このところだいぶ寒くなってきました。バイクも1台だけなら通年乗るつもりですがENとアドレスの2台所有している上自動車も1台所有しています。現状でさえ3台乗りこなすのに苦労しているのに(自動車は一度バッテリー上がりをしてしまった)これから冬を向かえますます乗らなくなってしまえば3台共倒れしてしまいそう
という訳で,この3台のうちどれかをシーズンオフしてお蔵入りしようと思います。
まず自動車ですが,先日バッテリー上がりしてからバッテリーのマイナス側のケーブルを外しておきました。今日久々に乗ろうとケーブルを繋いでエンジンを回すと気持ちよくかかった!が,しかし,カーナビが起動しない。今日は6か月点検でディーラーに行く予定だったのでついでに見てもらったらどうやら完全に電気が遮断されるとリセット状態になってしまい再セットアップしなければならないらしい。これは面倒なので今後はケーブルを外すのは止めこまめに乗るよう心掛けよう。
次にアドレスですが,もはやアドレスは通勤,買い物等私の生活の足として欠くべからざる存在になっています。忙しい朝もインジェクションで一発始動!面倒なクラッチ操作もいらずコンパクトボディと超加速力でトロい車をスイスイすり抜け,いつもの信号待ちで出くわす50CCのオッサンもダッシュで軽々抜かす。シート下トランクとテールボックスとコンビニフックで買い物袋をことごとく包み込んでくれるアドレス君をお蔵入りすることは到底できません。
という訳で,週末の遊び用に購入したENをお蔵入りすることは当然と言えば当然の帰結となりました。
さて,今日は昨日からの雨が午前中いっぱい降り続き,午後になってようやく晴れ間が見えてきました。こんな湿った日にあまりいろいろしたくないので,とりあえずタンクに残ったガソリンを少しでも減らそうとR19を松本方面へ。
既に昨日のツーリングで燃料計のメモリはエンプティのレッドゾーンの最後付近まで来ていたので残り2,3リットルでリザーブまでいくものと想像し,長野からちょうど50km走った東筑摩郡生坂村付近でUターンして再びR19を長野方面へ。そしてトリップメーターが61キロを指したところでついにガス欠。
このときのオドメーターは1939km。前回給油したときは1406kmで,ENは約12リットルでリザーブ前のガス欠になるので単純計算でリッター当たり44.4kmの燃費。ENは地球に優しいエコバイクですね。しかし日本では排ガス規制&騒音規制という別のエコ基準によって正規輸入は不可なのです。ものすごい黒煙を吐きまくって走ってるトラックやバスを放置してENを通せんぼする理由がよく分かりません。
さて,ガス欠したENを近くの待避所まで引っ張っていって前回同様コックの矢印をリザーブの上方に回すと例の如くホースからガソリンがゴボゴボ流れ出てきました。
日も沈み辺りは山中の真っ暗闇なのでトリップメーターをゼロにして急いで帰ることに。
長野まではまだ40キロあります。計算上ガソリンは2リットル残っているとは言えスタンドも人家もない山中で本当にガス欠したらどうしようという一抹の不安を抱えながらもENをぶっ飛ばし何とか帰宅。トリップメーターは46kmを指していました。
とりあえず今日はバッテリーのマイナス側だけケーブルを外してENを駐輪場へ仕舞い込み,次の作業は来週末にすることにしました。(本日の走行距離107km)


駐輪場からENを引っ張り出して久々にご対面。バッテリーのケーブルをお約束どおりプラス側から端子に繋いで出発!長野市中心部から飯綱町方面へ抜ける道を通り,牟礼地区まで来たらR18へ入る。もう何度も通る道だが久々なので新鮮味も感じる。気温は7℃。しかし着膨れの重装備でそれほど寒さは感じない。
信濃町へ来てまもなく県境へ。雲一つない快晴の中黒姫山と妙高山が突如現れる。前回通ったときは黒姫山を撮影したので今回は妙高山を背景に記念撮影。
この写真を撮った場所から道路側にカメラを向けると県境の看板があるのでついでに記念撮影。
さて,新潟県に入るとR18は日本海まで一直線に下ります。しかし,今回はR18で上越市街地まではいきません。その手前の乙吉という信号を左折してR8を目指します。途中右左折を繰り返し,いよいよR8へ。R8はかつて北陸道と呼ばれた新潟市から京都市まで日本海沿いに走る由緒ある国道です。
そのR8へ入ってしばらく進むと日本海が見えてきました。コンビニに止めて日本海を背景に記念撮影。
このコンビニも何度と無く訪れました。さて,後はひたすらR8を親不知目指して走ります走ること約1時間。天気も悪くなってきて何となくどんよりした曇り空の中走っているとついに親不知の断崖絶壁が見えてきました。
今まで海岸沿いの付近を走っていたR8は急に勾配を上げ,みるみるうちに海岸ははるか眼下に見えるようになりました。標高の高い崖を削った洞門の中を蛇行しながら走っていましたが,ジェットコースターを乗っているような感覚で恐い!
