事業再生できる可能性

まず、第一にキャッシュフローがシッカリある会社、早い話がもしも借金がなければちゃんと利益の出せる会社です。

また、一見、無理だと思っても会社の規模を縮小し、利益のでる事業だけに絞り込めば利益がだせると予想される会社も十分可能性があります。

私の会社も赤字体質でしたが、事業再生をきっかけに経営規模を縮小し、問題ある社員はリストラし、無駄な営業所を廃し、手形取引の顧客とは取引を中止、または現金取引に変更してもらい、売却しても問題ない資産は全て売却、ネットオークションも駆使して現金化することで、利益の出る会社に変身することができました。

第二に信頼できる社員がいることでしょうか？いくら、再生できそうな会社でも社長ひとりでは難しいかと思います。特に、経理との連携は大事になると思います。ただ、大変だというだけで、社長ひとりでできないこともないと思います。

第三に融通の利く税理士がついていること。硬い税理士だと、安易に自己破産を進めてきますが、そういう税理士ならすぐさま変えましょう。

だから、やはり大事なことは、第一にあげた、利益の出る会社、またはそうなる可能性のある会社ということがポイントであり、そうでなければサッサと見捨てて、自分のため、家族のため、次の仕事への資金のために、できる限りの資産を残すことに専念すべきです。

これは早く着手すればするほど成功の確率が高くなります。将来的に必ず会社が危なくなると判るなら一刻も早く事業再生に着手すべきです。また、経営者なら、そういった勉強も危機管理としてやっておくべきです。