転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

津田沼SDB23レポート(その6: 驚異の鬼回り編)

2007-11-30 00:10:54 | 大会
昨日は例によって夕方から川崎入り。
アヴァロンはレベル上げのみを行ない、
ユキ・ダルマンを終了させました。
サイキック5は何と1面のオールゴールドを失敗し、
いきなりやる気を失ったのですが、
2面3面が繋がったお陰で4面でゲンゾウ救出。
結果的にミスも少ないままクリアを達成しました。

という訳で恒例の大会レポートに入ります。

----
予選2回戦第1試合(AZOTH、にゃむ、ルドルフ、VA)

参加者4人の中では唯一祠を2つ周っているAZOTH。
この試合でも祠を2つ以上取れれば決勝進出が見えてくる。
他の3人も祠を1つは取っており、
入城すれば逆転の可能性もある。
非常に大事な一戦である。

マップは図書館(夕)。
開幕で天女を唱えたのは赤単グラディウスを駆るVAただ一人。
これに対して祠待ちを試みたのはルドルフ。
ナイトキャット+手札青赤白と泥試合も辞さずとの構えだ。

ホルダーになったVAだがやはり赤単での移動は厳しいのか、
ハコリスを置いて祠横で待っていたAZOTHにウォーナイトで殴りかかる。
AZOTHはノーガードで殴られ、
いきなりライフを3失ってしまう。

しかしこの日のAZOTHは絶好調。
すぐさま戦闘1番でVAに飛び込むと、
千年の王でウォーナイトを撃破。
鍵を奪うことに成功する。

その間に手札に青1枚を追加したルドルフのナイトキャットに、
AZOTHはジラコバルトで攻め込む。
一見モンスター選択ミスの様なこの侵略、
秘密は支援にあった――AZOTHの支援、トリックスター。

手札に黄青緑を残して祠に着いたAZOTHに、
1番で攻め込んだのはここまで沈黙を保っていたにゃむ。
どうやら戦人デッキらしいにゃむの侵略はミスブラッディー+心眼。
対するAZOTHは青い支援を使うが…それはヤドカリンだった。

その頃先ほどの祠待ちに失敗したルドルフは、
今度はアサシン+青白で再度祠待ちを試みていた。
これに対してソリューションを見出せなかったか、
それとも手札にあった玉文明の聖地が負担となったか、
にゃむはシードラコ+手札黄2で立ち往生してしまう。
やはりこの試合も泥試合になってしまうのか。

しかしチェイサーの3人にとっても、
周りを配置モンスターで固められたにゃむに近付くのは至難の技だった。
ルドルフが1番、AZOTHも天変地異を唱えつつ2番で攻め込むも、
それぞれエイイアン、ベビドーラの配置狩り、
そして戦闘に絡めなかったVAはライフアウトだ。

ルドルフの侵略はケンタウルスヘル+心眼。
対するにゃむの支援はグリゲータでルドルフの勝ち。
しかしにゃむに耐久値を上げられたことでオーバーキルが出来ず、
ライフ1のルドルフはここでライフアウト。
2番手AZOTHの侵略はアーマジロ+ベビドーラ。
しかしにゃむはこれをAIで討ち取り、
AZOTHを配置の袋小路に吹き飛ばしてしまった。
これによってAZOTHは完全に鍵から遠ざけられてしまう事に。

ルドルフがライフアウトしたことで祠が空となり、
にゃむは悠々と祠到達。
魔法剣客を配置した上に手札に白を残し、
ゲームの流れを掴みはじめる。

マップも変わらず、ホルダーに追い付けなくなったAZOTHは、
にゃむのシードラコを千年の王+亡者の盾で配置狩り。
にゃむのライフを4奪うも最早単なる延命措置だ。
そして2番手でにゃむに攻め込んだのは、
未だ鍵に触れていないルドルフ。
ルドルフの侵略ヤドカリンに対しにゃむが使ったのは硬気功。
そこにルドルフの支援黒の称号が斬りかかるが――確率勝負を制したのはにゃむだった。

何と3ターンに渡ってホルダーを維持したにゃむは、
天変地異で空になった祠へ到着し入城にリーチをかける。
ナイトキャット配置+手札緑白としたところで残り5分の表示。
十分入城の狙える圏内だ。

それに待ったをかけたのが、
シータンクをウォーナイトで配置狩りに来たVA。
VAの支援は無し――しかし戦闘時能力で攻撃値に76を加えたウォーナイトは、
にゃむを硬気功による抵抗の余地を与えずにライフアウトさせるには十分だった。
そして鍵は戦闘3番でにゃむに飛び込んだルドルフに渡り、
AZOTHの大会はここで終わった。

残り3分となったところでルドルフは漸く祠到達。
石像配置+手札白でチェイサーの行動を待つ。

これで誰も攻め込まなければルドルフは祠2つ目もほぼ確定し、
決勝進出の目も見えてくる。
しかし攻め込むチェイサーはいた。
しかもルドルフにとっては一番攻められたくない相手――既に祠を2つ取っているにゃむである。
にゃむの侵略は剣客+硬気功。
対するルドルフの支援は…亡者の盾。

結局ここでホルダーとなったにゃむが、
そのまま3つ目の祠を取って入城。
中盤での他チェイサーの事故の隙を突き、
一気に勝負を決めた形となった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津田沼SDB23レポート(その5: 地獄の泥試合編)

2007-11-29 00:30:03 | 大会
昨日は夜から吉祥寺入り。
アヴァロンはミストさんが来店していた様ですが、
特にプレイヤーもいなかったのでレベル上げだけして終了。
ひとまず海王の王冠がカンストしました。

そんな訳でSDBレポートを始めたいと思います。
ここから先は残りの試合をどんどん紹介していきます。

----

予選1回戦第2試合(ゼロ、クー、ARK、がんのすけ)

本八幡時代からの大会常連であるゼロ、クー、ARKが揃ったこの試合。
いずれも大会優勝経験を持つ実力者だけに、
かなりの激戦が予想される。

マップは試練の塔(昼)。
開幕で天女を唱えたクーが鍵を取るも、
その間に「ミスター焼きうどん」ARKがチャリオ配置+手札黄2青1で祠を占拠。
早くも4人の上に暗雲がたち込める。

