杉並どうぶつ相談員

杉並区と協働し、人と動物が和やかに暮らせる地域をめざします。

防災フォーラム2023@西荻地域区民センターに参加しました

2023-12-11 16:56:13 | 杉並どうぶつ相談員の活動

12月3日(日)、西荻地域区民センターにて
「防災フォーラム2023」が開催されました。

杉並どうぶつ相談員は毎年参加させていただいておりますが、
今年は災害対策班の佐伯班長が災害時のペット同行避難について
講演する機会をいただきました。

      (講演中の佐伯相談員)

会場には約60名の震災救援所運営連絡会、町会、ボランティアや
区民が参集され、活気がありました。

危機管理室防災課長による講演「杉並区の防災対策」の後、
佐伯相談員が登壇。スライド資料を基に、
ペット同行避難は一人でも多くの人の命を救うためであり、
地域の環境衛生を守るためでもあること、
発災時の事故や混乱、トラブルを避けるために震災救援所と飼い主双方が
平時から同行避難に備えておく必要性や、発災時の対応、
飼い主さんに向けては、家族やペットのために、なるべく在宅避難できるよう
家屋の安全対策を施すことなどを丁寧に説明されました。
(*救援所に避難者登録をしておけば救援物資は受け取れます)

講演後はグループに分かれてディスカッション。
防災意識の高い参加者が多いせいか、とても活発でした。

その後、各グループ毎に意見や質問が発表されました。

同行避難に関しては、
「飼い主の責任については分かったが、次のステップとして
どんな協力ができるか」
「家族とペット、両方の面倒がみられるだろうか」
「救援所にペットのスペースはあるか」
「救援所向け手引きに挿入されたペット登録受付票は役に立つ。
小鳥や小動物はどうなるのか」
などの意見や質問がありました。

「地域の共助は大切だが、若い人たちを取り込むのが難しい」
といった声も。

印象的だったのは、
「ペットの同行避難を通して、違った層の人たちが防災活動に加わり、
関心の輪が広がるのではないか」というご意見。

その通りだと思います。
飼い主さんたちも、ペットだけでなく、
お住まいの地域でどのような防災の取り組みや訓練が行われているか、
地域の人たちの為に何が出来るか、
共に考え、行動していただければ幸いです。

杉並どうぶつ相談員は、<西荻・井草班>のメンバーを中心に、
会場後方にブースを出して、同行避難用品やリーフレットなどを展示、
来場された方々からの質問などに対応しました。

 



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