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R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

ウエスタンハットの俳優別の個性的な形 The characteristic brim shape of Actor’s western hat

2021-05-14 | 製作

 梅雨入りの合間を縫ってちまちまと少しずつ彩色しております。今回はウエスタンハット(テンガロンハット)。

西部劇においてそれぞれの帽子のつばの形が俳優によってほとんど決まっている。作品は変われども俳優のその形は変わらない。これは帽子も顔の一部として認識しているのかな。詳しいことはわからないが俳優の所属する事務所やエージェントがそういうとらえ方をしているのかなと思ってしまう。「荒野の七人」を観てもスティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソンの帽子の形はそれぞれ異なり他の映画においても同じである。だから帽子を見るだけで誰だかわかってしまう。

 ウエスタンにハマっていた中学生の頃、麦わら帽子のツバにさえ憧れのスターと同じような形にしていたものだった。


1/12 コルト・ピースメーカー(ラトルスネーク・グリップ) 1/12 Colt Peace maker wearing the rattle snake grips

2021-05-07 | 製作

 三月下旬から取り掛かっている新作に思いのほか時間がかかっている。というか次から次へと欲が出てきて完成が長引いている。ようやく彩色にかかろうとはしているが悪天候も重なり塗装も長引きそうな予感なのでここらで一部のアイテムをアップしよう。

 コルト・ピースメーカー(フロンティア)である。お分かりのように製作しているのは西部劇のフィギュアなのだが、この拳銃はフィギュアではガンベルトに収まった状態なのでグリップだけ作ればいいところを全部作ってしまった。こんなふうだからいたずらに時間がかかってしまう。

 この拳銃のグリップにはガラガラヘビの装飾が施されている。ウエスタンに詳しい方ならこれで誰を作っているのかおわかりだろうが、こんな無駄なことすら厭わない程今回は久しぶりに楽しみながら製作している。
 今しばらくお待ちください。


1/18フォードGT40 Mk2 #1とカスタムフィギュア (1/18 Ford GT40 Mk2 #1 and Custom Figures )

2021-03-05 | 製作

 「フォード vsフェラーリ」( Ford v Ferrari 2019)は公開前から期待していたが、それ以上のの映画だった。有名な史実をとらえながらバディムービーの形をとってテンポよく話が進む。そもそもケン・マイルズは有能なドライバーであるとともに職人肌の偏屈男である。その才能の一番の理解者はキャロル・シェルビーである。フェラーリの買収に失敗したフォードはルマンのレースでフェラーリに勝つことを決意する。そしてフォードのドライバーにケンを採用することになるのだがここに至るまでのシェルビーやアイアコッカの動きが面白い。とにかくレースに勝つためには優れたドライバーと技術が必要だが現場主義で偏屈なケンとそれを仲介するシェルビーの関係を物語の中心にしている。家族愛も盛り込まれて近年のレース映画では出色の出来である。

 実はこの映画を観てからGT40を手に入れたもののフィギュア製作には迷っていた。というのもこの二人のキャラクターのモチーフを実人物にするのか映画キャラにするのかということである。

 そういう中ある人から映画キャラの希望があったので迷いが吹っ切れて製作に踏み切った。

とりわけキャロル・シェルビーはACコブラやマスタングなど彼のデザインした車は多いためマスコットフィギュアとして汎用がきくかなと思っていたが今回は映画のGT40用として製作した。またシェルビーと言えば彼のトレードマークでもあるウエスタンハットを被ったタイプも作ってみた。

           


1/18 「バニシング・ポイント」ダッジ チャレンジャーR/Tとコワルスキー(1/18 1970 Doudge Challenger R/T and Kowalski)

2021-02-08 | 製作

 今回は70年代のアメリカン・ニューシネマ「バニシング・ポイント」(‘VANISHING POINT’ 1971)からダッジ チャレンジャーR/Tとコワルスキー。

 デンバーからサンフランシスコまで猛スピードで車を走らせる中で主人公のコワルスキーの過去がフラッシュバックで挿入されていく。スピード違反でパトカーに追われながらも過去を振り切るように疾走していく。途中ラジオDJのスーパーソウルによって思わずと話は大きくなり彼はヒーローみたいに祭り上げられる。その騒ぎに対抗した警官たちは威信をかけて捕まえようとする。シスコへ向かうホモカップルやヒッピーコミュニティやら当時の文化や雰囲気を盛り込みながら映画は進む。ベトナム帰りで全てがうまくいかない彼の過去は映像で語られるが。そうした時代の中で折り合いや答えを見いだせないままフラストレーションを抱えてひた走る。彼はドラッグや疾走している時にだけ痛みを忘れられているように思えて仕方がない。ラストの微笑がそれを示している。

 この映画はほとんどが時速200キロで駆け抜けるドライブシーンである。主人公のアンニュイな感じが全編に漂う大好きな映画である。

 この映画のもう一方の主役でもある1970年式ダッジ・チャレンジャー。車体はそれほど大きくないが6.4リッター325馬力のエンジン搭載のR/Tタイプ。個人的には斜め後方から映した白いルーフトップの形がやけに色っぽいと感じたものだ。

 今回のフィギュアは希望があったので年明けから取り掛かってみた。ミニカーはグリーンライト製。今年の第一弾。今年も疾走します。


 


2021年 あけましておめでとうございます。Happy New Year 2021

2021-01-01 | 日記

 異常な寒波とコロナの感染者拡大で開けた新年。とにかく現時点では安心できる材料が少ないからオリンピック開催か否か論じる気にもならないのが正直なところ。

 ここ最近は70年代の映画ばかり繰り返して観ていた。その劇中車の改造やリペイントにかかりきりである。また巣籠りが始まりそうなので今年はこれらを1個ずつ形にしていこう。ワクチン接種が始まるまでおとなしくして何とか生き延びるしかあるまい。おっとりした丑年ではあるが何とか一日でも早くこの苦境から抜け出さんことを願ってやまない。

 本年もどうぞよろしくお願いします。