これに対してクーは手札が詰まったか、
ダゴン配置+赤2白1で立ち往生してしまう。

これを見て待ってましたとばかりに飛び込むARK。
ウォーリアー+ベビドーラで果敢に攻めるもクーの支援は目くらまし。
その頃「ポイスパの偉い人」「ギャーッの偉い人」「日本酒の偉い人」の異名を持つゼロは進路封じに徹し、
がんのすけは祠横でチャンスを待ち構えているという状況だ。

最初の危機を切り抜けたクーは天女で飛び込み、
アサシンで侵略。
ARKは目くらましを使って凌ごうとするも、
実はクーに支援は無く完全に運任せの状況だった。
勿論そう簡単に即死が決まる筈も無く、
クーは吹き飛ばされてしまう。

これでARKが鍵を取れれば祠到達のチャンスだったのだが、
先に追いついたのはゼロ。
結局ARKは祠横で待機することに。

ホルダーになったゼロは、
ジラコバルト+死の鷲掴みで祠のチャリオに挑む。
鉄板と思われた侵略だがARKの使った支援はロータン。
「ポイスパの偉い人」ゼロが参戦することもあってか、
即死対策もしっかり用意していた様だ。

またしてもARKのチャリオに阻まれたゼロに、
漸くARKが追い付く。
そして以前の戦闘でライフを減らしていたクーはここでライフアウトとなった。

残り5分というところで漸くARKが祠到達。
チャリオ配置+手札緑1白3と万全の体勢でチェイサーを待ち構える。

このチャリオに戦闘1番で飛び込んだのが、
先ほど鍵を奪われたゼロ。
今度はゼロのイメージキャラクター――ポイズンスパイクで侵略だ。
対するARKは聖騎士の紋章で抵抗するも、
ゼロの支援は――フェレット。

これでゼロは再度ホルダーとなり、
ここまで一度も戦闘に絡めていなかったがんのすけはここでライフアウト。
この後もがんのすけは戦闘に絡むことが出来ず、
悔いの残る結果となってしまった。

先回りしていたクーは祠待ちしていなかったこともあり、
ゼロはそのまま祠到達。
フリィーキィー配置+手札青白とまずまずの展開。

これに対して戦闘1番で攻め込んだクーは、
現世で12/12にした審判の石像に威圧のオーラを付けて攻めかかる。
対するゼロはフィールドアーマで凌ごうとするが――威圧の威力の前には1歩及ばず。

問題は次のターンが来るかどうかだが――ターンは来た。
しかしクーには祠に辿りつくまでの手札は既に残ってはいなかったのだった。

祠到達はARK、ゼロが各1回ずつという泥試合の中、
ホルダーターン数の差でゼロが1位となった。
クーはホルダーターン数こそ多いものの、
肝心なところで祠に行くチャンスを逃してしまい、
悔いの残る試合となった。

予選1回戦第4試合(ルドルフ、セイ、ブカブカ、ニートン)

大会優勝経験を持つルドルフに、
SDB優勝回数最多を誇るセイという強豪が参戦するブロックだが、
ここの注目株は津田沼の大会は初参加という「大和からの刺客」ニートン。
果たしてどんな活躍を見せるのか。

マップは図書館(昼)。
開幕で天女を唱えたセイが鍵取りに成功するも、
その間にニートンは阿配置+手札赤緑白で祠待ち。
ルドルフ、ブカは祠横で待機という状況だ。

ホルダーになったセイはガルダ+支援天空の武具で侵略。
しかしニートンの支援アマゾーネの前に敗れてしまう。

苦労無く鍵を手に入れたニートンは、
手札を黄1赤1白2としてまずは祠1つ目獲得。

この阿にルドルフが戦闘1番で飛び込み、
先ほど敗れたセイも2番。
ルドルフはSDB最強モンスターとの評価も高い審判の石像に心眼を付けて攻めるも、
ニートンの使った支援は目くらまし。
続くセイの侵略も石像だがこちらは現世で12/12と強化済み。
付けた支援は先ほど使用したのと同じ天空の武具。
対するニートンの使った支援は――威圧のオーラ。

再度ホルダーとなったセイは、
石像の効果で近付いた祠に再度石像を配置。
更に手札に白を残してチェイサーの侵略に備える。

これに対して攻め込んだのは、
前のターンで先回りしていたブカ。
ウォーフォーク+堕天使の嘆きで攻め込むが――セイの支援は心眼。
先制が裏目となってしまった。

ルドルフ、ニートンが攻め込まなかったことで、
幸運にもホルダーを維持できたセイ。
今度はワープゾーン側に近付いた祠に、
キラーレディー配置+手札赤で到達。
ともあれこれでセイは祠2つで、
決勝進出のチャンスが大きく広がった。

マップが朝に変わった後のチェイサーターン。
セイの独走許すまじと3人が一斉に攻め込む。
1番のルドルフは石像+黒の称号。
対するセイは支援を使わず。
支援が無かったのか2番手のニートンに鍵が渡るのを避けるためかは不明だが、
ともあれこれでルドルフが鍵を獲得となり、
3番手のブカはライフアウトとなった。

既に残り5分の表示が出ており、
祠2つ目が遠ざかりつつある中、
ルドルフは祠へ到達。
スカルマン配置+手札赤でチェイサーを待ち構える。

残り3分の表示の中、
ルドルフに1番で攻め込んだのは先ほどライフアウトを喫したブカ。
侵略はウォーフォーク+アンデッドソード。
対するルドルフはセイが戦闘2番を予約していることもあってかスカルマンの能力を使わず、
支援ウォーリアーでブカに鍵を渡す。

石像モードの続く中、
ブカも漸く祠1つ目を獲得。
ウォーフォーク+手札青白で迎撃を試みる。

時間的には最後のターンとなるであろうチェイサーターン。
ブカに3人全員が攻め込む。
1番手のニートンはキラーレディーで侵略。
対するブカはセイレーンで耐えようとするが――ニートンの支援は黒の称号。
確率勝負に持ちこまれた戦闘は…ブカの勝利。
続く2番手ルドルフはスカルマン+心眼。
対するブカの支援は――心眼。

結局ニートンがライフアウトしてルドルフが鍵を取ったところで試合終了。
唯一祠2つを周ったセイが1位となったが、
他の3人も祠を1つずつ獲得し、
第2試合に希望を繋いだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津田沼SDB23レポート(その4: 剣士の生き様編)

2007-11-28 01:04:29 | 大会
昨日は休暇の間中ずっと空けていた吉祥寺を久々に来訪。
コバさんが来店していたので軽く対戦を行なったところ、
クマゴロウが草薙で燕返しされたり、
ゲージ振り切り寸前のウォーテウムがトットーで避けられたり、
途中から来たShiinaさんの冥剣ユラナスがクロノとポロンの援護を受けてえらいことになっていたり、
と色々と堪能できました。

さておき休暇中もお休み中だった、
SDBレポートを今日から再開します。

----
予選1回戦第3試合(Kimberly、AO.、AZOTH、KOZYA)

デッキに大きな制限をかけられるSDBにおいて、
多くのプレイヤーは小回りの利く高速デッキを選択する。
そんな中でも自分のポリシーを貫き通し、
非常に個性的なデッキを使いつづけるプレイヤーも存在する。
そんなユニークなプレイヤーの一人が、
SDBにおいては徹頭徹尾黄赤グラディウスを使いつづけるKimberly(以下Kim)である。
総合優勝をも決めた実績もあって決して「ネタデッキ」の一言で片付けることの出来ないグラディウスデッキ、
果たして今回はどの様な活躍を見せるのか。

博物館(夕)で始まったこの試合、
天女の詠唱の無い中で鍵を取ったのはSDB優勝経験のあるAO。
対するKimは手札に白を抱えて祠待ちをを試みるが、
不幸だったのはこのブロックには「天変地異の化身」AZOTHも参戦していたことだった。
当然とばかりにAZOTHは天変地異を唱えて祠は空に。
Kim、いきなり当てを外されてしまう。

空になった祠にAOは難なく到着。
ダゴナイト+手札緑白でチェイサーを待ち構える。

まんまと狙い通りの展開に持ち込んだ「天変地異の化身」はすかさず戦闘1番を取り、
出鼻を挫かれたKimも2番、
KOZYAも3番で戦闘を予約。
しかしAZOTHのミスブラ+AIは心眼で弾かれ、
幸運にもKimにチャンスが周ってくる。
Kimが使うのは当然グラディウス…ではなく絶望のトビラ+覚醒。
とはいえ支援の無いAOを撃ちぬくには十分な威力だった。

鍵を奪った上に天変地異のお陰で祠に近付いたKimはそのまま祠へ。
ジェントル+手札赤白とまずまずの出だしとなった。

このKimに3人全員が攻め込むが1番を取ったのは先ほどの侵略を外したAZOTH。
ジラクリムゾン+ヤドカリンで攻め込むAZOTHに対し、
Kimが使った支援は…心眼。

まだまだ天変フィーバーが続く中、
漸く鍵を手に入れたAZOTHは祠へ。
千年の王+手札黄1緑2と対戦相手にプレッシャーを与える。

このAZOTHに対してまたしても3人全員が攻め込んだ。
1番を取ったのは「真紅の剣豪」Kim。
使うのは今度こそグラディウス…ではなくストラグラー+支援モグタン。
対するAZOTHの千年の王は単に攻撃値が上がるのみ。
これはKimの勝利か…との予想は、直後に裏切られた――AZOTHの支援はアマゾーネ。

結局2番手で攻め込んだKOZYAがジラコバルトで千年の王を倒し、
祠1つ目を獲得。
しかし手札緑白とはいえ配置はスケールイータとやや苦しいか。

ここでマップチェンジが発生するもマップは変わらず。
残り5分の表示の中、戦闘1番を取ったのはAZOTH。
後が無いAOとKimも戦闘を予約するが、
AZOTHの千年の王+支援ハコリスがKOZYAの支援心眼を打ち砕き、
結局両者ともライフアウトとなってしまった。

AZOTHが2つ目の祠に配置モンスター無しで到着したところで残り3分の表示。
他の3人にとっては2つ目の祠を取る最後のチャンスである。

このAZOTHに戦闘1番で攻め込んだのはKOZYA。
対するKimは最後の望みを賭けてポヨロール+白で祠待ちをしかける。
そしてKOZYAが使ったモンスターは――ふぅ。

ホルダーとなったKOZYAは、
祠から一見遠く離れたマスをテレポート先に選ぶ。
しかしワープマスがすぐ近くにあり、
祠への道は意外と近いという状況だ。
勿論KOZYAは臆せずに祠へと進み、
ラフリア(冬)で攻め込む。
Kimの手札にソリューションは…無かった。

結局「天変地異の化身」AZOTHが、
戦闘数の差で1位という結果となった。
Kimは手札の事故からか、
グラディウスを揮うことなく試合を終えることになってしまった。
とはいえ祠1つは獲得しており、
2戦目での結果次第では十分挽回できる圏内だ。

----

予選2回戦第2試合(Kimberly、ARK、ブカブカ、ルイーゼ)

グラディウスの一番のセールスポイントは、
SDB環境で唯一基本攻撃値が60に達するモンスターであること。
これへの対抗手段としては一般的には避けや反射が挙げられるが、
それ以外にも底上げされた基本値を吸収する堕天使の嘆き、
巨大な攻撃値と微妙な耐久値を入れ替えて無力化する目くらましなども有効だ。
何故こんな前置きをしたかは――この試合の記事を最後まで読めば明かとなる。

太陽の庭園(昼)で始まったこの試合、
天女詠唱の無い中、鍵を取ったのは「歩く男」「戦人バカ一代」「ミスター焼きうどん」など異名には事欠かない名物プレイヤー、ARK。
これに対し「冥弓ファンクラブ所属」のブカはウォーフォーク+青白で祠待ちするも、
祠横のKimが石像を配置したことで祠待ちは無効に。

