私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

自分の考えに翻弄されていることに気づく

2015年01月17日 21時31分09秒 | 自覚ワーク等の紹介
◇自分の考えに翻弄されていることに気づく◇

みなさん、自分で考えをつくっておきながら、その考えに翻弄され、苦しまれる方が多すぎます。
これは、とても滑稽で悲しいことですが、事実です。
今日はそのことについて書いてみたいと思います。

例えば、あなたに何かを手に入れたいという欲望が生じたとします。
その対象としては、仕事だったり、何かの物だったり、異性だったりといろんな対象があると思います。
それが何とか手に入るものならいいですが、なかなか手に入らないものであるときは、心に激しい葛藤が生じることもあるでしょうし、大きな苦しみのもとになります。
少なからず、あなたの心はその対象により翻弄されることになります。
翻弄される余り、人生の貴重な時間を翻弄されたまま消費してしまう方もおられるのだと思います。

しかし、そうやってただ翻弄されるのではなく、一度冷静になって立ち止まって頂きたいと思うのです。

あなたが囚われているその対象に価値や意味を与えたのはあなた自身であることに気づいて頂きたいのです。

仕事や物や異性に、それがいいという価値を与えたのは誰ですか?

起こってきた現象に、それが問題だという考えを与えたのは誰ですか?

誰かの言動に対し、それが理不尽だ等の考えをつくったのは誰ですか?

その対象や、その対象に付与した考えに囚われるのではなく、一度立ち止まり、あなた自身に意識を向けてください。

そして、その対象に付与した考えをつくっているのはあなた自身であることに気づいてください。

自分のつくった考えに囚われ、翻弄されている馬鹿馬鹿しさに気づいてください。


厳しい言い方をすれば、何かの対象やそれに自らが付与した考えに翻弄される姿は、まさに奴隷です。
外側の対象に価値を付与しておきながら、自分自身に価値を見出せず、外側ばかりに価値を求めて翻弄されるその姿を、奴隷と言わずしてなんと言えばいいのでしょう。
残念ながら、多くの方は、自分がつくった考えの奴隷のように生きています。
そして、奴隷のまま死んでいきます。

どうか、外側の対象やそれに付与した考えをあなたの上に置かないでください。

それらを、あなたの足の下に踏みつけ、それらに主導権を与えないでください。

そして、創造主としての主導権をあなた自身にしっかりと保持してください。


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

スピリチュアル ブログランキングへ
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする