは戦闘シーンを長引かせるだけの結果となった。
そしてここで「天変地異を起こす男」AZOTHはライフアウトし、
決勝ラインから1歩後退となった。

ホルダーターンが来るかどうか微妙な時間帯だが、
ぎりぎりのタイミングだったか、ターンは訪れた。
クーが2つ目の祠に辿り着いたところで漸く試合終了となったのだった。

<<<試合終了>>>

クーとリチアの2人がノーミスで祠2つを周ったこの試合は、
戦闘ポイントの差でリチアが1位、
クーは2位という結果となった。

3位のAZOTHは祠1つを獲るも終盤惜しいところで1ミス。
決勝進出は厳しいところだ。
4位のアルは一度も戦闘に絡めず、
痛恨の0点終了。
2回戦では次回に繋がる試合に期待したい。
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津田沼SDB25レポート(その4: 予想外デッキ大集合編)

2008-03-24 00:51:02 | 大会
昨日は八千代のネバーランド、
八千代台のカーニバルと「はしごアヴァ」した後、
夕方辺りに津田沼へ。
エースでクーちゃんみぃ姉さんKimさんAO.さんらと合流し、
その後はクーちゃんみぃ姉さんとPIAで車輪。
いきなり「排出2枚がゴブリンとタコ」という「奇跡的な」引きの後、
もう2回やったところで解散。
最後に新宿で2回やったのですが、
ここではゴブリンもタコも出ない平和な引き。
もっとも排出は2枚とも別スターターのカードだった訳ですが。

そんな訳で本題に入ります。
SDB25の予選第1試合、
個性派デッキの集まるこのブロックは、
意外な結果となりました。

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予選1回戦第1試合(年年歳歳花相似《ねんねん》、ピッチュと遊ぼ!《コバ》、ロン、にゃむ)

SDB環境でチャイレンを使用して好成績を挙げたねんねん、
エンゼルピッチュで大会制覇を目指すコバ、
前回のエース杯でドリルザーグ入りの魔法デッキで話題を集めたロン、
と個性派プレイヤーが揃った第1試合。
そんな中での注目株は、
SDB23で決勝進出経験を持つにゃむ。
基本は聖騎士の紋章入り戦人デッキだが、
玉文明による育成ギミックや、
「魔法剣客+硬気功」という「爆弾」も装備しており、
一度鍵を取れればそれこそ「ずっと俺のターン」されかねない要注意人物だ。
果たして決勝での雪辱を果たすことは出来るのだろうか。

<<<試合開始>>>

マップは試練の塔(昼)、南東スタート。
天女を唱えるプレイヤーは無く、
歩き勝負となった鍵取りを制したのはにゃむ。
残り3人は先回りとなったが、
コバとねんねんが祠横に対し、
ロンは1マス離れた位置でやや不利という立ち上がりとなった。

ともあれ鍵を手に入れたにゃむは、
うまく配置とチェイサー達をかわしてまずは祠1つを獲得。
ナイトキャットを配置した上に手札に白2枚を残し、
早くもエンジン全開という趣きだ。

そして迎えたチェイサーターン。
配置数を増やしつつ先回りを試みるねんねん――やはりチャイレンデッキの様だ――に気を取られていたギャラリー達は、
スピーカーから発せられる声に思わず「耳」を疑った――そう、祠横のロンが、何と「挑戦状」を唱えたのだ。
やはり今回「も」魔法デッキの様だ。

そして戦闘開始。
1番を取ったのは勿論祠横のコバ。
その侵略は――早くも来た、「海洋族に嫁入りした元珍獣」エンゼルピッチュ。
ところがコバの支援ベビドーラはにゃむの硬気功であっさりと止められてしまい、
2番手のロンに戦闘が回ってくる。
そのロンの侵略モンスターを見て、
ギャラリー達は今度は「目」を疑うこととなった――何とSDB環境下で「ドリルザーグ」の戦闘モーションを見ることとなったからだった。