祠での戦闘を回避したARKだったが、
運悪く祠はワープゾーン側に移動。
しかもそのワープゾーンはルイーゼが塞ぎ、
正面から行こうにもKimの配置したポヨロールが立ちはだかる。
幸運にも鬼ブルによってポヨロールを回避し、
祠へ到達するもブレストナイト+手札無しとあまり芳しくない立ち上がりだ。

これに対してKimは猛然と攻め込むも、
ブカに戦闘1番を取られてしまう。
ブカが使ったのはエンペラーに――支援「堕天使の嘆き」。

ホルダーとなったブカだが、
石像の効果で祠は遠ざかってしまう。
それでも天女の羽衣を駆使し、
ベビドーラ配置+手札赤白とまずまずの状態で祠に到達。

これに対してルイーゼが攻め込む。
対するARKはアサシン+緑白で祠待ちを試みるが、
ルイーゼが使ったのは石像+支援心眼。
これでブカの支援クマゴロウを打ち破ったルイーゼは、
鍵を手に入れた上に祠も手前に引き寄せ、
ゲームの流れを掴みかける。

とはいえ手札までは理想の流れにはならなかった様で、
ジラコバルトを配置するも手札は無し。

これに対して戦闘1番を取ったのは勿論「ミスター焼きうどん」ARK。
使ったモンスターは剣客に――支援「堕天使の嘆き」。

祠はまたしても遠ざかってしまったが、
2枚目の鬼ブルを手札に引き寄せていたARKにとってはそれほど苦ではなく、
ワープゾーンを通って2つ目の祠に剣客配置を配置し、
更に手札白とチェイサー達にプレッシャーを与える。

マップチェンジで朝になったところで、
序盤の躓きのせいで出遅れたKimが漸く戦闘1番でARKに攻め込む。
そしてこれがKimの最後の戦いとなった――Kimの侵略、グラディウス+支援モグタン。ARKの支援…「目くらまし」。

結局鍵はウォーフォーク+支援モグタンで攻め込んだブカに渡り、
2つ目の祠を目指す。
しかしその祠には、
ルイーゼの配置したアライクパが手札緑で待ち構えていたのだった。
人魚の涙の引きの悪さに苦しめられながらもブカはン・キィー+心眼で攻めるが、
ルイーゼはロータンで耐え凌ぎ、鍵はルイーゼの手に。

ここまで来てしまうと最早完全にルイーゼのゲーム。
ブカのウォーフォーク+支援エンペラーは「目くらまし」で止め、
ARKの苦し紛れのハコリス+聖騎士は弱体化の霧で粉砕すると、
そのまま空の祠を取り、入城を決めてしまったのだった。

振りかえってみると何とKimの対戦相手全員が、
何某かの対グラディウス支援を抱えていたという、
非常に「身内読み」の濃い対戦となった。
しかしながら実際の試合の影響度を見ると、
やはりKimが序盤の出遅れを取り戻せないまま、
試合の流れがルイーゼ側に傾ききってしまったことの方が大きいだろう。
これでKimが序盤で鍵に絡めたりすれば、
また違う結果となっていたかも知れない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休暇最終日

2007-11-27 01:07:44 | デッキ(アヴァロン)
休暇最終日だった昨日は、
ふと思い立って鶴見線全線走破に挑戦。
鶴見駅から始まって海芝浦・大川・扇町と各終点を制覇し、
最後は国道駅から歩いて鶴見駅に戻るというものでした。
時間の関係で駅の滞在時間が5分とか3分とか微妙な展開となりましたが、
ともあれ久々にローカル線旅行を堪能しました。
あと国道駅も噂以上の廃墟感があって圧巻でした。
隠れたデートスポットとして使われるのも頷けます。

その後は川崎の扇屋で割引券を処理し、
ウェアハウスで色々遊んで帰宅となりました。

余談ですがウェアハウスは川崎駅からより八丁畷駅からの方が近い、
ということに今更ながら気付きました。
南武線や鶴見線の沿線に住んでいる人は一度試してみると良いかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何という生兵法

2007-11-26 00:50:30 | デッキ(アヴァロン)
昨日は色々あって夕方から川崎入り。
懸案だった扇屋行きを敢行したのですが、
実は割引券は1回の飲食で1枚しか使えないことが判明。
結果500円分を2枚使って1000円安く済ませる計画はあっさり破綻。

そんな訳で500円の割引券が1枚余ってしまいました。
これを使うチャンスは月曜か土曜かの1回しか無いのですが、
まあ特に参加者もいないと思うのでこの件についてはここまでということに。

ちなみにサイキック5は相変わらず道中がぐだぐだで、
久々にコンティニュー画面の曲を聴くほどでした。
まあ酔っている時のプレイは程ほどにした方が良さそうです。
他には久々にダライアス外伝をやったらアイテムを取り逃しまくりで悶絶したり、
酔った勢いで太鼓の達人を始めたら3面まであって悶絶したり、
と色々な出来事がありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千葉の大会

2007-11-25 01:35:48 | デッキ(アヴァロン)
そんな訳で昨日は千葉ラッキーの大会に行って来ました。
R-8ということでデッキが用意できず、
ありあわせのカードを適当に調整して出場。
結果何故か決勝まで上がってしまい、
最後は自重しないクーちゃんのせいでカルムさんが独走し、
そのまま優勝となりました。

ちなみに今大会もしっかりレポートを取っております。
SDB23のレポートが完成次第、
公開していきたいと思います。

大会後は謎のICを作りつつフリープレイで対戦したり、
久々にクエDをやったらバルキリー燕があっさり戦死したり、
夕食が何故か高級レストランだったり、
と色々堪能してきました。
取り敢えずダブルフィンガーはきついということで。

そして今日(日曜)ですが、
金曜ぐだぐだだった川崎にリベンジに行きたいと思います。
恐らく今度が扇屋の割引券を使う最後のチャンスとなるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お詫び

