Sujak do 〜SujaのDNA〜

興味深く感じたことや読んだ書籍について書いたりしていきます。天然石については、一休み。

タイトルに惹かれて読んだ小説が、想像以上に面白かったのです

2021-07-17 14:31:00 | 本を読む
こんにちは
sujaです

いつものように図書館へ行った時のこと
リサイクルコーナーで目を止めた書籍がありました

と、その前に…

申し遅れましたが私
ビートルズが大好きな人間なのです

そう、あの伝説のロックバンド
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ
と言えば誰でも知っているでしょう
あのビートルズです

私は俗にいう
『ビートルマニア』の端くれなのです

そんな私の目に止まった書籍のタイトルが

なんと
『マリアビートル』


ビートルズとは関係ないと分かっていても
ビートルという響きだけでワクワクしてしまうのですから
頂戴するに決まっています

作者は、伊坂幸太郎氏
はっきり言って、存じませんでした

そして、書籍を開いて読んでみると・・・

当然
ビートルズとは縁もゆかりもない内容
しかも、殺し屋が多数登場してきます

殺し屋が出てくる小説を読むのはどうかなぁ
と、怪訝な思いで読み進めてみると

なんと
なかなか興味深いのです

個性的で憎めない殺し屋たちが登場し
東北新幹線の車内を舞台に
ハラハラドキドキを繰り広げていくのですが

その中で非常に関心を惹いたのが
『王子』という名前の中2の男の子が
ルワンダで起こった殺戮事件について話しているところ

非情な男の子が話しているとはいえ
簡潔で分かりやすい説明でした

読み終えた後
(なかなか問題定義された良い作品だったなぁ)
と思いながら解説を読むと
この『マリアビートル』は
殺し屋シリーズの2作目だと知り

1作目となる『グラスホッパー』を
読むこととなりました


こちらを読むと
『マリアビートル』でちょっと登場した人物が
重要な人物としてストーリーが展開していきます

『グラスホッパー』は過去に映画化されたようですね

ちなみに
『マリアビートル』は2022年ハリウッドで映画化されるそうです
タイトルを変え、主演はブラッド・ピット
どんな映画になるんでしょうね?

『グラスホッパー』を読み終えた後
図書館で読み物を探していると

なんと
殺し屋シリーズの3作目があることを知り
思わず借りました

『AX』(アックス)



最強の殺し屋が、恐妻家というお話
クスクス笑いながら読むところが多く
けれど、決めるところは決める
楽しく読んだ娯楽作品でした

ビートルズが好きでなければ
巡り会えなかったと言っても過言ではありませんね