まずは告知(というか宣伝)を。
ニコリから出ている雑誌「数独通信9」に、
私の作成した数独が掲載されています。
興味のある方は本屋で購入し、
どれがその問題か探してみると良いでしょう。
実はバックナンバーや他のニコリ出版物にも私の作品が掲載されていたりするのですが、
それについてはまた後ほど。
という訳でSDB24のレポートです。
今回は2回戦第4試合、
コバさんが決勝を賭けて戦った試合であり、
同時に今大会の「ベストバウト」が起きた試合でもあります。
必読です。
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予選2回戦第4試合(もりさわ ゆう《プリオン》、Shiina、Kimberly、コバ)
予選2回戦も3試合が終わり、
暫定4位は相変わらず祠3つ+ノーミスのAZOTH。
このブロックではコバが唯一祠2つをノーミスで周っており、
祠2つを取れればほぼ決勝進出は確定、
最悪でもノーミスで祠1つを取れれば逆転の可能性がある。
対する3人はいずれも祠を1つも取れておらず、
実質「消化試合」という状況。
もっともこういうプレイヤーに限ってデッキが「鬼回り」を見せ、
試合を引っくり返すというのはよくある話。
最後までモチベーションを失わずに試合に挑みたいところだ。
尚、プリオンは1回戦で使用したICが期限切れとなった為、
サブICでの参戦となっているが。
本文では読者の混乱を避ける為、
1回戦で使用したIC名「プリオン」で統一していることを付け加えておく。
<<<試合開始>>>
マップは試練の塔(朝)、南西スタート。
天女を唱えたプレイヤーは無く、
Shiinaが歩いて鍵を確保。
残りの3人はそれぞれ仕込みを行ないつつ祠横で待機、
と思いきやプリオンが早くもチャイレン+白で祠待ちを敢行。
またしても泥試合の予感である。
とはいえゲームはまだ序盤戦。
まだ配置数が十分でないチャイレンならば、
ということでShiinaはフリィーキィー+威圧のオーラで祠を急襲する。
対するプリオンの支援は、魔鏡。
味方の援護の乏しいチャイレンは、焼き尽くされた。
これでShiinaがまず祠を1つ獲得するが手札は空。
先に戦闘に絡んだプレイヤーが鍵を取れるという状況で1番を取ったのは、
祠横で待ち構えていたKim。
Kimといえば当然グラディウスの大火力に期待がかかるが、
まだ仕込めていないということでMr.ジェントルで鍵を奪う。
しかし次の祠にはまたしてもプリオンが、
今度はポヨロール+手札青赤白で待ち構えていたのだった。
ここでこそグラディウスをぶち当てたいKimだが、
黄単というデッキ構成ではテレポート要員を引けないと移動が苦しいらしく、
アライクパ+赤白で立ち往生してしまう。
やはりこの試合も泥試合となってしまうのか。
この隙に乗じてライフの残りわずかなプリオンが攻め込むが、
1番を取ったのは決勝進出がかかっているコバ。
エンゼルピッチュ+心眼で攻め込むコバに対してKimは支援を使わず、
鍵はコバの手に。
この結果戦闘に絡めなかったプリオンはライフアウトとなり、
祠が空に。
コバにとってはラッキーな展開だ。
勿論コバはこの空となった祠に難なく到着。
手札は青赤、そして配置は――もはやトレードマークというべきエンゼルピッチュだ。
さて次のターンだが1番を取ったのは前ターンのうちに先回りをしていたShiina。
ミスブラッディー+聖騎士の紋章で支援フェレットのエンゼルピッチュを即死させ、
鍵を奪い返すことに成功する。
入城を決めれば逆転の予選通過もあり得るというShiina。
しかし次の祠には前ターンに先回りをしていたKimが、
グラディウス+白2で待ち構えていた。
そしてそのグラディウスの攻撃値は――60。
これに対してやや手札が事故り気味のShiinaは、
ワープゾーンを使って遠回りして祠へ。
そして戦闘シーンが始まる。
Shiinaの侵略モンスターはチャリオ、
その支援は――フィールドアーマ。
支援の効果で耐久値が48上がり、
その後チャリオの能力で攻撃値と耐久値が16上がる。
合計耐久値「75」の表示が現れた時、
ギャラリーから歓声が上がり、
そしてKimの表情は、青を通り越して真黒になった――Kimの支援、珍獣の羽。
力を力でねじ伏せ、
