goo blog サービス終了のお知らせ 

R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

マッドマックス2 フィギュア#3 (1/24) Custom Figure for The Black Interceptor version 3

2013-09-19 | 製作

インターセプター用のドライビングフィギュアは以前より希望があったので作ってみた。

アオシマのインターセプターはアクセルやクラッチペダルがフロアではなくインパネの下についている(笑)ミニカーやプラモデルは往々にしてインテリアのスペースやスケールは外観のスケールと比べるといい加減なものだから、そのままのスケールのフィギュアを作っても収まらない。今回の場合膝下を省略した。

またプラモデルの完成品に滑り込ませて装着させるので、細いギアシャフトを装着時に破損させないためにシャフトに触れずに装着が行えるよう少し余裕を持たせてある。両手がハンドルやギアから浮いているのもそのためである。それでもある特定の角度からしか装着はできない。パズルというか知恵の輪みたい。

 

      


マッドマックス2 フィギュア#2 (1/24) Custom Figure for The Black Interceptor version 2

2013-09-19 | 製作

 マッドマックスシリーズ2作目「マッドマックス2」("The Road Warrior" 1981)のインターセプター(アオシマ製 1/24)の展示用に作った1/24フィギュアの第二弾。ショットガンを掲げているポーズ。

前作と比べるとディテールが甘くなってしまった。こういったポーズはジオラマ等の背景が欲しいところだが...。

      

 


ニチモ トロンボーン(ミュージックシリーズNo.5) Nichimo Trombone (1/6)

2013-01-21 | 製作

 久々にニチモのミュージックシリーズを作ってみた。このシリーズでは前回のトランペットがいちばん簡単と思っていたが、こちらのほうがずっと簡単だった。朝顔部の裏側の金メッキが退色していてあまり見栄えがよくないが、あえてリペイントせずに素組みのままで組み立てた。 スタンドにそのまま乗せると前方に倒れてしまうので三脚の後方の一本を削って倒れないようにしたのが唯一手を加えたところ。

40年くらい前に一度作ったことのあるプラモではあるが、内容については全く忘れていた。当時作った動機は、谷啓が好きだったから、それだけは覚えている。

   

 


1/12 ブリットと1967マスタング(1/12 BULLITT and 1967 Ford Mustang Fastback)

2012-09-30 | 製作

 去年の今頃、1/12のマスタングに乗せるブリットを作ってほしいと依頼があった。その時まで1/12のマスタングといえばRevellの1966年式のプラモデルしか知らなかったので、このWEN-MAC製のマスタングを知ったときはちょっとした驚きだった。ほとんど日本では知られていないのではないだろうか。いかにもアメリカらしい大きくて頑丈なモーターライズのトイカーでなんと単一電池2個でライトをつけて走るという言うなれば「マッスル(トイ)カー」!!シャーシは金属製で重量感もたっぷり。

 当初はホイールやリア部分をブリットの1968マスタングGT390仕様に可能なだけ近づけて改造しようと思っていたが、考えていくうちに、中途半端に改造するよりモーターライズやこの大雑把な玩具の愛すべき持ち味をそのまま残したほうがいいように思えて最小限の改造に留めた。結局フロントグリルのエンブレムを切り取ったのとボディ色を水色からダークグリーンのメタリックにして内装をホワイトからブラックにしただけ。結果これで正解だったと思う。

 フィギュアはハンドルを持ったシンプルなドライビングポーズ。1/12というこれまでより少し大きなサイズでもあり、表情等はいつもより念を入れたつもり。加えて今回試してみたかったことのひとつ、ツイードジャケットのヘリンボーン柄の表現。柄をデカールにして、それを細かく切り張りしマークソフターでなじませながら貼り付けていった。ある程度狙い通りに表現できた。

 タイトル写真は木製の専用飾り台に乗せたもの。本来マスタングに乗せる目的で作ったが、いざ乗せてみると造形のほとんどが隠れてしまうので表に出して飾れるように飾り台を作った。

 映画「ブリット」(“BULLITT”1968)は西部劇が衰退しつつある時代にそれに代わるように刑事ものが台頭し始めたきっかけとなった作品。当時はそのカーチェイスが話題になり、この映画を機にカーチェイスはアクション映画の約束事のひとつとなった。しかしいまだにこの映画のドライビングの緊張感は色褪せない。最後の猛スピードで走るマスタングを止めるシーンは実際にブレーキが壊れていたらしいが、レーサーのマックイーンだからできる芸当でリアルそのもの。

またこの映画でのファッションのさりげなさ。濃紺のタートルネックに端正なブラウンのジャケットとちょっとひねった感じのスエードブーツ。そして軍用腕時計。すべてがしっくりしてバランスとれている。野暮ったさが微塵もない。これぞスティーブ・マックイーン!