ちなみに戦闘はロンの支援珍獣の羽に対し、
にゃむは支援を使わずロンの勝利。
勝敗以前に「ドリルザーグがデッキに入っている」という事実に、
ギャラリーは大いに沸き立ったのだった。

さて首尾良く鍵を手に入れたロンだが、
天女の羽衣を使うもののやはり魔法ばかりでは移動が苦しいらしく、
シータンク配置+手札黄1魔法1白2で止まってしまう。
早くも泥試合の予感である。

ここで動いたのがここ2ターンを「仕込み」に費やしていたねんねん。
その侵略は――遂に来た、「緑の悪魔」チャイレン。
支援もフェレットで勝負あり…と思われたが、
何とロンは支援「天空の武具」で耐えきってしまう。
まだ配置数が十分ではなかったか。

何とか鍵を守りきったロンだが、
次の祠には先程ねんねんが配置したチャロが残っていた。
これに対しロンはテレポート付きバルキリー+珍獣の羽で攻め込む。
何とか抵抗を試みるねんねんだが、
支援がクマゴロウではオーバーキルを防ぐのがやっとだった。

ロンが手札に緑を残したまま祠1つ目を獲得して迎えたチェイサーターン。
ここで勝てなければライフアウトというコバがまず1番、
続いて先程痛恨の敗北を喫したねんねんが2番で戦闘を予約。
まずコバの侵略は、現世の歩兵で強化されたエンゼルピッチュ。
これに覚醒を付けたところに、狙い澄ましたロンの支援ハコリス。
避け80%の表示の中、前大会での「奇跡」を祈るコバだったが、
現実は無情だった。
結局鍵はチャイレン+支援モグタンで攻め込んだねんねんの手に。

先回りをしていたにゃむが祠待ちをしなかったということで、
次の祠は空。
ねんねんはにゃむの進路をしっかりと塞ぎつつ、
祠にユキ・ダルマンを配置。
手札も赤1緑2としてまずは祠1つ目獲得となった。

マップが夕方に変わって迎えたチェイサーターン。
進路上の配置をうまくかわしたにゃむが1番を取る中、
ロンはまたしても挑戦状を使用。
ところが位置が悪かったか、
ホルダーとは反対方向に飛ばされてしまい、
その間にコバが2番手で戦闘を予約。
結局ロンは3番手な上に遠距離戦となってしまった。

ここで勝てば祠2つ目はほぼ確実というにゃむは、
魔法剣客+支援ベビドーラで侵略。
しかしこれはねんねんのフェレットで切り返されてしまい、
にゃむはここでライフアウト。
続く2番手コバの侵略は、スケールイータ+支援魔鏡。
対するねんねんの支援は、ハコリス。
避けが決まればねんねんの勝利は揺るがないものとなるのだが、
ここはコバの祈りが勝って避けは不発。

残り時間3分を切ったところで、
コバは漸く祠1つを獲得。
手札は赤白、そして配置は――残念ながらエンゼルピッチュではなくクマゴロウ。

時間的に最終ターンとなるであろうチェイサーターン。
全員がホルダーに飛び込むが1番はロン。
ロンの侵略ポイズンスパイクに対して心眼を使うコバだが、
ロンの支援は先制ではなく、天空の武具であった。
そしてこれがこの試合の最後の戦闘となったのだった。

<<<試合終了>>>

全員が仲良く祠1つを周って終えた第1試合は、
ホルダーターン数とライフアウトの有無の差でロンが1位。
以下2位ねんねん、3位コバ、4位にゃむという結果となった。
今のところ全員に決勝進出のチャンスがあるという状況だが、
既に1ミスを喫しているコバとにゃむにとっては、
厳しい戦いを強いられることとなるだろう。
2回戦での挽回に期待したい。
コメント (2)
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果たしてICを使い切れるのか

2008-03-23 01:55:01 | その他
昨日は所用の関係で幕張へ。
最近色々とネタにしがちな悠久の車輪ですが、
やはりここはやっておくべきだろうと思い、
遂にスターターを購入し、
更にチュートリアルをプレイ。
その結果…、