KimをライフアウトさせたShiinaはこの時点で祠2つ目を獲得。
手札こそ無いものの祠には攻耐27のチャリオが置かれ、
チェイサー達へのプレッシャーも抜群だ。
マップが夕方となる中、
戦闘を仕掛けたのはただ一人、
予選通過をが掛かっているコバ。
エンゼルピッチュ+覚醒という力技で耐久値27を貫通し、
再び鍵を手に入れる。
ここで祠に入れれば決勝進出はほぼ確実というコバ。
しかし次の祠に待ち構えているのはまたしてもKim。
ストラグラー+白2で何とかして一矢報いようという構えだ。
これに対して今一つ手札が芳しくないコバは、
勇気を出してベビドーラ+ヤドカリンという手で攻め込む。
対するKimの支援は古代樹の実で、
勝負は確率に委ねられる。
1回戦では確率勝負において劇的な勝利を「2度も」決めたコバだが――さすがに3度目は無かったのだった。
祠待ちから鍵を奪ったKimは、
手札を黄3赤1白1として1つ目の祠を獲得。
この時点で既に残り時間3分の表示が出ており、
時間的にホルダーターンは高々1回といった状況だ。
最早後が無いコバ。
決勝進出の為には何が何でも鍵を奪わなければならないのだが、
戦闘1番を取ったのは開幕以降戦闘に絡めずにいたプリオン。
ポヨロール+心眼でKimの亡者の盾を貫くと、
コバはまさに致命傷というべきライフアウトを喫したのだった。
実はコバはこの時点で手札にゴーストと白支援を抱えており、
ゴーストで即移動すれば戦闘1番を取ることが出来たのだ。
実際には現世の歩兵での強化を行なってから攻め込んだのだが、
この一瞬の隙がまさに命取りとなってしまったのだった。
その後プリオンが裸かつ手札無しで祠に着き、
コバがエンゼルピッチュ+目くらましで鍵を奪うが時既に遅し。
コバの為のターンが訪れることは、無かった。
結局祠2つを周れたのはShiinaのみ、
コバは祠1つは周れたものの1回のライフアウトが致命傷となり、
予選落ちが確定してしまった。
「今大会ベストバウト」との評価も高いShiinaとKimとの一戦をはじめ、
本試合はまさに「痛恨の一撃」が明暗を分けた試合となった。
これが今後の大会でどんな影響を齎すのか、
注目したいところだ。
<<<試合終了>>>
ニコリから出ている雑誌「数独通信9」に、
私の作成した数独が掲載されています。
興味のある方は本屋で購入し、
どれがその問題か探してみると良いでしょう。
実はバックナンバーや他のニコリ出版物にも私の作品が掲載されていたりするのですが、
それについてはまた後ほど。
という訳でSDB24のレポートです。
今回は2回戦第4試合、
コバさんが決勝を賭けて戦った試合であり、
同時に今大会の「ベストバウト」が起きた試合でもあります。
必読です。
----
予選2回戦第4試合(もりさわ ゆう《プリオン》、Shiina、Kimberly、コバ)
予選2回戦も3試合が終わり、
暫定4位は相変わらず祠3つ+ノーミスのAZOTH。
このブロックではコバが唯一祠2つをノーミスで周っており、
祠2つを取れればほぼ決勝進出は確定、
最悪でもノーミスで祠1つを取れれば逆転の可能性がある。
対する3人はいずれも祠を1つも取れておらず、
実質「消化試合」という状況。
もっともこういうプレイヤーに限ってデッキが「鬼回り」を見せ、
試合を引っくり返すというのはよくある話。
最後までモチベーションを失わずに試合に挑みたいところだ。
尚、プリオンは1回戦で使用したICが期限切れとなった為、
サブICでの参戦となっているが。
本文では読者の混乱を避ける為、
1回戦で使用したIC名「プリオン」で統一していることを付け加えておく。
<<<試合開始>>>
マップは試練の塔(朝)、南西スタート。
天女を唱えたプレイヤーは無く、
Shiinaが歩いて鍵を確保。
残りの3人はそれぞれ仕込みを行ないつつ祠横で待機、
と思いきやプリオンが早くもチャイレン+白で祠待ちを敢行。
またしても泥試合の予感である。
とはいえゲームはまだ序盤戦。
まだ配置数が十分でないチャイレンならば、
ということでShiinaはフリィーキィー+威圧のオーラで祠を急襲する。
対するプリオンの支援は、魔鏡。
味方の援護の乏しいチャイレンは、焼き尽くされた。
これでShiinaがまず祠を1つ獲得するが手札は空。
