今回も見事に成し遂げましたね、七段昇段おめでとうございます。

2010年08月28日 23時28分22秒 | Weblog
荷宮先輩は高校時代からいつもそうだった。「見事にやってのける人」だった。

「七段を受けてみようと思うから、今年から剣道復活しようと思う、よろしく頼むな!」
正月明けに新調した防具を持参した先輩からそう言われたのは、つい先日のような気がする。

それ以降ほぼ毎土曜日の酔剣会稽古と時々ホーム(新日鉄大分剣道場)での稽古を重ね今日まで半年余り。

「6段受験は今から22年前、久々の昇段審査で少々緊張しました。」とは合格の弁。

とにかく切り替えの早い人であり、信念の人である。

決して周到な用意・作戦を人に見せることは無いが、何事もPDCA(プラン→ドゥ→チェック→アクション)のサイクルを丹念に回しながら、ステップアップできる人なのだと思う。

でないと、30歳の頃までに全日本実業界剣道の頂点を味わいつつ、突然ロードレース(駅伝・マラソン)の道に転向し、ほぼ限界近くを極めるやそれとも決別し、今度は新規にゴルフを始めるとすぐに特訓の成果を出す。何とスコアも80台の壁を乗り越え70台を出すようになりこの道を究めて行くのかと思いきや、「やはり剣道がいいなぁ!」とこの正月の発言である。今更ながら(この人は何足の草鞋を持っているのだろうか!?)・・・

春の職域大会ではひと回り下の世代しかも強豪な相手、日田市Aチームに酔剣Aチームは完敗。そんな中、荷宮先輩だけはしっかりと勝利した。

やること成すことこの人の真似はできません。真似できよう筈もありませんが・・・

こうしたい、こうなりたい、そのために自分はこうする・・・やはり私は信念の人と呼ばせてもらうことにする。


○荷宮先生七段昇段祝い会のご案内

と き 平成22年9月11日(土)19時
ところ 大分市内
その他 場所・負担金等詳細は後日ご案内します。


衰えない夏、わが稽古会も衰えず!?それにしてもこの暑さ半端ないぞ!

2010年08月28日 22時50分13秒 | Weblog
酔剣同志のみなさまへ

今夜の稽古会お疲れさまでした。
突然若い二人が道場に現れました?
誰かの子供さん?親戚の方?知り合い・・・?

お隣の国、韓国釜山からやってきました「ソン君」でした。
同伴の女性はAPUの○○さん(日本の方でソン君の彼女?)。

ソン君(孫?)は現在釜山の道場で剣道を習っているようで、始めて3ケ月らしい。
錬武堂で胴衣を買い求め、ついでに稽古の見学を申し出たとのこと。(館長の紹介)

せっかくだから、面打ちを10本ほどやってもらったら、それが結構筋がいい!
世界選手権は長年韓国がライバルという、おそらくしっかりした指導者の元で稽古しているのだろう・・・

さて、今夜も日比先生が国東市より稽古に来てくれました。
先日習った基本の基本を意識しながら懸かっていきましたが、さすがに2分もすると息が上がるは、手足バラバラになるはで想定内とはいえ無残に果てました。

明日は福岡市で6段昇段審査があるそうです。
受験予定の方も今夜はいち段と気力充実の稽古振りを見せていました。
どうかご武運をお祈りいたします。

○8月28日稽古会参加者
羽田野、日比、児玉、小野、荷宮、古川、荒巻、三浦、木田、阿部洋、岩尾、冨坂、高屋、掃部、小木戸、青柳  見学(ソン君)

当時は「絶対王者」だった、昨夜その人に再会した。(少々長文)

2010年08月22日 07時33分53秒 | Weblog
時は昭和49年にタイムスリップする。今から36~7年も前の夏の始まる頃。大分舞鶴高校だったか?大分商業高校だったか?いずれかの体育館だった。

体育館では、この年のインターハイ県予選(団体の部)が開催されていた。当時はトーナメント戦で一発勝負。こちら(杵築高校)は順当に勝ち上がり、向こう側のやぐらはやはり安岐高校が上がってきた。(安岐高校はこの大会にしっかり照準を合わせて来た。)

秋の新人戦や先月の別杵支部の予選(別府・速見・杵築・東国東地区の高校で本大会予選を行っていた。当時はどこの高校にも剣道部があった。)などこれまで一度も安岐高校には負けていないし、現在のところ県下には負ける相手はいない=今回は必ず悲願のインターハイ出場だ!と思っていた。

