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正倉院の宝の管理

2013-10-06 06:02:21 | 文化

正倉院の宝物は平安時代から厳重に勅封されてきました。勅封とは天皇が親書した紙で封印することです。年に1回おこなわれる虫干し以外は、勅使の立会いのもと、封印をといて正倉院のなかに入れることが許されるのは天皇をはじめ、時の権力者に限られていました。時の権力者は権力をにぎると、修理などに、かこつけて、正倉院の開封をおこなったものです。

室町時代の8代将軍足利義政が正倉院の香木(蘭奢待)を持ち出したことが記録として残っています。あの信長も京に上って10日後には正倉院の開封を強引に申し入れ、香木をのこぎりで切り取り、一片を正親町天皇に献上、残りを千利休らに与えたといわれています。

ちなみに残っている欄奢待の大きさは長さが155センチ、木口径36センチ、重さは13キロです。

 


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