2007-11-24 00:46:34 | その他
昨日は川崎ウェアハウスに17時集合といっておきながら、
誰も来ないという理由で17時「丁度に」店を引き揚げ、
津田沼に移動してしまいました。
「皆津田沼のイベントに参加しているだろう」という勝手な判断からでした。

そんな訳で17時過ぎに来店した人がいたとしたら、
昨日の件についてここでお詫びしたいと思います。
扇屋の件も恐らく行く機会はもう無いと思われるので、
無かったことにして下さい。

全ては自分の計画性の無さと身勝手さが原因です。
本当に申し訳ありませんでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津田沼SDB23レポート(その3: 頑張れ新人編)

2007-11-23 01:44:24 | 大会
昨日は夕方辺りから川崎入り。
久々のサイキック5ですか何故か5面が全く繋がらず、
オールゴールドどころかオール100%すら取れません。
あとアヴァロンですが読み込みが少し悪くなっているかも知れません。
まあこの辺りは筐体の引き次第ということで。

前置きはこれぐらいにして、
SDBレポートに入りましょう。
今回はこのプレイヤーに注目してみました。

----
予選1回戦第6試合(misono、V.A.、ピノン、リチア)

筐体撤去の関係でプレイヤー数も減少傾向のアヴァロン環境。
そんな中でもこのゲームに興味を持ち、
新たに魔導の世界に飛び込む魔導士達も存在する。
ここでは最近始めたばかりの初心者で、
大会参加もこれが初めてというプレイヤー、
ピノンに注目していきたい。

博物館(昼)で始まったこの試合、
ピノンは早速鍵を取りに行くがVAの方が1歩早く鍵取りを決めてしまい、
ピノンは飛ばされてしまう。
しかしリチアはいきなりサイロン+赤白で祠待ちという、
SDBのルールを知っているプレイヤーなら決して仕掛けてこない「暴挙」に出ていたのだった。

これに動揺したのか、
VAは裸で止まってしまうという致命的なミスを起こしてしまう。

これでチャンスを得たのが先ほどの鍵取りに敗れたピノン。
すかさず鍵を奪うもリチアはマグナードで道を塞ぎ、
更に手札を赤2白1として完全妨害体制に。

さすがにこれでは身動きが取れなかったか、
ピノンは少しだけ歩いてナイトキャットを配置して終了。
手札は青赤緑白。

これに対して待ってましたとばかりに攻め込むリチア。
侵略はガルダ+隼丸だったが、
ここはピノンの方が一枚上手だった――支援ハコリス。
その頃先ほど壮絶な自爆を遂げたVAは、あっさりライフアウトとなっていた。

何とか鍵を守り通したピノンだが、
祠には依然リチアのサイロンが手札青赤白で待ち構えている。
ここでもピノンは攻め込めず、
メガジョー配置+手札黄赤緑白で止まってしまう。

これに対して戦闘1番で攻め込んだのが、
先ほどライフアウトしたVA。
使ったのは何と攻撃値31グラディウス+隼丸。
実はVAは赤単のグラディウスデッキだったのだ。
しかしここはピノンの支援フェレットに撃退されてしまう。
続いてmisonoがボルカノで侵略を仕掛ける。
使う支援は、最早定番ともいえるカード――威圧のオーラだ。
ピノンは支援フィールドアーマで凌ごうとするも1歩及ばず。
その頃リチアは、
何と呪術師の祈りでサイロンを16/16に強化していたのだった。
最早完全に守りだけで勝負しようという構えだ。

ここで初めてホルダーになったmisonoが、
漸く祠に攻め込む。
侵略に使ったのはケルベス+支援アンデッドソード――どうやら先制デッキの様だ。
しかしここまで粘り続けていたリチアは渾身のフィールドアーマで返り討ちにし、
misonoをライフアウトさせる。
そしてこれがリチア最後の見せ場となったのだった。

防衛で勝利したリチアだったが、
祠にいなかった為に鍵落としが発生。
この鍵を拾ったのは、先ほどライフアウトしてしまったmisono。
そして空になった祠には、今度はVAのウォーナイトが手札赤白で居座りはじめたのだった。

このウォーナイトに対し、
misonoはMr.ジェントル+支援モグタンで攻め込むがジェントルのボーナスは+5。
そしてVAのウォーナイトの攻撃値が上がる。
しかしこれで終わりではなかった。
VAが隠し持っていた爆弾――支援悪魔の天秤が、攻撃値全てを耐久値に振り替えてしまったからだった。

こうして漸く祠を1つ手にしたVAだが、
赤単だけに手札は赤が3枚のみ。
これに対してピノンがリッチー+フェレットで攻め込む。
VAは支援なく敗れ、リチアはライフアウト。
しかし次の祠には、今度はmisonoのカク象が手札緑白で待ち構えていたのだった。

このカク象に対しピノンはアライクパ+フェレットで果敢に攻め込む。
misonoの支援が先制だったならこれで勝てたのだが…使われた支援は進化の時だった。

これで漸く祠1つを獲得したmisono。
カク象を19/23とした上に手札も6枚と磐石の構え。

しかしピノンは諦めず、
今度はナイトキャット+フェレットで侵略。
misonoの支援は進化の時でピノンが勝利し、
misonoはライフアウト。

これであと1ターンあれば逆転も可能だったのだが、
やはり先ほどの泥試合もあってここでゲーム終了。
結局ライフアウト1回のVAが2回のmisonoを点数で上回り1位、
というSDBらしからぬ結果となった。

予選2回戦第4試合(ゼロ、セイ、ピノン、ニートン)

1回戦で祠を周れなかったピノンが決勝に進出するには、
入城が絶対条件。
しかし大会初出場の新人の前に立ちはだかるのは、
各地の大会で優勝を決めている強豪達。
彼らを相手に果たしてどんな戦いを見せるのか。