さすが親不知といわれるだけの絶壁で,こんなところに無理矢理国道と鉄道と高速道路を作ったので3道入り乱れて走っています。しかも高速は最後に作ったためか通す場所がなくて海岸上を走っている箇所もあり,親不知ICはまさに海上にありました。
という訳で,とてもバイクを止めてのんきに撮影している場所も無かったので,親不知を通過してしばらく進んだ待避所から親不知を記念撮影。
この写真は親不知の出口付近なので最も狭隘な部分はもう少し奥のほうです。
そしてしばらく進むと道の駅市振が見えてきたので記念撮影とともに昼食。
この界隈には「たら汁」と看板を出した店がたくさんありました。多分この辺の名物なのでしょう。900円と少々高めでしたが注文することに。お味は・・・600円が妥当かな。
道の駅を出発後,まもなく県境へ。ついに富山県へやってきた!
富山に来たのは10年以上振りです。先の親不知が東西文化の境界らしいのですが,本当に遠くまで来たという感じがします。
さて,本当は富山市まで行くつもりでしたが,曇り空で気温も上がらないため,そうそうに引き返すことしにしました。R8を糸魚川方面へ向かい再び親不知を通過して糸魚川市内へ入り右折してR148へ。
この道をひたすら松本方面へ進む。内陸へ向かうだけあって標高も高くなり気温も下がり始めるが,着膨れスタイルが奏効したので,思ったほど寒さを感じない。道路沿いの案内板には気温15℃。ひた走ること1時間ほどで県境へ。
数時間ぶりに信州へ帰ってきました。しかしここから我が家までの道のりはまだまだ長い。途中白馬村で北アルプスを背景に記念撮影。
手前のスキー場はまだ積雪していませんでしたが,シーズンまでもうすぐです。
そして白馬からR406へ左折し,長野市まで45キロ。R406は国道と言っても林道のような悪路で狭い道を蛇行しながら山中を進む。山中を進む中,既に雲行きは最悪でしたが,ついに雨が降ってきた!それも小雨から一気に大粒の雨へと。
幸い寒さはそれほど感じませんが,ENに乗っていて雨に打たれたのはこれが初めて。ENのタイヤは雨に弱く滑りやすいとのことですので低速でブレーキに気をつけながら走ることに。
しばらく進むと山中を抜けてようやく人家らしき風景が見えてきました。どうやら鬼無里村に入ったらしく,この鬼無里村,前も通って思いましたが本当に趣のある山里です。個人的に信州の寒村風景№1を進呈します。
鬼無里村を抜け再び山中の崖っぷちを進みようやく長野市街地へ。雨もすっかりやんだところで自宅へ到着。今日も散々疲れた1日でしたが,走行距離1700キロを超えてENのエンジンの伸びも良くなって高回転・高速走行もスムーズになってきました。
が,既にシーズンオフ間近。もしかしたら今日が今シーズン最後のツーリングかもしれません。天気予報では長野県内は来週雪が降る模様です(本日の走行距離258km)
日本国内では部品供給が難点のEN。しかし海外では豊富なパーツをネットで購入できます。その一つが偶然見つけたBrooks Barn Motorcyclesというイギリスのバイク専門のオンラインショップ。このショップをつらつら見ているとEN125-2Aのパーツも販売していました。
EN125のパーツはなんと244点もあります。うらやましすぎる!まさにマニア垂涎の一品ばかりで,どれもこれも日本で簡単に入手できるのならどんなにうれしいことか!!思わず買い物カゴに入れたくなりました(笑)。もしこのショップで購入できるとしたら,日本までの送料はどのくらいかかるのでしょうかね。ENの他にもSUZUKI-GN125やHONDA-CG125,YAMAHA-YBR125等日本でも馴染みの深いバイクのパーツもラインナップされています。
このショップを見る限りでは,海外でもENの人気はそこそこありそうですが,ひとつ気になることがあります。海外ではENは排気ガス規制をクリアしているのでしょうか?
特にイギリス等EU圏内はユーロⅢという世界でも特に規制の厳しい地域ですが,日本に輸出されているENと同等のものがイギリスにも輸出されているのでしょうか?それともユーロⅢに対応した車種のものを輸出しているのでしょうか?
YBR125もユーロⅢに対応するため数年前に10馬力以下にパワーダウンしたと聞きます。日本国内に入ってきているEN125-2Aは12馬力程度のパワーを有していますが,この馬力でイギリスでも販売できるのなら,日本国内にも十分正規輸入できると思うのですが・・・
それとも規制以外の別のところで何かネックになっているのかもしれません。
ENはスズキブランドではあってもあくまで大長江集団という中国のメーカーが製造しているもの。スズキは同社に技術供与はしても日本国内で正規に販売することを許してはいないのかもしれません。
この点は憶測の域を出ませんが,世界では(特に発展途上国)125CCクラスの小型バイクはMTAT問わず生活の足として非常に重宝されていると思います。
バイクよりも車社会の日本では小型バイクの需要もそれ程見込まれないのも,日本に正規輸入されない原因の一つかもしれません。
まだシーズンオフした訳ではありませんが,昨日ENのバッテリーからケーブルを外しました。なぜかというと,今週末は休日出勤しなければならずENに乗れないことが予想されるからです(平日はアドレスしか乗りません)。
なぜこんなに神経質になっているかと言うと,この夏以来アドレスとENばかり乗ってて車にはほとんど乗らなくなり,連休中車に乗ろうとセルを回したらエンジンかからない!なんとバッテリー上がりしていました
もともと長野市へ転勤してから現在の職場は車通勤禁止なので週末くらいしか乗らなくなってしまったのですが・・・こんなことはドライバー歴十数年で初めてのことでした。早速JAFを呼んで事なきを得ましたが,本当にびっくりしました。
話をENに戻して,ENのシートを外して更にサイドカバーを外すと早速右側にバッテリーが現れてきました。他のバイクと比較したことがないのではっきりとは分りませんが,ENのバッテリーは車体の割りには何となく小さいような気がします。ENは中国製だから常時ライト点灯が決まりの日本の乗り方を考慮した設計はしていません。このバッテリーで本当に大丈夫かな?と思います。
さて,バッテリーからケーブルを取り外すのですが,お約束どおり最初にマイナス端子から外しました。まだ冬眠するつもりはないのでマイナス側だけ外しとけばいいかなと思いましたが,せっかくだからとプラス側も外しておきました。
そして錆防止のためバッテリーターミナルに万能グリースを塗り込み,再びサイドカバーをはめてシートを被せ,駐輪場の奥にENをしまいました。
たかが2,3週間乗らないだけにこんなに神経質になる必要はないんですがね。でもここ信州は既に冬の足音が聞こえてきていますのでもしかしたらこのまま本当に冬眠するかもしれません

暖かい海を目指そうとも思いましたが,バッチリ着込んだ防寒着の程度を試そうと南下して標高の高い内陸へ進むことにしました。おなじみのR19を松本方面へ出発。
気温は11度。松本の手前の安曇野市まで約60kmの距離を写真のような山中をひたすら走る。
やっと安曇野の市街地に入って気分的にも晴れやかになってきました。振り向くと北アルプスにうっすらと雪が・・・
さて,田沢の信号を左折して松本の市街地を迂回するルートへ進みます。更に浅間温泉から美ケ原温泉へと山際の道路を進み山麓線へ。
寒い寒い。とにかく寒い。気温は13度~15度。天気はいいのに寒風は肉体を直撃する。現場のオッサンが小型ネイキッドで何をかっ飛ばしてるんだろうと怪しまれるいでたちで走っていましたが,防寒着の効果も思ったほどではありませんでした。
しかし気合で走る!塩尻まで来てようやく松本平も終わり,一旦山の中腹から平地まで下ってきてR153に入りそのまま善知鳥峠(うとおとおげ)へ向かう。この峠こそ中央分水嶺の一つで,峠の南側で降った雨はそのまま天竜川へ流れて太平洋へ,北側で降った雨は犀川へ流れて千曲川に合流して日本海へと流れます。峠の頂上付近にその石碑があったので記念撮影。
この記念撮影の後ちょっとしたハプニングが!出発したとたんにエンジンの調子が悪くなって回転数がなかなか上がらなくなってきました。下り坂なのでエンジンブレーキを効かそうとギアを下げていったら簡単にエンストしてしまい,再びエンジンを掛けて進むと急に失速してついにエンジン停止。なんとガス欠してしまった!!
確かに燃料計はエンプティーの最後のメモリを指していました。しかし今までの走行経験からENの燃料計は当てにならず,実際に給油するとまだまだ余裕があったのです。が,今回は燃料計がぴったり正確!
早速コックをリザーブ(上)に回すと右側のホースからゴボゴボとガソリンが流れ出てくるのが見えました。ひとまずホッとする。が,しかし,ここは峠の山頂付近。周囲は人家もなければスタンドもない。峠を下れば小野地区に辿り着くがここからはまだ遠い。実際小野地区まで下ってきてもスタンドは休日で閉店だし,更に進んで辰野町のスタンドまで行くしかありません。リザーブがどこまで持つのか非常に不安な気持ちで5kmほど進むとようやく開店中のスタンドを発見。
満タンに入れて11.94リットル。ENはカタログ上のタンク容量は14リットルだからリザーブは2リットル程度ということか。ちなみに燃費はリッター当たり38.2km。うーん前回に比べかなり下がったなー
さて,峠を下って上伊那郡辰野町に入ります。ついに私の故郷伊那谷に来ました。以前伊那市に住んでいたのでこの辺の地理は詳しい。さっそく当時のいきつけの「テンホウ辰野店」で昼食。
当時愛食していた博多めんたいラーメンは終了し,今はめんたいだけ取り外した博多ラーメンがメニューにあったので大盛りを注文。相変わらずうま~い(^^)
さて,ようやく身体も温まってところで,ここからどこへ進もうか迷う。迷った挙句,権兵衛トンネルを越えて木曽路に出てR19で長野へ向かう道を選択。R153から広域農道へ入り伊那市に入って中の原の信号を右折して権兵衛トンネルへと進む。途中南アルプスを背景に記念撮影。
南アルプスはまだ降雪していませんでした。トンネル付近まで来たので中央アルプスを背景に記念撮影。
写真では分りにくいですが紅葉真っ盛りでした。写真の山の下をトンネルが貫通しているのですが,入口で写真を取ることができなかったので,出口の木曽側から記念撮影。
このトンネルが出来るまで伊那谷北部と木曽谷北部は中央アルプスを挟んでほぼ地域的交流はありませんでした。それがたった20分で往来できるようになったのは驚異的なことです。
さて,トンネルを越えてしばらく進むと懐かしのR19へ辿り着きました。
これを右折してひたすら進めば長野市へ帰れます。左折してひたすら進めば名古屋の熱田神宮まで行けます。当然名古屋までは行きませんが,せっかくだから左折して木曽福島まで行くことにしました。
R19を南下すること20分。木曽福島の街が見えてきました。ここが木曽の中心街。R19を右折して市街地に入ってJR中央本線木曽福島駅前で記念撮影。
もう時間的にかなりやばいのでさっさっと木曽を後にしてひたすらR19を北上。長野まで130km。もう死んだ気になって走って走って走りまくる。
塩尻まで来たら行きがけの道をひたすら北上。もう既に日は沈み周囲は真っ暗。先日交換したM社のハロゲン球が威力を発揮する。人間は無心になって何かに集中すると寒さも忘れることを発見しました。人家も無い,車の往来も途切れる真っ暗な山中を時速○○kmでぶっ飛ばすのはこれほど気持ちいいものだとは思いませんでした。
木曽から3時間掛けてようやく帰宅。今日走って感じたことは,当初ENで全国制覇するぞと意気込んでいましたが,高速も使えず,また,125CC程度のパワーでは遠出することも容易ではないと痛感しました。すれ違う大型バイク(ENから見て)が軽々ENを抜かしていくのを見ると,所詮原二はビジネスバイク。生活の足として使うのが分相応だと思いました。
今後は125CCの能力を遺憾なく発揮できる分野での走り方を模索していきたいと思います。(本日の走行距離325km)
しかし,本場中国にはあります。ENの製造元であるオートバイメーカー大長江集団
(GRAND RIVER Group Co.,Ltd.http://www.haojue.com/en/)の公式HP上にありました。
この大長江集団というメーカー,スズキから技術供与受けてスズキブランドのバイクを製造・販売していますが,「豪爵摩托(haojue)」という独自ブランドも有しており,HPを見ると中国国内では豪爵とSUZUKIの両ブランドでバイクを販売している模様です。
このHPの中から我がEN125-2Aの製品紹介「現地語で(産品介紹)というらしいです」ページを見つけました。
なるほど,簡体字でよく分かりませんがクリックしていくとEN125-2Aの性能やデザイン等が詳しく紹介されています。本国では赤青銀黒の4色があるんですね。日本で赤とシルバーのENってネット上でも見掛けないのですが,これは輸出側の都合なのでしょうか?それとも日本人の好みの問題か?
おっと,サイト内をうろうろしていたらEN125-2などという車種を見つけてしまいました。なんとカウル付きのENじゃないすか!
さらにEN125-Aなる車種も発見しました。これはどこがどう2Aと違うのはよく分かりません(笑)
更にHP中の鈴木系列のコーナーには他にもかつて日本のスズキが製造・販売していたGN125シリーズや豪爵系列のコーナーにはEN125-2Aそっくりの豪爵ブランドバイク,その他ネイキッド・アメリカン・スクーター等々大長江集団の意気込みを感じる車種がラインナップされています。
ちなみに中国語でネイキッドやアメリカンタイプを「騎式車」スクーターを「踏板式」白バイを「警車」と呼ぶのでしょうか?「弯梁車」というカブとスクーターを折衷したような日本にないタイプもあります。
※著作権を考慮して画像の無断転載はいたしません。リンクをおってご参照ください。
ENも1200キロを越えて最近ブレーキにわずかながら鳴きが入るようになりました。
またチェーンも油汚れなどでどす黒くなってきました。という訳で,これらパーツを洗浄しました。
あらかじめホームセンターで購入していたものは写真の3点。チェーン専用スプレーオイル,チェーンクリーナーそしてブレーキパーツクリーナです。バイク用品の棚には多数のスプレーが陳列してありましたが,バイク初心者の私には何が必要で何が不必要なのかさっぱり分りません。とりあえず役に立ちそうな上の3点を購入。
上の2箇所を入念にスプレーしました。吹き付けるとそれぞれのパーツから黒ずんだ液が地面に滴り落ちていました。相当汚れが付着していたのでしょう。特にチェーンは面白いように汚れが落ちます。チェーンは今までもツーリング後には必ず上のスプレーオイルを吹き付けていました。そのためチェーン回りのパーツがべたついています。これもチェーンクリーナーでさーっと洗浄。同じくブレーキパッドとスプロケットもスプレーを吹き付けて洗浄。
少し乾燥させた後,チェーンにスプレーオイルを吹き付けて完了。このときまじまじとマフラーを見ると,何となく錆っぽいのがポツポツ付いているような・・・スチールだけとしっかりメッキしてあるからそんな簡単には錆びないと思っていたが,狭い駐輪場ではどうしてもマフラー部分が屋根からはみ出て雨水が直撃しているし,これはまずい!
とりあえず応急処置として先日クラッチワイヤーで使用した2ストオイルを布に浸み込ませマフラー全体に塗り込みました。
さて,下回り整備後少し走ってみましたがブレーキの鳴きはどうやら消えたようです。
やはり日頃からのメンテナンスが必要ですね。
最近ENをいじくってばかりいますが,今回はクラッチワイヤーに注油してみました。
以前,ENのクラッチは少々重いと書きましたが,自分にはMTバイクはENが初めて。こんなもんかと思っていますが,ネット情報によると一般的な125CCバイクに比べて重いと感じる人が多いようで,そう言われると自分も重く感じてしまうものです(笑)という訳で,クラッチワイヤーに注油してみることにしました。
さて,ネットで調べてみると(ネット情報ばかりですね。孤独なライダーなので仕方ありません。)正式なワイヤー注油にはワイヤーインジェクターを使って専用のグリスを流し込むらしいのですが,インジェクターもグリスもありませんし,こんなことに余計なお金は遣いたくありません。4ストのエンジンオイルでも良いという情報がありましたが,ほんのわずかなオイルがあれば十分なのに,最低1リットル缶のオイルを買うのもバカらしいです。という訳で,アドレスを買う前まで乗っていたレッツⅡスタンダードに使っていた2ストオイルが残っていたので,これを代用することにしました。
懐かしいなーレッツⅡスタンダード。今時珍しい2ストエンジンで50CCながらパワーも抜群でした。
話を戻して,左ハンドルのクラッチからワイヤーを外すことに。これがまた悪戦苦闘することになる。まず,クラッチレバーのすぐ近くには大きなマイナスのネジがあり,これを外せばクラッチレバーも外れてワイヤーも外れるだろうと想像し,ドライバーで回して外すことにした。
が,回せど回せど外れない。後ろの六角ナットを押さえながら回すも多少緩むもののナットもネジも外れる気配がありません。持っていたマイナスドライバーがこのネジの頭に比べて小さく,無理してグリグリやってたら頭をなめてしまった。う~ん。このネジを外すことはひとまず断念し,クラッチレバーから直接ワイヤーを外れるか検討してみる。
写真のとおりゴムキャップをずらすとワイヤーの取付口の金属が現れてきた。この金属には裂け目が入っており,この裂け目はクラッチレバーまで続いている。なるほど,このからワイヤーを抜くことができそうだ。でも,いくらワイヤーを引っ張ってもワイヤーを覆っているプラスチックか金属様の管が取付口の金属部分から抜けず,悪戦苦闘すること数分。ようやく管が金属部分から抜けて裂け目にそってワイヤーを抜くことが出来た。
これがクラッチレバーから外したワイヤーの先端部分。通称タイコと呼ばれる部分も見えますね。
先端口の金属部分とクラッチレバーまで伸びた裂け目を合せたところ。この線に沿ってあっけなくワイヤーが外れた。あれ程苦労してマイナスネジを外そうとしてたのはいったいなんだったんだろうか?お陰でネジの頭がキズついてしまったが,余計なキズも良い勉強のうちと自分を納得させて,次の作業へ。
さて,先程クラッチレバーから外したワイヤーの先端部分を先端をハサミで切ったビニール袋の中に入れて,ワイヤーとビニール袋をガムテープで止めます。そこへ2ストオイルを流し込み,点滴のように上向きにしてワイヤーの管の中にオイルが流れていくようにします。
待つこと数分。ワイヤーのエンジン取り付け部分からオイルがしみ出てきました。これでようやく成功。ワイヤーの中にしっかりオイルを注入することができました。ちなみにワイヤーのエンジン取り付け部分はゴムキャップで覆われているので,これを少しずらしておきます。また,ティッシュか布切れをワイヤー部分にあらかじめあてておいて,流れてきたオイルをしみこませます。
さて,これでクラッチワイヤーへのオイル注入は完了しました。自分にフィットした感触を確かめながら遊び調整などして実際に乗ってみると今までと比べクラッチがそこそこ軽くなりました。が,しかし,ライトのときと同様思ったほどの軽さでもありません。自分の思い込みが強すぎるのか,そもそもクラッチの重さとはこんなものなのか,何しろ初めて乗るMTバイクなので比較のしようがありません。
しかし,この軽さなら乗っててたいした苦にはならなさそうです。ネットによるとEN純正ワイヤーはあまり良いシロモノではなく,別の車種のワイヤーを取り付けた方が軽くなるという情報もあります。
しばらくはこのまま乗ってみて,あまり重いようでしたらワイヤー交換も考えようと思います。
なお,ENのワイヤーは最初からグリスアップもしていなければワイヤー自体オイルっ気もありませんでした。つまり,生産段階ではワイヤーの滑りをよくするための施しは一切していないと言って過言ではありません。
ワイヤー保護のためにも購入後早々にオイル注入した方がよいかもしれません。
ENのヘッドライトバルブは特殊で国産バイクにはない形状のものです。ヨーロッパでは一般的な形状らしく,ENの取説も英語とスペイン語だったことから,ENは中国産のヨーロッパ車といえるかもしれません。
で,唯一国内でこの形状のバルブを製造販売しているのはM&Hマツシマという主に二輪車用電球を取り扱っている会社で,さっそくHPに記載の電話番号へ架電。
http://www.m-and-h-bulb.co.jp/index.html
M社の担当者とのやり取りは割愛しますが,要するにレッドバロンに卸してるんでそこで買えとのこと。早速最寄のレッドバロンに行って注文。「H4BSの12V35/35Wハロゲン球(クリア)」という形状を伝える。マツシマにはハロゲンと白熱球の2タイプがあるがせっかくだからハロゲンにした。待つこと3日,18日土曜日にバロンから納品の連絡が入りついに入手成功。
パッケージに「明るいぞ」と書いてありますね。M社の意気込みを感じます(笑)
そして日曜日の夕方になり,早速交換作業に入る。
写真中央のネジを左右それぞれプラスドライバーで外すと簡単に外れました。
ライトの部分を外したところです。バルブがゴムキャップで覆われています。
ゴムキャップを外すとバルブが見えてきました。留め金を外してバルブを取り出します。
バルブを外した正面側です。留め金が見えますね。
バルブの付け根がはめ込まれたところです。このあとハロゲン球をここに挿して元通りにして完了。軍手をはめている理由はハロゲン球はガラス面を素手で触ってはいけないとのことからです。
これがENに最初から取り付けられていた純正球。意外にガラス面が大きく膨れ上がっています。そして小さく「12V35/35W」と印字されていました。
さて,早速乗ってみた感想ですが,確かに明るくなりました。今まではハイビームにするとバイクの直前が暗くなって少々不安でしたが,ハロゲン球に交換したら直前も明るくなって安心して走行が出来るようになりました。
しかし,全体的に見て思ったほどの明るさは感じませんでした。ハロゲン球に替えたENとアドレスV125Gを比較しても,12V40/40Wのアドレスの方が照射範囲も広く明るさも一段上です。ENの場合,ロービームの焦点が直近付近のピンポイントに定まっていて遠方と左右が照らされないので少々運転しにくいです。
多分光軸調整をすれば改善するのでしょうが,どこにそのネジがあるのかも分りません。まあ今のところそれ程不便を感じていないので,しばらくはこれで行こうと思います。ちなみに純正球は予備球として緩衝材のプチプチに包んでENの工具入れの隙間に押し込んでおきました。

でもさすがに昨日の疲れで熟睡。早起きできなかったので今日は遠出はあきらめました。というか,走行距離も1030km.になり,オイル&フィルター交換をするつもりでいたので,ENを購入したバイク屋へ行く。自分で交換しても良かったのですが初回点検無料とのころで,見学ついでに交換も頼むことにしました。
さすが店主さんは軽やかに作業していきます。オイル交換は先週自分で済ましたのでやり方はだいたい分っていましたが,フィルターについては今日が初めてですのでしっかりチェック!T型10mm.のレンチでボルトをはずすとフタがカパっと外れて中からフィルターが出てきました。意外と小さいな~車のフィルターをイメージしてましたが,125CCバイクならこんなもんか。
取り付けは簡単,中に入れるだけ。フィルターには向きがあるのでそれは注意した方がいいかも。あと黒のゴムリングみたいなのも出てきたので,それをフタの溝にそってはめてふたをしめてボルトを締めて完了。まるで自分でやっているようですが,全てバイク屋がやっているのを見ていただけです(笑)でもこんな簡単な作業なら自分でもできそう。
その後はオイルを入れてバイクのボルトの緩み等さまざまな点検を済ませて初回点検完了。帰りがけにチェーン調整の方法も教えてもらいましたが,これは一人でやるのは大変だなーと思いました。
まだお昼前で天気もいいのでちょっと出かけることに。この界隈なら飯綱高原が良さそう。でも初めて行く場所で行き先もよく分かりません。とりえあずバイク屋の奥さんに聞いて出発。浅川ループをひたすら登って看板を見ながら行ったんですが,気が付いたら戸隠に来てました。(戸隠と飯綱高原は同じ場所なのでしょうか??)
大座法師池で記念撮影
池を後にひたすら登っていくと戸隠神社?っぽいのがありました。かなりの観光客。市街地の善光寺も観光客でいっぱいでしたが,日本人は週末になると信心深くなりますなー
高原だけに標高が高く寒いんで早々に引き上げて遅めの昼食後市内をうろうろしながら夕方にはヘッドライドバルブ交換しました(交換状況は後日また)