こんなに美しい景色の中で

　　　　　　　　ライトアップされたノートルダム寺院の後ろ姿


旅行最終日の午後、セーヌ川のクルーズに出た。
船は２階建て。２階デッキの中央に運転席がある。そこを挟んで前後２つの座席エリアがある。
私達は前のエリアの最後部、運転席を背にした場所を選んだ。
右側に様々な言語で自動案内するマイクがあった。
その日も猛暑。デッキ上はとても暑かった。空は青く白い雲がとても印象的だった。
左右にルーブル美術館、オルセー美術館ノートルダム寺院などを過ぎ、船はシテ島を過ぎサンルイ島でUターンした。途中の橋では観光客が手を振る姿がたくさんあった。

Uターンして最初の橋を通り過ぎた時「バシャ！」「キャァー！」「何？」
私とＡさんはびしょ濡れになった。しぶきでも上がったのか？。。。でもここは川。。。
後の橋を見ると１０人近くの若者がワーワー盛り上がっていた。
何となく事態が呑み込めた。すぐにAさんとその液体が何なのか。。。様子を見ること事に。
Aさんの方がはるかに濡れている。取りあえずヒリヒリしないから多分水の入った風船を投げつけられたことになる。後１個前の席に落下していた。
帰国の日、その一１件までは良い旅が出来たと満足していたのに、だんだん腹が立ってきた。
私たちが明らかに困っているのに、運転席は目の前、運転士以外にもう一人いるのに何の対応もしない。ますます腹が立つ。私は一眼レフカメラも水を浴びた。

動いている船の座席に後方から水風船を投げつけるなんて。卑怯者のすることだ。
不意打ちに私たちは何もできない。
しばしばあるのなら、日本の川下りのように大きなビニールカバーでも準備してほしいくらいだ。
いたずらにしては度が過ぎる。下船後抗議に行った。

フランスは観光国。観光地での出来事。犯人はどこの誰かはわからないけれど、困っている人に対しての対応が悪すぎる。

いつかセーヌ川のクルージングを夢見ている方は十分にお気を付け下さい。
頭上から大量の

水が降ってくることがありますから。。。。。





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