スターター: 赤青(ゴブリン2体タコ1体の「仁義無き」スターター)
排出: スターターのコモンゴブリンがいきなりダブる

…というか直前のプレイヤーがレアを引いた時点で、
もう未来が無いのは予想できていました。

その後は津田沼に立ち寄り、
チュートリアル後編を1回だけプレイしたのですが、
排出はまたしてもゴブリン。
早くも「ゴブリン以外を引く枚数を数えた方が早い」仮説が実証されつつあります。

更に帰り際の新宿でシナリオモードを2回プレイし、
漸く人間を引くことに成功。
ちなみにもう1枚はスターターの人魚でした。
最早笑うしかありません。

という訳で今日から車輪の「引き情報」を公開、
随時更新してゆく予定です。
一応レアリティ情報も付けておきますが、
寧ろメインは「ゴブリンでもタコでもないカードはどれだけ引けるのか」です。
スターターのデッキを何組作れるかにも注目です。
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津田沼SDB25レポート(その3: まさかの2連発編)

2008-03-22 01:23:20 | 大会
昨日は所用の関係で夕方から千葉へ。
ラッキーやらフェリシダやらでまったり過ごした後は津田沼に立ち寄り、
PIAで車輪スターターを買おうかどうか迷ったり、
エースでアヴァロンを軽く触ったりしました。

という訳でSDB25のレポートに入ります。
今回も私の出場した試合です。

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予選2回戦第5試合(Kimberly、マヤ《私》、Bukabuka、ルドルフ)

点数的に祠1つを取れればほぼ決勝進出というこの試合、
ここ数回の対戦では割りと負け越し気味のルド君と当たってしまう。
基本的に無能力系が多いのでジラコバルトを2枚目のラフリア(冬)に差し替えようか、
と思ったりもしたが他の2人は普通に戦闘時能力持ちを使うことが多いので、
結局デフォルトのままで行くことに。
勿論レイクーンもそのままである。
果たしてこれがどう働くか。

<<<試合開始>>>

マップは図書館(夕方)、南スタート。
今回は天女もゴーストも引けず、
素直に先回りをすることに。
ひとまず石像を置いて様子を見るが、
祠は私とルドルフとの間に移動。
いきなり早押し勝負となってしまった。
ちなみに鍵は天女を使用したブカの手に。

これで事故が起こればまた違った結果となったのだが、
ブカは天女をうまく使って祠1つを獲得。
配置はモグタン、手札は白1枚と、
出来れば戦闘1番を取って確実に鍵を取りたいところ。

大事な大事なチェイサーターンだが、
よりによってこんな時に限って手がぶれてしまい、
まんまとルドルフに1番を取られてしまう。
ルドルフが仕損じてくれることを祈ってみたが、
現世強化ウォーリアー+覚醒に対するブカの支援が心眼では、
戦闘は回って来ないのだった。

結局鍵は取れない上に手札に白が固まってしまい、
ホルダーに追いつくことはおろか先回りすら難しい、
といきなり窮地に追い込まれてしまったのだった。
更に追い討ちをかける様に、
ルドルフは進路を緑玉文明で塞いでくる。
これで少なくとも2ターンは鍵に絡めないことが確実になってしまった。
またしてもルドルフに嵌められてしまうのか。

とはいえ恨んでみても何も始まらないのも事実。
ひとまず進路を塞いでいるルドルフの現世の歩兵を、
レイクーン+心眼でオーバーキルし、
進路と1ターンの猶予を得ることに。
ちなみに鍵戦闘はKimの千年の王+風雷の舞に対し、
ルドルフは隼丸を使用。
即死かオーバーキルかに注目が集まる戦闘結果は――即死発動。