遂に悲願達成のその時が到来したと皆が確信し、宿敵安岐高校との決勝戦を迎えた。

先鋒戦、試合開始と同時にそれまで鮮やかに決めてきたのに中々決まらない、時の経過が早く感じる。確か引き分けだった気がする。精魂込めて戦う先輩達、応援団は固唾を呑みながら一体となって応援する。次鋒、中堅、副将戦とこちら側が優勢のまま、いよいよ大将戦を迎えた。勝てば優勝するが何と言っても相手はあの「徳丸選手」。

腰まわり、腕まわり、首まわり、当時の徳丸選手を見れば大方の人は圧倒されるだろう筋肉隆々の体躯。連続技を繰り出し、体当たりして相手を弾き飛ばす。相手から打ち込まれても微動だにしない。ひとたび鍔競り合いになり、タイミングよく腰を捻られると相手はよろけてしまう、そこをすかさず決める。そんな試合運び。正に「超高校級」だった。

大将戦を終えた段階で大星、小星同数!?代表戦となった。

応援する我々の目の前で、我が愛すべき先輩達は精魂尽き果てるが如く死闘を繰広げている。

春の九州遠征、鹿児島実業高校から八代東高校へ、そこから佐賀龍谷高校。また時期を変え、福岡大濠高校から小倉南高校へ・・・車の無い時代の九州遠征。遠征先では本州の有名校、伝統校も交えての練習試合を重ねた。
今思うに、あの時代に九州遠征したのは、選手が揃ったこの年代に特に期待が込められていた気がする。

さて、いよいよ代表戦。母校と地元の期待を一身に受け、こちらは不屈のポイントゲッター中堅「荷宮選手」、あちらはやはり大将「徳丸選手」が代表戦に立った。
一本勝負。試合の内容を詳しく覚えていないが緊張感も最高潮に達した中、徳丸選手の技が決まり夢果てた。

礼のあと、弾幕を囲み肩組んで勝利の歌を謳う安岐高校の選手達。
その姿とは対象的に我が杵築高校は体育館の端でうな垂れ嗚咽する選手、応援団。
母校関係者誰もが悲願達成を信じて疑わなかった今さっきまで・・・。
自分も大勢の応援団に混じっての体験だったが、夏の始まりのあの日のことは決して忘れない。

死力を尽くし敗れた先輩は正に天晴れ。
敵ながらこの大会で伝統死守した宿敵安岐高選手達も天晴れ。
大将戦、代表戦と連勝した敵将「徳丸選手」も天晴れ。
続く個人戦も徳丸選手が制した。正に「絶対王者」と皆の目にはそう映った。

母校杵築高校は、その後何度も宿敵安岐高校と雌雄決戦を交え、この年から8年後に悲願達成した。

約40年も昔の話。50会(ご・まるかい)の方々はこんな時代の皆さん方。
青春の限りを剣道に捧げた皆さんだからこそ今も尚、固い絆で結ばれているのでしょう。

今回は少々長くなってしまいましたが、徳丸さん(現在の日比先生)は他校の我々にとっても強烈なインパクトを与えてくれた方です。
その後大学、愛知県警と剣道一筋に歩まれ、全日本選手権にも何度も出場され、数々の功績を積み上げられたと他の方から伺いました。

先般より郷里の武蔵町にお住まいで、酔剣会にも時々稽古に来ていただけるとのことでした。また楽しみが増えました。


○(時間の経過により記憶違いもあろうかと存じます。)
 記述に誤謬や誤解がありましたらご指摘ください。修正いたします。




早い動作でなく、ゆっくりやる、腰を入れてやる、止めてみる!?

2010年08月21日 23時08分08秒 | Weblog
酔剣同志のみなさまへ

今夜の稽古会お疲れ様でした。
館長は所用で欠席でしたが今夜も多くの方に来ていただきました。

愛知県警OBの日比(ひび)先生がわが酔剣会定例稽古に初めて参加していただき、基本稽古を教わりました。

「面打ちは打突の瞬間に両手のひらを内側に絞るのではない。」
「打突後に跳ね上がるのもおかしい。」
「右手は打突したらやや伸ばし、左手はしっかりと引き手にする、すると竹刀は面(布団)の上に留まるも、相手の面の先端(脳天)から20cm程打ち切った状態(そんなイメージ)になる。それが本来の面打ちの基本。」