月光の庭園(朝)で始まったこの試合、
鍵を取ったのはゼロ。
SDBのルールを理解しているプレイヤー達が揃うだけに、
ここは全員祠を空けて待機。

勿論ゼロはこの祠に難なく到着。
サイロン配置+手札黄色でチェイサーを待ち構える。

これに対しピノンは果敢に攻め込むが、
SDB優勝経験を持つセイに戦闘1番を取られてしまう。
対するニートンは阿+黄赤緑で祠を固めるが、
セイが用意していたのは必殺の切り札――審判の石像だ。
これに威圧のオーラを付けて無支援のゼロを打ちのめし、
更に石像の効果で祠を近付けて試合の流れを掴みはじめる。

空になった祠にセイは手札無しながらも、
現世で強化されたガルダを配置してまずは1つ目。
チェイサーにプレッシャーを与える。

これに攻め込んだのは、
実は阿云3積みという漢らしさ溢れるデッキの使い手、ニートン。
侵略モンスターは勿論「阿」、しかし使った支援は――縛りの呪い。
「ガルダを縛る阿」…。
プレイヤーだけでなくギャラリー達をも悶絶させるニートンの手腕には驚嘆させられる。

石像タイム中ということでまたしても祠が空く中、
ニートンはケンタウルスヘル――実はリーンで奪ったものだが――を配置して祠1つ目。
しかし手札は無しという状況だ。

これに対してゼロが速攻で攻め込んだということで、
ピノンは侵略を諦めて先回り。
ゼロは彼のトレードマークというべきモンスター――ポイスパに弱体化の霧を付けて鍵とゴーストを手に入れる。
しかし次の祠には、セイがラフリア(冬)+青白で待ち構えていたのだった。

これに対してソリューションを見出せなかったゼロは、
とんでもない「暴挙」に走る――何とピノンの配置したチャロをストラグラーで狩りはじめたのだ。
ピノンも黒の称号で抵抗するも確率の神様はストラグラーに味方し、
無念のライフアウトを喫してしまったのだった。

このストラグラーに対し、
セイがピノンの仇、
といったかどうかはさておき戦闘1番。
ピノンも2番で戦闘を予約し、
ニートンは進路を現世で塞ぎつつ3番。
セイが使ったのはまたしても石像。
今度は支援心眼だが、ゼロの支援鷲掴みを貫通するには十分な数値だった。

移動経路をニートンに妨害されたセイだが、
何とか遠回りして祠に戻り2つ目獲得。
ピノ配置+手札緑でチェイサーを迎え撃つ。

これに対して漸く戦闘1番で侵略を挑めたピノン。
仙龍で攻め込むも支援は無し。
セイは当然の如く支援ハコリスを使うが…確率の神様は今度はピノンに味方した。

強豪3人を相手に遂にホルダーとなったピノン。
しかしここで痛恨のミスを犯してしまう。
石像の効果で祠が移動していたことに気付かず、
本来の祠の位置――そして今現在は祠ではない位置――にモンスターを置いてターンを返してしまったのだった。

幸いにも配置したモンスターがアライクパだったこともあって攻め込まれることは無かったが、
ゼロにフリィーキィー+青2赤1白1で祠待ちするチャンスを与えてしまう。
あそこで祠に入っておれば、と悔やまれる展開だ。

とはいうものの後悔しても過ぎてしまったものは仕方が無い。
ピノンは意を決してクララ+セイレーンで侵略を挑む。
対するゼロは支援を使わなければ勝ち…だったのだが、
支援トットーを使う道を選び、そして――神様は再びピノンを味方したのだった。

残り時間わずかという状況で、
ニートンが1番でピノンに攻め込み、
ほぼ勝利を決めたセイはアライクパを狩り、
そしてゼロが3番で戦闘を予約。
まずニートンが云+天秤で攻め込むが、
実はこれが裏目だった――ピノン支援フェレット。
次のセイはガルダ+支援無しでアライクパを撃破するもライフアウト。
そしてゼロはベビドーラで攻めるが支援無し、
しかしピノンの手には既にソリューションが握られていた――2枚目のフェレット。

結局ここで時間となり、
試合は唯一祠を2つ周ったセイが1位となった。
ピノンは2試合合わせて祠1つという結果に終わったが、
随所で光るプレイを見せ、
ゲームの盛り上げに貢献してくれた。
今後の成長に期待したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津田沼SDB23レポート(その2: この環境でこのデッキ編)

2007-11-22 00:45:13 | 大会
実は今週水曜(というか昨日)から来週月曜まで、
ちょっとした休暇となっているのでした。
そんな訳で休暇初日となった昨日は久々となる東松山巡礼を敢行。
アヴァロンは相変わらず健在な上、
攻略本まで常備されていました。
ここから新たな魔導士達が巣立ってくれることに期待です。

さておき今日もSDBのレポートな訳ですが、
今回は趣向を変えて個人的に気になるプレイヤー1人に注目し、
そのプレイヤーの参加した2試合を続けて紹介していきたいと思います。

----
予選1回戦第5試合(おのっち、にゃむ、こば子(27)、年年歳歳花相似)

チャイレンデッキといえば鍵聖戦環境において、
魔神ルカと並ぶ最強デッキの一つに数えられる存在。
しかし出足の遅さと配置狩りに対する脆さ、
そして泥試合になりやすさから、
競技会、特にSDBの様なポイント制の大会では不利とされていた。

そんな環境下で敢えてチャイレンを選択したプレイヤーの一人が、
この試合に参加した年年歳歳花相似(以下ねんねん)である。

博物館(昼)で始まったこの試合、
鍵を手に入れたのは天女を使ったおのっち。
これに対しにゃむはミスブラ+黄青緑で祠待ちの体制。
そして注目のねんねんは、
早くもユキダルマン散布状態に突入していた。

ホルダーとなったおのっちは祠のにゃむにジラクリムゾンで侵略するも無支援。
これに対しにゃむは当然の如く支援を使用。
使ったのは…アマゾーネ。

手札を黄2赤1緑1にして祠1つ目を獲得したにゃむに対し、
おのっちが1番、こば子が2番で侵略。
その頃ねんねんは順調に配置数を伸ばし、
チャイレン+赤緑で祠待ち体制に。
しかしおのっちはにゃむとねんねんの両方に対するソリューションを持っていた――石像+支援鷲掴み。
にゃむはグリゲーターで抵抗するも撃破され、
更に祠が誓い方に移動といよいよ「おのっちタイム」発動…かに見えた。

しかし次のチェイサーターン、
ネオン+赤で祠に着いたおのっちにねんねんが攻め込む。
アタッカーとして現れたのは勿論――チャイレン+支援フェレット。
おのっちの支援フェレットは、空を切った。

ホルダーになったねんねんはコアラ先生+エイイアンのコンボを使って、
あっさりと祠に到着。
更にチャイレンを配置し、手札も黄緑+ユキダルマンの補充と無敵モードに突入。

こうなると完全にねんねんのペース。
おのっちはアーマジロ+フィールドアーマでねんねんのエイイアンを狩るので精一杯。
唯一攻め込んだにゃむも渾身の剣客+聖騎士をハコリスで避けられ、
4あったライフを根こそぎ奪われてしまった。
この理不尽な強さこそ、チャイレンデッキの真骨頂である。

難なく鍵を守ったねんねんだが、
さすがに2つ目の祠にもチャイレン配置とはいかずユキダルマンで妥協。
手札は赤1緑2。

これに対し戦闘1番で攻め込んだのはこば子。
使ったのは育成済みのチャイレン+支援エンペラーだったが、
結局これが「彼女」の最初で最後の見せ場となった。

戦闘2番だったおのっちがライフアウトしたことで祠が空となり、
こば子が祠入りしたところで試合終了。
制限時間の厳しい中で唯一祠を2つ周ったねんねんが、
このブロックの1位となった。

予選2回戦第5試合 (misono、年年歳歳花相似、チップ・ザナフ、リチア)

1回戦目で劇的な勝利を収めたねんねん。
しかし待ち構えるのはオオサン育成型の珍獣デッキを使うチップ、
そして1回戦第6試合でとんでもない泥試合を演じてしまったmisonoとリチア。
恐らく祠1つ周れるかどうかも怪しい泥試合になることが予想されるが、
問題は別のところにあった。
実は第3試合、第4試合の参加者が会場付近におらず、
2試合を繰り下げての試合となっていたのだった。
これがプレイヤーのモチベーションにどんな影響を与えるか。

太陽の庭園(夕)で始まった試合、
リチアが天女無しで鍵を取るも、
第6試合で同じ組のmisonoがいきなりジラオーカー+白2で祠ガン待ちモード突入。
早くも泥試合の予兆が現れる。

これに対してリチアは全く手が出せず、
ダゴナイト→イヌガミと配置モンスターを変えつつ完全逃げモード。
勿論他のプレイヤーもこれを指をくわえて眺めていた訳ではなく、
ねんねんは配置数を増やしながらもワープマスを制圧していき、
チップもじりじりと距離を詰めてゆく。

リチアがスケールイータ配置+手札青赤白となったところでチップが動く。
チップはオオサンで育てたポヨロール+フェレットで攻撃。
しかしリチアが握っていた支援――フィールドアーマ――は、
チップをあっさりと退けてしまった。

そうこうしているうちにリチアのライフ1は1。
一人で死ぬのは嫌だとばかりに、
チップのチャロをナイトキャット+風雷の舞で落とし、
チップも道連れにしたのだった。

祠を周るよりも先に鍵落としが発生という異常事態の中、
鍵を取ったのはまたしてもリチア。
しかし移動の要となるワープマスはねんねんに封鎖されたままだ。
結局リチアはねんねんのエイイアンをジェントル+トリックスターで落としてねんねんをライフアウトさせ、
手札を青赤緑としてターンを返すことに。

これに対しチップが再度攻め込む。チップの侵略は云+ハコリス。
一方のリチアは支援トットー。
結果はチップの攻撃は避けられリチアの攻撃が刺さるという、
あまりにも不平等なものとなった。
一方ねんねんは再度配置数稼ぎに挑み、
ここまで全く動きの無かったmisonoはひっそりとライフアウトとなった。

misonoが消えたことで祠は空になったが、
相変わらずリチアは動けない。
結局ジェントルを呪術師の祈りで16/16にし、
手札を赤緑として再度ターンを返す。

完全にゲームが停滞してしまった中、
チップは別のジェントルをクマゴロウ+エンペラーで狩り。
リチアはロータンを使うも上昇値勝負に負けて倒される。
そしてmisonoはユキダルマン+赤白で再度祠待ち。
まだまだゲームは動きそうにない。

残り5分の表示の中、
リチアは未だに祠待ちにソリューションを見出せず、
スフィンクス+赤2で再三の停留。

これに対して漸くねんねんが動いた。
戦闘1番を取ったねんねんはチャイレン+モグタンでスフィンクスを撃破、
リチアをライフアウトさせる。

しかし祠周りを固められた中では、
いくらチャイレンを駆るねんねんでも祠へ攻め込むのは至難の技だった。
残り3分と絶望的な中、結局少し動いてチャイレン+青1赤2緑1で止まってしまう。

全く身動きの取れないリチアは黒の王+隼丸で先ほどのチャイレンを狩ろうと試みるが、
ねんねんは既にソリューションを用意していた――支援クマゴロウ。

そして時間的に最後となるであろうホルダーターン。
ねんねんは意を決して祠のユキダルマンに挑む。
しかしチャイレンを使い果たしたのか、
ユキダルマン+支援ハコリスで攻め込まざるを得ない。
一方手札が赤1緑1白2と無駄に充実しているmisonoが選んだ支援は――心眼。

結局唯一祠を1つ周ったねんねんが1位となったが、
ライフアウトとホルダーターン数の少なさが響き、
スコアも寂しいものとなってしまった。
とはいえSDB環境では決して有利とはいえないチャイレンデッキで、
ここまで健闘したことは賞賛に値する。
今後の大会でも台風の目となることは間違いない。

----
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津田沼SDB23レポート(その1: 自分の出た試合)

2007-11-21 00:48:37 | 大会
昨日は夕方から新宿→吉祥寺のコンボ。
吉祥寺ではエミュレータでプリルラをやったのですが、
道中でありえない程食らいまくり、
ラスボス到着時には「一発食らったら終わり」という状況に。
幸い詐欺パターンが来なかったこともあり、
奇跡的にクリアは果たしましたが、
やはり残機やライフが増えないゲームは辛いです。

