墨絵という物は実に味が深いなあと思う。
遠い心の心象風景を墨に託して墨ひとつのカラーで描くのだから。
しかし、水の混ぜ具合でこれほどにも色を出せるのがまた墨絵なのだと思うし、雪国の世界を描くのはまたこんなすばらしい墨という道具でしかならないとつくづく感じている。
雪深い北国の人里。雪の吹雪に見舞われがらも民家では遠いしばれる冬を家族同士が手を擦り合わせながらいろりで暖をとる。
そんな北国の足音を感じていただけたら幸いである。
「雪国の一目につかぬ暖の色。」
雪国の風景はそんな人の温かさを雪の寒さに伝えているような気がする。
豪雪地帯の朝
遠い心の心象風景を墨に託して墨ひとつのカラーで描くのだから。
しかし、水の混ぜ具合でこれほどにも色を出せるのがまた墨絵なのだと思うし、雪国の世界を描くのはまたこんなすばらしい墨という道具でしかならないとつくづく感じている。
雪深い北国の人里。雪の吹雪に見舞われがらも民家では遠いしばれる冬を家族同士が手を擦り合わせながらいろりで暖をとる。
そんな北国の足音を感じていただけたら幸いである。
「雪国の一目につかぬ暖の色。」
雪国の風景はそんな人の温かさを雪の寒さに伝えているような気がする。
豪雪地帯の朝