なんだかよく言われていたことに、未来の人間は顎が細くなってしまうというのがある。曰く、柔らかいものばかり食っているからだとか。
で、考えてみると、キリンは毎日首を伸ばしていたから、長い首を獲得したわけではない。たまたま首の長いキリンが出現して、偶然か環境かはべつとして、そいつらが生き残ったのだ(と少なくともダーウィン派の人は言う)。
だとすると、柔らかいものばかり食っていたからといって、生まれつきのあごの骨格が細くなるわけもなく、もしそういう傾向があるのだとすれば、男女間における顔の好みの結果で、あごの細い人がよく子孫を残した、ということであろう。
したがって、顎が細くなるという傾向をとらえて、それが続いたら100年後にどうなるかと予測するというのは馬鹿馬鹿しい話ではないか。
ある本は、「数学的にいえば外挿という操作で、コンピュータを使えばむずかしいことではありません」などとして例の気味の悪い想像図を載せていたが、一般に外挿が難しいと言われるのは計算が難しいからではあるまいに。
で、考えてみると、キリンは毎日首を伸ばしていたから、長い首を獲得したわけではない。たまたま首の長いキリンが出現して、偶然か環境かはべつとして、そいつらが生き残ったのだ(と少なくともダーウィン派の人は言う)。
だとすると、柔らかいものばかり食っていたからといって、生まれつきのあごの骨格が細くなるわけもなく、もしそういう傾向があるのだとすれば、男女間における顔の好みの結果で、あごの細い人がよく子孫を残した、ということであろう。
したがって、顎が細くなるという傾向をとらえて、それが続いたら100年後にどうなるかと予測するというのは馬鹿馬鹿しい話ではないか。
ある本は、「数学的にいえば外挿という操作で、コンピュータを使えばむずかしいことではありません」などとして例の気味の悪い想像図を載せていたが、一般に外挿が難しいと言われるのは計算が難しいからではあるまいに。