消しカスビート_人参方程式-(ん)

農業高校生、のらりくらりと日々過ごしてます。

ゆるきゃら。

2011-01-08 22:18:19 | 日記

今日、テレビを見ていましたら……なんか…パフォーマンスなんとかって言う番組だったと思うんですが…

 

ゆるキャラが出ていたわけです。

いろんな地方の。

で、スイカのゆるキャラがあったんですが。

一つ大きいヤツが居て、もう一つは、頭から被るだけの。

問題なのは頭から被るヤツ。

最初見たときには、スイカ、チャンと被ってたんです。

その次見たときには、頭が外されてて。中の人がスイカの頭を持っている状態でした。

その次見たとき……

 

 

頭だけおいてありました。

 

 

 

人がいなくなってました。

 

 

 

 

 

 

最後に見たとき。ちゃんと被って、座っていました。

 

 

 

なんか、みんな、疲れた感じで座ってて…暑かったんですかね??

パフォーマンスより、スイカの行く末が楽しみな感じでした。

 

 

 

とっつあんがそれを見て、噴き出しそうになったのを堪えたら、逆に吸い込んじゃって、噎せてました。

げらげら。


僕の母は犯罪者 続3

2011-01-08 21:57:59 | 僕の母は犯罪者 【完】

 

2010 11 12 二人の場所—

 

医者に言われたとおり、3日間の入院を終えた蒼空は、学校の屋上にいた。

少し、いつもより早く家を出て、ゆっくりと歩いてきたのだ。

それでも時間が余ってしまい、教室にはやはり居づらいため、こうして今屋上にいる。

校門を生徒がくぐり抜けてくる。

この中に、自分の苦しみを分かるヤツなどきっと居ない。

両親を亡くした。

母は、刑務所に入っているはずだった。だが…。1年前のニュースでやっていた。警察官が、母を…相川瑠衣を殺したと。

母はもう、この世にいないと。

ずっと目を背けてきていた事実だ。

目を背けていないと、自分はきっと死んでしまう。

それに、今死んだら、虐められたのが原因で自殺と思われるかもしれない。そんな情けない話はない。

きっと今日は母が殺人者だと言うことが全校中に知れ渡っている。陰湿ないじめが始まる。

 

…あれは……。あの女だ。病院で会った…鈴木加奈…。

一人で、誰とも話さずに歩いてくる。俯きもせず、只まっすぐ前を向いて歩いてくる。

急いで屋上を飛び出す。階段を駆け下り、昇降口に向かう。

自分の靴が無くなっていた。

バカバカしいと思う。

高校生にもなって、どれだけ暇なんだ。

上履きのまま昇降口を出る。

まわりの視線が痛い。

「あ、今日登校してる。」「えっ死んだんじゃなかったの?」「幽霊かもよ~」

そんな言葉を無視して、前から歩いてくる鈴木加奈のもとに向かう。

まっすぐ前を見ているようなのに、商店場ボーッとしていそうな目だ。

「鈴木加奈さん」

声を掛けると、初めて気が付きましたとばかりに、キョトンと目を丸くする。

「あぁ、屋上の…」

どうやら俺は、『屋上の人』になっているらしい。苦笑を漏らしながら、この前の礼を言う。

「いえ、べつに…」言葉を濁す加奈に、そう言えばと思う。そう言えば、加奈もきっと、俺の母が殺人者だと言うことを知っている。これほど噂をねたましく思ったことはない。

噂で言うよりも…。どうせなら自分の口から言いたい。

「あの、俺の母親、人殺しなんです。相川瑠衣っていって…父も俺が幼い頃に死んだんで…」

両親共に、もう死んでいる。殆ど初対面に近い彼女に言ってどうなるというのだろう。

「へぇ。」

短い答え。他人のことなどどうでも良いというような…。やはり、似ている。

沈黙。いつの間にか、彼女の視線は、蒼空から外れていた。

だからといって、特別どこかを見ているわけでもなさそうだ。

「…相川蒼空と話してる人誰だろう…?」「見たことない顔だよね…」

いつの間にか二人は多くの視線に囲まれていた。それに気が付き、申し訳なく思う。自分と居ることによって、注目を浴びさせてしまった。ごめん、とあやまり、それじゃぁ、とその場を立ち去ろうとしたとき。

「…屋上…。あの場所、いいよね。一人になれて。」

呟くような加奈の声が耳に届いた。え、と聞き返す頃には、蒼空を見ていなかった。

 

昼休み。蒼空が屋上に行くと、鈴木加奈がフェンスにもたれ、空を見上げていた。

「一人になれる場所なのに…二人になっちゃったね…」

そっとそこに近づくと、蒼空に視線を向けないまま彼女は口を開いた。

苦笑混じりに言う加奈に、蒼空はそっと微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

ふぅん。なんか二人、良い感じになってきてしまっていますが!?

 させねぇよ。学校に蒼空君のファンが居るんだよ。二人をくっつける訳にはいかねぇんだ。

 

 

ごめんなさい。これを書いているときの消しカスの気持ちです。