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仮道伐傷タと反客為主…兵法三十六計と事業再生⑦

2009年12月25日 15時00分27秒 | 事業再生
以下、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋
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①仮道伐傷タ

(かどうばつかく)
「道を仮(か)りて傷タ(かく)を伐(う)つ」

傷タ(かく)は間違いで、上記の写真の字が正しいです。うまく変換されないので御容赦ください。

攻略対象を買収等により分断して各個撃破する作戦、特に、いったん同盟して利用したものも後には攻め滅ぼすことを指す。

虞(ぐ)と傷タ(かく)という小国は、晋に隣接していた。
晋の献公は虞公に国宝を送って買収し、傷タを攻めるために晋軍が虞を通過することを許可するように求めた。虞の宮之奇は、「傷タは虞の支えであり、傷タが滅べば虞もやがて攻められる」と虞公に諌言したが無駄であった。果たして傷タが滅んで数年後、虞もまた晋に攻め滅ぼされてしまった。


②反客為主
(はんかくいしゅ)
「客を返して主(あるじ)と為す」

敵にいったん従属あるいはその臣下となり、内から乗っ取りをかける計略。時間をかけて行うべきものとされる。

秦の滅亡後、項羽の兵力は圧倒的であった。劉邦は保身のため、項羽の専横に対して忍従しつつも左遷地の漢中で兵力を蓄え、機を捉えて項羽を滅ぼした。
曹操の配下となった司馬懿は、野心を隠して警戒心の強い曹操によく仕え、曹丕、曹叡の下で重臣となった。曹叡の死後、曹爽は司馬懿を除こうとしたが、249年に司馬懿は郭太后を利用して権力を曹爽派から奪った。さらに251年には皇族の曹氏をすべて障ハに軟禁。その孫の司馬炎が魏の乗っ取りを完成させて晋を建国した。

-----------引用終わり----------------

これは、小国の窮状につけこんで併呑しようとする、勢いのある国の策略ですね。…仮道伐傷タ

すなわち、小さな貴方の会社が借金で困っているときには大きな会社、たとえば同業者、得意先、支払先、コンサルタント会社が貴方の会社を呑みこもうとすることがあります。

これはまず乗っ取る会社に相談役などの役員としてもぐりこみ、自重して時を待ち、他の社員の金銭欲をつかみ、社長の弱点を見つけるや、社長の座を奪って主導権を握るというものです。あとは、経済的な支援(場合によっては乗っ取り側の金融機関のバックアップのもと)を通して、トコトン乗っ取りを図ります。…反客為主

貴方の会社が、バブル期に銀行の策略に落とし込まれ、しかたなく、得意先などに救援を求めたような場合、これを助ける動きを見せて貴方の会社の内部に深く鋭く入り込み、会社の内情をすべて曝け出し、徐々に影響力を拡大しつつ機を見て併呑するというものです。最終的には、あなたは放り出される運命にあるわけです。

大義名分が堂々と成り立つ「乗っ取り」ですよ。

世間的な非難をかわせるし、無傷で勢力の拡大を図れるから、ある意味では、これほどうまい話はないのです。

都合良く、助け舟をだしてくれる会社があったとしても、これには細心の注意が必要なのです。その会社が乗っ取りながら拡大してきた会社であるならば、絶対にやめたほうがよいでしょう。もっとも、「乗っ取り」とは言わず、「助けてきた。」ということになっているでしょうが…。

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