先に戦闘に絡んだプレイヤーが鍵を取れるという状況で1番を取ったのは、
祠横で待ち構えていたKim。
Kimといえば当然グラディウスの大火力に期待がかかるが、
まだ仕込めていないということでMr.ジェントルで鍵を奪う。
しかし次の祠にはまたしてもプリオンが、
今度はポヨロール+手札青赤白で待ち構えていたのだった。
ここでこそグラディウスをぶち当てたいKimだが、
黄単というデッキ構成ではテレポート要員を引けないと移動が苦しいらしく、
アライクパ+赤白で立ち往生してしまう。
やはりこの試合も泥試合となってしまうのか。
この隙に乗じてライフの残りわずかなプリオンが攻め込むが、
1番を取ったのは決勝進出がかかっているコバ。
エンゼルピッチュ+心眼で攻め込むコバに対してKimは支援を使わず、
鍵はコバの手に。
この結果戦闘に絡めなかったプリオンはライフアウトとなり、
祠が空に。
コバにとってはラッキーな展開だ。
勿論コバはこの空となった祠に難なく到着。
手札は青赤、そして配置は――もはやトレードマークというべきエンゼルピッチュだ。
さて次のターンだが1番を取ったのは前ターンのうちに先回りをしていたShiina。
ミスブラッディー+聖騎士の紋章で支援フェレットのエンゼルピッチュを即死させ、
鍵を奪い返すことに成功する。
入城を決めれば逆転の予選通過もあり得るというShiina。
しかし次の祠には前ターンに先回りをしていたKimが、
グラディウス+白2で待ち構えていた。
そしてそのグラディウスの攻撃値は――60。
これに対してやや手札が事故り気味のShiinaは、
ワープゾーンを使って遠回りして祠へ。
そして戦闘シーンが始まる。
Shiinaの侵略モンスターはチャリオ、
その支援は――フィールドアーマ。
支援の効果で耐久値が48上がり、
その後チャリオの能力で攻撃値と耐久値が16上がる。
合計耐久値「75」の表示が現れた時、
ギャラリーから歓声が上がり、
そしてKimの表情は、青を通り越して真黒になった――Kimの支援、珍獣の羽。
力を力でねじ伏せ、
KimをライフアウトさせたShiinaはこの時点で祠2つ目を獲得。
手札こそ無いものの祠には攻耐27のチャリオが置かれ、
チェイサー達へのプレッシャーも抜群だ。
マップが夕方となる中、
戦闘を仕掛けたのはただ一人、
予選通過をが掛かっているコバ。
エンゼルピッチュ+覚醒という力技で耐久値27を貫通し、
再び鍵を手に入れる。
ここで祠に入れれば決勝進出はほぼ確実というコバ。
しかし次の祠に待ち構えているのはまたしてもKim。
ストラグラー+白2で何とかして一矢報いようという構えだ。
これに対して今一つ手札が芳しくないコバは、
勇気を出してベビドーラ+ヤドカリンという手で攻め込む。
対するKimの支援は古代樹の実で、
勝負は確率に委ねられる。
1回戦では確率勝負において劇的な勝利を「2度も」決めたコバだが――さすがに3度目は無かったのだった。
祠待ちから鍵を奪ったKimは、
手札を黄3赤1白1として1つ目の祠を獲得。
この時点で既に残り時間3分の表示が出ており、
時間的にホルダーターンは高々1回といった状況だ。
最早後が無いコバ。
決勝進出の為には何が何でも鍵を奪わなければならないのだが、
戦闘1番を取ったのは開幕以降戦闘に絡めずにいたプリオン。
ポヨロール+心眼でKimの亡者の盾を貫くと、
コバはまさに致命傷というべきライフアウトを喫したのだった。
実はコバはこの時点で手札にゴーストと白支援を抱えており、
ゴーストで即移動すれば戦闘1番を取ることが出来たのだ。
実際には現世の歩兵での強化を行なってから攻め込んだのだが、
この一瞬の隙がまさに命取りとなってしまったのだった。
その後プリオンが裸かつ手札無しで祠に着き、
コバがエンゼルピッチュ+目くらましで鍵を奪うが時既に遅し。
コバの為のターンが訪れることは、無かった。
結局祠2つを周れたのはShiinaのみ、
コバは祠1つは周れたものの1回のライフアウトが致命傷となり、
予選落ちが確定してしまった。
「今大会ベストバウト」との評価も高いShiinaとKimとの一戦をはじめ、
本試合はまさに「痛恨の一撃」が明暗を分けた試合となった。
これが今後の大会でどんな影響を齎すのか、
注目したいところだ。
<<<試合終了>>>