妊娠秘話 その１

娘がお腹に宿ったと判った、あの瞬間を私はいまでも忘れないだろう
あれは、世間が同時多発テロで騒然となっていた２００１年９月１４日だった。
子供が欲しいと思い立ってからなかなかできなかっただけに、いつもは生理予定日近くなると、ソワソワしては何度もガックリくる経験をしていたけれど、あの時ばかりは、そのこと（予定日）も頭からすっとぶくらいの衝撃的なニュースに毎日クギづけとなっていた。
普段はそんな遅い時間に決して観ないＮＨＫで、二機目の突入を偶然リアルタイムで観てしまったからかもしれない・・・。
落ち着いてから、あ～そういや予定日過ぎてるな～と思い、不妊の相談で通っていた産婦人科へまず行ってみると、「妊娠されてます」と先生からのお言葉
あの時ほど嬉しかったことはないな～
でもまだ心拍も確認できないくらい初期だから、あと一週間は周りに言わないように、と言われました。
もちろん、そんなの・・旦那様はもちろん家族には嬉しくって黙ってなんていられますかいソッコーでしたね。
そして産婦人科帰りに、まだ一度も使ったことない妊娠検査薬(あ、一回だけ大学時代の友人宅で飲み明かすのに、念のためチェックしたことがあったような）を薬局で買い、我が家で判りきった検査をやってにんまりしてましたね～　　続く

妊娠秘話 その２

「妊娠されてます」のその瞬間から私の人生はまさにバラ色でした
そして妊娠発覚の９月１４日その日は、なんと我が愛するモートンの誕生日じゃ～・・・って、その時ばかりはモートンも頭からすっとんでましたがでも今でもすごく嬉しい偶然だったなーと、懐かしく思います。
そして、まだ心拍が確認できてないと言われた翌週にもう一度診察を受けると、晴れて先生から「おめでとうございます」のお言葉をいただきました～
そしてソラマメみたいな超音波の写真を貰ったときにはほんっとに感動でした
あまりの嬉しさのせいなのか、いつ始まるのか待ち構えていたツワリが一向にくる気配もなく、あっという間に安定期になりました
そしてそしてお腹もだんだん目立ってきた頃、いつも買い物で顔を合わすたびに「赤ちゃん、まだ～？」ってしつこく訊いてきていた知り合いのオバチャンに、それ見たことかとお腹を突き出してやりました　あぁその快感だったこと
「赤ちゃん、まだ？」って、子供が欲しいと思うまでは全く気にもならなかった言葉なのに、いざ欲しくなった時には、プレッシャー以外のナニモノでもないな・・・ってことを身をもって体験しました。私は、子供はこれからっていう友人にも決してこのコトバは言うまいと思ってます。続く