2試合通して漸く鍵を手に入れたKimは、
そのまま1つ目の祠を獲得。
アサシン+白でチェイサー達を待ち構える。

そして迎えたチェイサーターンだが、
当然私が出来るのは次の祠への先回りのみ。
ひとまず石像を置いて次ターンの勝負に賭けることに。
ちなみに鍵戦闘はブカが1番、ルドルフが2番で予約。
1番ブカの侵略アサシンに対し、
Kimは古代樹の実を使用。
そしてブカの支援が公開される――脆弱の沼。
耐久値が下がったことで即死確率も下がり、
Kimが有利と思われた戦闘だが――何と即死発動。
うなだれたのはKimの方であった。

鍵を奪い返して2つ目の祠を取りたいブカだが、
石像で動いた祠に行く手段が無かったらしく、
序盤に置いたシータンクの上で止まってしまう。
手札は青1枚のみなので、
アンデッドソードがあれば勝てる展開だ。

ともあれ漸く鍵を手に入れるチャンスを得た私は、
慎重に手札を操作してブカのシータンクに侵略、
ハコリス+アンデッドソードで無事撃破に成功。
実は支援の無かったブカは、
ここでライフアウトとなった。

辛くも鍵を手に入れることに成功した私は、
手札に心眼を残したまま1つ目の祠を獲得。
これでほぼ決勝進出は確定である。
(注: 自分の配置したモンスターは、
メモに残されていませんでした。)

マップが昼に変わって迎えたチェイサーターン。
身動きの取れなくなったルドルフがライフアウトする中、
ブカが1番、Kimが2番で戦闘を予約。
ブカの侵略ウォーフォークを見て迷わず心眼を使うが、
既にソリューションは用意済みであった――ブカの支援、ベビドーラ。

またしても鍵を手に入れたブカは、
そのまま2つ目の祠へ。
配置はピノ、そして手札は赤2枚と一見平凡な状態。
しかしこれが、予想外の嵐を引き起こすのである。

チェイサーターンを迎えた時点で、
私のライフは1。
従って戦闘に絡むしかないのだが、
先程心眼を使ってしまったお陰で私の手札には白支援は無し。
シータンク辺りを引ければとネオンで歩くもソリューションは引けず、
その間にルドルフが1番で戦闘を予約。
わずかな望みを賭けてネオンで戦闘を予約するも、
タッチの差で2番手すらKimに取られてしまう。
普通に考えれば絶対に戦闘が回ってこない展開だ。
そして戦闘が始まる。

第1戦、ルドルフの侵略は、スカルマン+魔鏡。
これで支援がフェレットならルドルフの勝ちだったのだが、
ブカの支援は、パンダ師範だった。
先制を読んだのかデッキ回りの関係で他に支援が無かったのか良く分からないが、
ともあれルドルフの侵略は失敗に終わった。

そして第2戦、Kimの侵略は遂に来た――攻撃値60のグラディウス。
流石に支援はもう無いだろうと思われたが、
戦闘画面となった瞬間、ギャラリーからは大歓声が上がった――ブカの支援、2枚目のパンダ師範。
まさかの敗北にまたしても泣き崩れるKimであった。

結局3番手まで戦闘が回ってきて、
鍵を奪った私はそのまま2つ目の祠へ。
手札にAIを残したままガルダを配置し、
時間をたっぷりと使う。

これで試合終了…と思ったらもう1ターン回ってきた。
ブカがダゴナイト+心眼で攻め込んで、
私はライフ1でぎりぎり生き残ったところで、
漸く試合終了となったのだった。

ちなみに試合はライフアウト無しで祠2つを回った私が1位、
ブカは2位となった。
そして終盤の粘りが効いたのか、
ブカは3点差で霧沢を破り、
2回連続で決勝進出を決めたのだった。

<<<試合終了>>>

序盤の予想外のトラブルはさすがに痛かったが、
その被害を最小限に抑えることが出来たのが大きかった。
またKimさんが祠に着いた時にルド君が先回りしなかったり、
直後のターンでブカ君が逃げに走らなかったことも、
私にとっては幸運だった。

ちなみにあの「パンダ師範2連発」は、
デッキリセットの合間にたまたま重なったとのこと。
Kimさんにとっては不運な、
そしてブカ君には決勝進出に繋がる幸運な出来事であった。
コメント (8)
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