「切り返しはできるだけゆっくり大きくやると自然と左の腰が入る。(左)腰を入れることは=すべての基本動作。」

「真っ直ぐ摺り上げてそのまま降ろせばいい、つい受けてしまうと面が打てない。」「右に避けると平打ちになってしまう。摺り上げたら真っ直ぐ切り落とせばよい、相手が避けてくれる。」

「打ち込んだ後、相手の横をすり抜けて安全なところで振り返る、この時点でもし相手が向かってくれば叩き落とす位の心構えが必要。決して気を抜き休んでしまってはならない。これが残心だ。」

「稽古はこうして繰り返すもの、そうすればだらだら長時間できるものではない。」

・・・こんな指示を受けながら「切り返し」「面打ち」「面摺り上げ面」「面摺り上げ胴」等基本動作の基本を習った。

「なぜこんなに難しいのか?」「改めてぎこちない自分を感じるもどうすることもできない。」「切り返しには剣道のエキスが一杯詰まっている!」「隣の彼は結構上手にやれているな。」「皆さん真剣だ!」いろんな感情が道場に充満していた。

日比先生の号令のもと基本稽古はあっという間に30分経過しここで休憩を迎えた。

その後は皆さん、先生の教えに従い「えん・を切らない」そんなつもりで稽古していました。

○8月21日参加者
日比、児玉、古川、荒巻、三浦、阿部功、阿部洋、木田、福田、掃部、半崎聖、清(兄)、清(弟)、伊東、青柳

お盆は、稽古お休みです。(8月14日土曜日)

2010年08月13日 08時20分30秒 | Weblog
台風は大きな被害をもたらすことなく九州の北を通過して行きました。

しかし、気候の方は相変わらず残暑・酷暑が続いています。

今日13日は迎え盆。墓参りに出向く方も多いことでしょう。
「13日のお迎えは早めに!」「15日の送りは遅い方がいい!」とは、この時期によく祖母から聞かされたもの。(今から40年以上も前のお話ですが、この時期に必ず思い出します。)
「迎え盆・・・墓参りの帰りには、何人ものご先祖様を背負って坂道を歩いて帰宅した8月13日の夕暮れの光景。」懐かしい思い出ですが、墓地への道も整備され今では車で送迎です。

ご先祖様がいてくれたからこそ、今の自分がこうして生かされている。この時期になると改めてそんな気持ちを抱かせてくれます。感謝せずにはおれませんね。




盆前の稽古会、帰省の方もいるようで・・・・ え!?ごーまる会?

2010年08月07日 22時11分16秒 | Weblog
酔剣同志のみなさまへ

今夜の稽古会お疲れ様でした。
日中の天気も夕方から風が出てきて、一転爽やか?な感じでいつもお世話になるエアコンなしで稽古できました。せっかく涼しい日となったのですが、お盆を前にして、みなさんいろいろご都合あるようで参加者はやや少なめでした。

本日は館長不在。
実は「50会(ご・まる会)=昭和50年3月に大分県の各高校を卒業した同期の剣士会で、当時から35年も経過しているのに、これほどまでにまとまりのある同期会も珍しい・・・名簿を拝見すると、高校も安岐・杵築・大分・上野・舞鶴・三重・三重農・臼杵・緒方工・竹田・中津工・・・と多彩である。当然今も剣道を続けている方々ばかり約30名位いたようです。竹刀を握り、いわば真剣に青春をぶつけ合ったことが、仲間意識をより高めているのでしょうか?おいちゃん達、中々ご熱心。感心ですね。」

その稽古会がここ英信館道場で15時から一時間程度行われ、その後懇親会を開催されたようです。(酔剣同志でこの会に所属する方は、小野・児玉・堀智・本多・古川・荷宮・黒石・油布、何故か木林さん・・・と結構いらっしゃいます。)

本日は、昨日から続く大分市での夏祭りや別府市でのAPEC会議などで交通整理や要人警護?などたぶん特別な対応だったのでしょう、一部警察関係者が稽古に参加できなかったようです。

明日は明野の新日鉄大分体育館で夏季昇段審査会が開催されます。
岩尾さんが4段に挑戦するということで、稽古の終盤には立会い稽古を行いました。
荒巻、羽田野先生より修正点をアドバイス。

ご本人は真剣さの中に自信をのぞかせていました。ご武運をお祈りします。

○8月7日参加者
 魚瀬、羽田野、荒巻、岩尾、井上、舟越、高屋、掃部、青柳     
  挾間(見学)

■お知らせです。
 来週、8月14日(土)は定例稽古会はお休みします。