そんな訳で今日から何回かに分けて、
先週津田沼で開かれたSDB23のレポートを起こしてみます。
今日は自分の出場した予選1回戦第1試合と、
予選2回戦第6試合を、
自分のプレイ状況を含めて紹介していきたいと思います。
また例によって他参加者の敬称は省略としますので、
予めご了承下さい。

----
予選1回戦第1試合(水曜魔導でしょう(私)、アイシャ(カルムさん)、ルイーゼ(霧沢さん)、チップ・ザナフ(みうらさん))

マッチング表を見て悶絶。
いきなりラスボス(カルムさん)を引いてしまう。
とはいえ今回はゴースト2枚に石像もあるし、
開幕勝負なら何とかなる…筈。

開幕、マップは月光の庭園(朝)。
幸い天女を引くことができ、
アイシャに先んじて鍵取りに成功。
しかしその間にルイーゼはダゴナイトで祠待ち、
そして肝心の石像は…無し。

しかもこんな時に限って色支援ばかりが被り、
祠に進めない。
結局アンチュ置いて立ち往生という最悪の展開に。

それに待ってましたとばかりに攻め込んだのはルイーゼ。
シータンク+鷲掴みにハコリスで抵抗するも…避ける訳が無い。

手札白1で祠に着いたルイーゼに対し、
私は侵略を諦めて先回り。
ちなみに鍵戦闘は1番チップ、2番アイシャという状況で、
チップ、ユキダルマン+突進、ルイーゼ支援使わず。

ホルダーになったチップ、
コアラエイイアンのコンボを使っていたのでチャイレンデッキかと思ったのだが、
事故を起こして云を置いて立ち往生。
実はこれが非常なトラブルとなってしまったのだった。

こちらは白2枚が被ってしまい、
折角出番を待ち構えていたジラクリムゾンや黄青が移動に消費されてしまう。
結局ベビドーラ+心眼で攻めたのだが…、
結果は言うまでも無い。
というか何故もう1枚の支援、目くらましを使わなかったのか。

結局鍵は剣客+鷲掴みを使ったアイシャの手に。
祠にはチャリオが置かれたのだが、
ライフアウトで飛ばされた先が、
どう見ても今の手札ではホルダーに追いつけない場所。

第3章、完。

…といいたいところだが、
天はまだ私を見捨てていなかった。
何故ならマップが昼に変わったことで、
チャリオにジラコバルト+心眼で攻めこむチャンスを与えてくれたからだった。

漸く祠へ行けるチャンスを手に入れたが、
手札そのものは芳しいものではなかった。
辛うじて手札に目くらましを残せたけれど、
祠に置けたモンスターがグリゲーターというのはどうも心細い。

そんな私に誰も攻め込まない、
なんて筈がなくルイーゼ1番チップ2番。
でもってそのルイーゼなのだが、
使ってきたのが何とラフリア冬+心眼の定番コンボ。
まさかここで目くらましが腐らなかったとは。

結局その後の戦闘で、
オオサンで育てたのか27/27になったポヨロール+突進で撲殺しに来たチップが祠に着いたところで終了。
順位は4位(最下位)だったが、
ポイントは418点とそこそこの出来。
次の回で祠2つを周れれば。

予選2回戦第6試合(AO、アイシャ、マヤ(私)、こば子(27))

またしてもラスボスと当たって悶絶。
よく分からない人がいたり、
私のIC名がいつのまにか変わっていたり(ICが見当たらなくて応急処置)とかあるけれど、
気にしないように。

2回戦では既に5試合が行なわれていたが、
そのうち2回で入城が達成されている。
従って入城がボーダーとなりそうなのだが。

マップは図書館(昼)。
開幕またしても手札に天女。
しかも嬉しいことに石像もセット。
と思って喜び勇んで飛ぶも、
実はアイシャも天女で一緒に飛んでいて、
しかも先に剣客を置かれてしまう。
その間に謎の人物、こば子に祠待ちされいきなりピンチ。

幸か不幸か、鍵は私の手に渡った。
しかし手札はぱっとせず、
先ほど消費し損ねた石像+ベビドーラで攻めこまざるを得ない。
当然、先制を食らって死亡するビジョンしか見えないのだが…

こば子が使ったのは、トットーだった。

その後はAOが鍵を取り、
私は無理をせずに先回り。
といいながら現世2連発でジラオーカーを25/22にまで育て上げていたり。
しかし問題は祠1つ目のAOが置いたダゴン(手札緑2白1)に、
アイシャが仕留め損じた(ネオン+ウォーリアーを黒の称号で返される)ことだった。
これではAOにリーチがかかってしまう。

とはいえ望みが無い訳ではなかった。
AOが2つ目の祠に置いたのはン・キィー、手札は白1枚。
これに対して私にはジラコバルト+心眼で攻めこむチャンスが与えられていたからだった。
更に最初の祠に残っていた魔法剣客も、
アイシャのライフアウトで消滅。
ここに先ほど温存した25/22のジラオーカーを置ければ、
一気に勝負がこちらに傾くだろう。
実際手札は良好で、
祠にジラオーカー+手札目くらましとほぼ理想の展開に。

しかし勝機は既にAOの方に傾きつつあった。
私が2つ目の祠を取った時点で、
次の祠にはAOのウォーリアーが。
仮にAOが私を倒してホルダーになればそのまま終了。
私が防衛に成功しても、
AOには祠での水際作戦で逆転を狙うビジョンが残されている。
全ては次のターンのAOの動き次第。

次のターン、私に攻め込んだのはAOだけだった。
使ったのは、クマゴロウ+鷲掴み。

----

という訳で祠1つの差で総合5位、
という残念な結果となってしまいました。
それでもカルムさん対策は非常に良く機能しましたし、
泥試合にも巻きこまれずにポイントを稼げたので、
まずまずの結果といえるかと思います。
ひとまずこのデッキをSDBではメインで使っていこうかと思います。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする