行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第19節 FC東京U23戦

2017-08-18 19:54:41 | カターレ富山
およそ1カ月の中断期間を経て、いよいよ再開されることとなる今季J3リーグ。
実質的にシーズン後半戦の開始となる今節、シーズン開幕戦の対戦相手でもあったFC東京U23を、ホームで迎え撃ちます。
現在2位、昇格圏内におり、優勝を見据えていくカターレですが。とはいえ、重要なのは最終的に2位以内に入ることであって。好位置につけているからこそ、それを揺るぎないものとしていくためにも、まずは今節。必勝を期して臨まねばなりません。

前節のガンバ大阪U23戦から4週間ぶり、前回ホームゲームの北九州戦からは、実に7週間ぶりとなる今節。地元のファン・サポーターにしてみれば、まさしく首を長くして待ちわびたホームゲームと言えるでしょう。
J3の他クラブには照明設備の整っていないスタジアムもあるなかにあって、J1規格のスタジアムである県総をナイトゲームに有効活用しないスケジュールもどうか?という気もしましたが。今節のあとは2週連続でアウェイ、次のホームゲームのあとにまた2週連続アウェイ、と。実質、夏休み集客を見込めるのは、今節のたった1試合のみです。
いや、ものは考えようでしょうか。
いくらスタジアムが整っていたとしても、当てにされても困るでしょう。だって、カターレは昇格して来シーズンはJ3にいないはずなので。
閑話休題。
乗り込んでくるFC東京U23ですが、順位的には12位と振るわないながらも、だからと言って侮れる相手ではなく。
前回対戦であった開幕戦ではカターレが2-0で勝利しましたが、それでなくとも経験の少ない選手が多いU23チームにあって、FC東京U23側の状態がいまひとつであったことによるもの、という見方もできたかと。
シーズンを戦っていくうちに錬度が高まってきているのは間違いないところ。首位秋田に土壇場で引き分けてみせたり、カターレが手こずって1-0でなんとか勝った鳥取を相手に、大量6ゴールを挙げて圧勝してみたりとか。そういった爆発力が、今節に発揮されない保証などないのです。
FC東京U23のなかでもとりわけ注目されている久保 建英、平川 怜の2名はU17代表遠征で不在ではありますが・・・不意の故障でもなし、中断期間にしっかりと準備してきているはずで。それでなくとも、J1のトップチームにはJ3の中断期間は関係なく。モチベーションという意味合いにおいては、むしろU23クラブのほうが意識が高い、ということさえあるやもしれません。
昨年の同カードでは、4月のアウェイ戦では3得点を挙げて快勝したものの、10月のホーム戦ではシーズン最多動員もむなしくスコアレスドロー。経験を積んでレベルアップした相手に勝てなかった、ということであったなら、今年もそうなってしまわないとは限らないわけで。
とはいえ。
1週のインターバルをはさんでも首位撃破で勢いに乗るガンバ大阪U23を倒した前節のように。
1カ月のインターバルなどどこ吹く風、前半戦の勢いそのまま、あるいはそれ以上のパワーアップを見せて勝利するくらいでなければ。

期待したいのは、代。
前回対戦ではシーズン初ゴールを決めて勝利に貢献、先に発表した入籍を自ら祝ってみせました。さらに、昨年のアウェイ戦でも移籍後初ゴールとなる得点を決めています。
だったら。今節もまた決めて、「またこの選手に決められてしまった」と相手を落ち込ませるくらいの活躍が見たいところです。
最近のセットプレーのチャンスにおいては、北九州戦の劇的ゴールなど柳下が存在感を発揮しているところですが、だからこそ。柳下さえ注意していればそれでいい、なんてことはなく、そこを抜かりなく決めてしまいますよ、というプレーを期待したいところかと。
もちろん、本職であるところのCBとしてのディフェンスも期待。
リーグ最少失点という抜群の安定感は、守備陣がしっかりと機能している証拠。その中核たる代・平出コンビの活躍を願うのは当然のことです。
今節もまた、無失点で。失点しないのが当たり前、というような安心感を、ホームのファン・サポーターに見せつけてほしいです。
攻撃陣では、北井に期待。
前節ガンバ大阪U23の勝利があったのは、彼の積極的な仕掛けや絶妙なアシストがあったおかげ、と言っても過言ではありません。得点というかたちでこそないけれど、その活躍ぶりは誰もが認めるところ。
今節もまた、魅せてほしい。ボールを持ったとき、仕掛けるときの、あのスタジアムの盛り上がり。それを、ホームでこそ存分に味わいたいです。

連続負けなしから2連敗となって中断期間を迎えた首位・秋田が、今節は試合なし。勝ち点差2で2位のカターレが今節勝利すれば、暫定ながら首位返り咲きとなります。
だったら、狙うしかないでしょうよ。
そして、首位の座についたが最後、シーズン終了まで微動だにしないまま居座り続けようじゃないですか。
もちろん、各クラブとも、約1カ月の中断期間を漫然と過ごしてきたわけではなく。わけても昇格を狙うクラブは、2位以内奪取に向けて並みならぬ決意で後半戦に臨むことでしょう。
もちろん、カターレだって例外ではなく。
むしろ、2位であるからこそ。気を抜けばあっさりと陥落、なんてことにもなりかねない。追われる立場が故の難しさ、というものも、当然あるでしょう。
ですが。
思い出してもみたまえよ。
去年、一昨年と、リーグ後半戦に上位クラブは簡単に崩れてくれたか?と。5位とか6位とかにいたクラブは、簡単に詰め寄ることができたか?と。
カターレが現状2位にいるのは、まぐれが積み重なった、たまたまの出来事なのか?
違うでしょう。
だったら。
やるべきことは、明らかなのだから。そう、J2復帰。
ならば、この実質後半戦初戦を勝利で飾り、その手ごたえをさらなる力と自信に変えていかねば。

久しぶりのホームゲームだからこそ!変わらぬ、強いカターレを見せつけろ!!
夏休みの思い出を、ホーム戦6連勝で!!
勝たれ!!!富山!!!!!


追伸
中断期間中、選手の移籍が3件。
石坂がブリオベッカ浦安に、馬渡がアミティエSC京都に、それぞれ期限付き移籍することに。
ルーキーイヤーであった昨シーズンは1度も出場機会がなかったところ、今シーズン、念願のJデビューを果たした石坂でしたが、なかなかメンバー入り定着には至らず。2015年に所属していた南部 健造の移籍先として知られるブリオベッカへの移籍。
けがの影響で昨シーズンは出場なく、長野戦で久しぶりのスタメン出場となった馬渡ですが、それ以降は出場なし。今年の天皇杯1回戦で対戦し、内田 錬平の所属クラブでもあるアミティエへ移籍することに。
他のスポーツと比較しても、現役で輝ける機関が非常に短いのがサッカー選手。その限られた選手生命の中で、今回の決断がそれぞれの血となり肉となってレベルアップにつながることを願っています。
そして、去るものあれば来る者もあり。
ファジアーノ岡山から、DFの近藤 徹志が期限付き移籍でカターレに加わることに。
プロ13年目、その約半分を岡山でプレー。近年は怪我に泣かされて思うように活躍できなかったりもしたとか。
今回、一念発起しての移籍。新たな環境となる富山で、ぜひとも頑張ってほしいです。
怪我を乗り越えた、ということで言えば、カターレには3度の大怪我を乗り越えた不屈の男・椎名がいます。その椎名、現在絶好調でチームを引っ張っていることは皆の知る通り。
そういった経験を見聞きすることも、きっと体験者だからこその共感というものも、きっとあるはず。
先に合流した平繁ともども、縁あって仲間となった選手として、近藤の今後に期待します。

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