         


東京マルイ ランボルギーニ イオタ Tokyo Marui Lamborghini Jota (1/24)

2012-01-17 | 製作

これはかなり前に友人が黒のイオタのミニカーが欲しいと言っていたのでプレゼントとして作ったもの。友人宅に行く用事があり久しぶりの再会。写真だけ撮ってきた。ご存知名作キット。フォルムもいいし、ドアとリアカウル開閉、モーターライズでエンジン再現、ヘッドライト&テールランプ点灯とギミック満載。

 あまりリサーチもしないで取り掛かった覚えがある。改造なしで塗装もインストの指示通り。素組みでこれだけの出来映えになるのでオススメのキット。

イオタはスーパーカーブームの火付けの車のひとつでもあり、キットの種類は数多くあるがいずれも“SVR”でオリジナルの“J”のキットは未だない。どこかのメーカーで発売してくれないかなぁ。無理ならカンパニョーロ・ホイールだけでもいいんだけど。

 

       


エアフィックス フェラーリ250LM #58  Airfix Ferrari 250LM (1/32)

2011-06-22 | 製作

 

 夏至の今日、蒸し蒸しの真夏日、「雨間の日照り」久々の快晴。こちらも久々の完成品披露です。

 

 根強いファンか多いエアフィックスの1/32シリーズ、ポルシェ917の次は何にしようと考えたが、ポルシェときたらやはりフェラーリしかないな、とこのモデルにした。 廃版品だが現在でも割と安価で入手できる。

 キットにはゼッケン#5のデカールが付属しているが、その名の250LM LMLe Mansのこと)にこだわり、ル・マン初出場した時(1964年)のゼッケンにしたかった。この年のル・マンにエントリーした250LM#2316位)と#58(リタイア)の2台で、成績からいったら#23にするべきだろうが、実車の写真を見つけられなかったので、手元に写真のある#58にした。

 後部のリアカウルを留めるベルトを削り取り、留め金レバーを0.8mm洋白線を加工して両サイドに付けた。ボンネットの留めベルトも削り取った。ボンネットの通気口は半円形のモールドになっていたが、これも削って平面にし、カバーをブリスターの湾曲したところを切り取って使用。ヘッドライトカバーのクリアパーツがどうも手塚治虫のヒョタンツギの目みたいな形でいただけないので、デカールで輪郭を作ってごまかした。デカールはすべて自作。ささやかなプチ改造。ボディ色はモンザレッドを使用。

250LMは翌年のル・マンで見事優勝(ワン・ツー・フィニッシュ!)するが、その時のロングノーズの#21もこのエアフィックスのキットで改造製作予定。

 

    

 

 

 


ニチモ トランペット(ミュージックシリーズNo.6) Nichimo Trumpet (1/6)

2011-02-02 | 製作

年始明け早々に近しい人が亡くなったりしてブログに手をつけずにいたら、方々の友人知人から立て続けにメールや電話をいただいた。心配かけてすみません。元気にしております。

 

今年最初のプラモはトランペット。このミュージックシリーズの中でもいちばんパーツ数も少なく簡単なもの。素組で塗装の必要なし。組立時間30分!あんまり簡単すぎるのでスタンドに貼り付ける「TRUMPET」のロゴ(付属しているのは金色に黒文字のフイルムシール)をデカールに変更してみた。

このミュージックシリーズは人気があるわりには実際の完成品をネット上で見かけることはほとんどない。みんな保存用に求めているのだろうか。車と違ってこういう特殊なキットを製作してネット上にアップする人は少ないだろうが、それにしてももう少し散見できてもいいように思うんだけど。

 

宮崎は今年も1月から鳥インフルエンザや霧島山新燃岳の噴火の災難続き。自分の住んでいる所は霧島から100キロ近く離れているが、それでも空振はあるし今日はかすかではあるが降灰もあった。友人知人親戚が直接の被害を被っているので一刻も早い終息を願ってやまない。

 

   


ニチモ バンジョー(ミュージックシリーズNo.7) Nichimo Banjo (1/8)

2010-12-07 | 製作

ニチモのミュージックシリーズ、今回はバンジョー。このシリーズのいくつかの弦楽器の指板はフレットが印刷されたフィルムシールになっているが、手持ちのキットが古く、このバンジョーの場合シールの印刷面が擦れていてそのままでは使えなかった。それでデカールで自作した。せっかくだからこの際にとヘッドロゴやインレイもデカールを作ってグレードアップを図ってみた。

