福神づけとは随分縁起の良いネーミングですが、起源は明治19年までさかのぼります。上野不忍池で茶屋を開いていた野田津右衛門が近くにあった弁天様にあやかって、正月用に売り出したものでした。
材料は原則として、ナス、カブ、大根、ナタ豆、シノ、ウド、タケノコの7種類です。
作り方は塩漬けした材料を塩出しして、細かく刻み、砂糖と醤油で煮込み、赤色に着色してできあがりです。材料を7種類使ったことから、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋、福禄寿、寿老人にたとえて「福神づけ」としたそうです。
当時のキャツチコピーはこれを食べるとほかにおかずがいらないので、お金がたまって、福が舞い込むとかかれていたそうです。
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