このシリーズで一番苦労するのは弦を張ること。付属の弦は太さが違うものが4種7本電源コードのようにビニール管に入っている。このこだわり!ニチモすごいぞ!久しぶりに感心してしまった。弦を張るのに輪ゴムを使ってテンションを保つようになっている。少し考えがあって輪ゴムを使わないで普通に張ってみたがやはりたるみが出てしまった。リゾネーター裏の蝶のインレイは自分の所有しているTenesyのバンジョーのインレイをコピーした。キットのモデルブランドはPirles。

そこそこに仕上がったが、やはりこれも付属のスタンドがチープすぎる。それで以前自作した1/8のギタースタンドに乗せてみた。

あとの2枚の写真はエフトイズの食玩「世界の弦楽器コレクション」No.2のバンジョー(1/8)との比較。エフトイズはさすがの造形。ギブソン風のヘッドにアーチトップのボディが素晴らしい。これに負けまいとデカールや鏡面仕上げをがんばった。アームレストも木製風に仕上げてみた。あえてニチモを評価するなら、エフトイズにはないメッキパーツの質感と弦がナイロンではなく金属弦であるということ。この2点はバンジョー模型の重要な点であることに間違いない。

今回も総じて面白く製作できた。このミュージックシリーズはいくつかストックがあるので順次製作していく予定。

 

     

7


ニチモ テナーサックス(ミュージックシリーズNo.4) Nichimo Tenor Saxophone (1/6)

2010-11-23 | 製作

ニチモから発売されていた楽器のプラモデル。このミュージックシリーズはギターなどの弦楽器、ドラム、管楽器、ピアノといろんな楽器がラインアップされていた。今でも根強いファンが多く、たまにオークションに出品されると、その種類によってはとんでもない高値で取引されたりする。このサックスはドラムなどと同じく比較的安価で入手できる。

現在では食玩などですばらしい造形の楽器ミニチュアが多く存在するが、当時は手軽に入手できる唯一の楽器模型だった。このシリーズでは40年くらい前にエレキギターとトロンボーンを作ったことがある。弦楽器の造形は現在の楽器フィギュアには及ばないが、管楽器は完成後のオブジェとしてもかなりの出来栄えである。このサックスに関して言えば、音穴まわりの複雑な構造は組み立てキットのプラモデルなればこそ。(もしこれが完成品の大量生産品となるとこのあたりの構造が省略・簡略化されるだろう)

そして金メッキ仕様なのでそのまま組み立てるだけで塗装はほとんど必要なしというのもいい。塗装は指貝(指で押さえる部分)の白とマウスピース接続箇所(コルク部)のタンだけ。ただ唯一の難点はスタンドが安っぽいこと。本体の出来がいいだけにもったいない。スタンドだけ作りかえようかな。

実は1/24のサックスプレーヤーフィギュアを作ろうと企画していて、その参考資料にと作ってみた。

 

これまで多種多様なプラモデルを作ってきた。もう二度とお目にかかれないと思っていた絶版プラモも、うれしいことに現在ではそのほとんどをインターネットやオークションで見ることができる。先日、小学生の時に作った思い出深いマルサンの「驚異の人体」というプラモをオークションで見ることができた。

 

  


1/18 ポルシェ917K用ドライバー フィギュア Custom Figure for 1:18 Porsche 917K“Gulf Team”Version

2010-10-06 | 製作

 オートアートの1/18 ポルシェ917K #20を展示するときのマスコットフィギュアとして製作。

「栄光のル・マン」(‘Le Mans1970)をモチーフに、レースが始まる前の静かに高まってくる緊張感を表せないかと思って製作した。

「栄光のル・マン」という映画はスティーブ・マックイーン主演ではあるが、あくまでもレースがメインである。ドキュメンタリー風な作りの中で、事故死した友人の妻そしてライバルとの絡みなどの個人の物語は淡々と語られていく。ル・マンという巨大なレースの中では個々の物語はそれほど大きな意味はもたないかのよう。マックイーン扮するマイケル・デラニーはレースにのめり込む男の心情を理解できない未亡人に「レース以外の時間はレースのための“待ち時間”」と語る。レーサーのマックイーンだから作り得たレース映画の傑作だと思う。このデラニーの台詞をどう理解するか感じるかでこの映画の好きさ加減が変わってくるんじゃないだろうか。