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辞書引く日々

辞書が好きなのだ。辞書を引くのだ。

続「焼きプリン」なるもの

2008年04月06日 | Weblog
昨日書いた「コンビニで売っている『焼きプリン』のカップはなぜ溶ていないのか」という謎の答えを、ウェブ上検索に求めてみた。

引っかかってきたのは、
http://www.j-tokkyo.com/2005/A23L/JP2005-006607.shtml
にある森永乳業関係者の申請にかかる特許出願と思われる文書の写しで、これに

「ゼラチンを含有し蒸煮されたプリンベースの上層に、ゼラチンを含有する含気泡ベースが載置され、含気泡ベース表面が均一に焼成されて焦げ目が付いており、プラスチック容器中に充填されている焼き菓子」

という言及がある。つまり、これが焼きプリンであろう。
また、別の申請である
http://www.j-tokkyo.com/2004/A23L/JP2004-113119.shtml
には、

「上記特開平6-261705の製造方法においては、一度蒸煮を行った後、含気泡原料を再充填し、さらにオーブンで焼成するという工程を採用しており、製造工程が煩雑であった。」

とあるのをみると、「焼きプリン」の正体が大体が想像できる。(かんじんの焼きプリンそのものにかんするものは見つからなかったけど)

つまり、いったんつくったプリンの上に気泡を含んだゼラチンなどを置き、それを再び加熱して焼き目状のものをつけるとみえる。少なくとも、それが「焼きプリン」の一つの作り方であるらしい。

ということは、表面の「焦げ目」のような部分だけからなるプリンも作成が可能なのかもしれない。つまり「焦げだけプリン」。いや、これはすでにプリンではなくて、焼きゼリーだな。

焼きプリンなるもの

2008年04月05日 | Weblog
わからんのがコンビニの焼きプリンなるもの。プリンの上表面に焼き目がついているのはよい。しかし、どうやって焼いたというのだ。プリンはプラスチック・カップに入れて固めてある。しかし、この容器ごと焼くのはむろん、上側だけバーナーで加熱することもできまい。

(仮説1)プリンを蒸してつくった後、表面に焼き目がつくような薬品を塗布する。
(仮説2)100度程度の加熱でまるで焼いたように変化するなにものかをまだ液状のプリンの上のほうに入れ、カップごと蒸す。
(仮説3)プリンの焼けた表面を別に作成し、丸く型抜きして、できあがった蒸しプリンの上層にはりつける。

みんな平気で「焼きプリン」なるものを食っている。もしかしてその真相を知らないのは私だけなのか。

何を今更

2008年03月22日 | Weblog
何を今更……なんだが、ふいに思い立って「新世紀エヴァンゲリオン」および、その劇場版を通して見る。流行っていた当時はどうも天邪鬼な気持ちを起こして、結局未だ見ていないのだった。風邪を引き、喉が痛くて何もやる気にならぬので、この際、無知の穴をひとつ埋めておこうと思ったのである。

世間でさまざまに言い尽されているから、べつだん今さら私が言うことは何もない。
なんていうのも愛想がないから一言 http://www.kabipan.com/baka/eva.wav

楳図かずお邸

2008年03月15日 | Weblog
東京は吉祥寺に楳図かずおの家が完成したといふ。近隣住民が景観を損うといって訴訟を起こしているといふ。

写真をみると、もちろんアホな意匠なのだが、べつにそれだけ見る限りそう悪いとは思えない。意匠の統一という点では、そのへんによく見かけるギリシャ式デザインを気紛れにはめこんだ家なんかよりもよいように思える。まあ、周辺の家が写っていないから、調和云々についてはわからぬ。

楳図かずおにとっては、家ってのは服みたいなもんなんだろうな。そして、訴訟を起こした人たちにとっては、もっと別のものなんだろう。

Google の Map で「楳図かずお邸」を検索すると場所が出てきた(正しい情報なのかどうか裏はとっていない)。もちろん、家はまだ写っていないけどね。

アホですか

2008年03月14日 | Weblog
このブログは goo のやつを使っているんだが、きょう、名前を入れるとブログを書いてくれるというサービス(脳内ブログメーカー)なるものがあることを発見した。ためしに「カビパン男」でやってみたところ、以下のごときご託宣なりき。アホですかい、ワタシは。

 昨日ゎたくさんの方、
 ガチャガチャのおまけくれてぁりがとぉござぃますッッ
 めちゃくちゃ嬉しぃ
 話ゎ変ゎって

 ワタシ冷凍ハンバーグ大好きゃねんけど、
 2m長ぺろりと食べちゃぃましたぁ あぁ 幸せぇぇぇ

年末の替え歌

2007年12月04日 | Weblog
替え歌というのはつくろうとして作られるものではない。やむにやまれず吐き出されるものなのだ。

あるとき、私は忘年会で飲みすぎて、ヘロヘロになって地下鉄の階段を上がっていた。そのとき頭に浮かんできたのは、「サンタがママにキスをした」という定番のクリスマスソング。そして、歌詞は次のとおり。「気ー持ちが悪いーよー、ゲロ出るゲロ出るよー」

尾籠なネタでスマヌ。

※びろう(名)|尾籠|〔痴(ヲコ)に尾籠(ヲコ)を當字(あてじ)として、又音読したる語といふ〕。例を失ふ┓(註・この記号はコトと読む)。失禮(礼)無禮。(「言海」より)

troff おもしれえ

2007年11月28日 | Weblog
暇があると自分のパソコンに入っているアプリケーションの発掘をやるのだが、古いものにはことさら面白いものが多い。今、troff で遊んでいる。

簡単に言うと、LaTeX が孔明ならば、troff は水鏡先生というところだ(なんだそりゃ)。

まず、水鏡先生がいなければ、劉備は孔明を手に入れることができなかったであろう。また、LaTeX は意外と厳しくて、いいかげんかこと書くとすぐにエラーを出して止まってしまうが、troff は自分にわからぬマクロは無視して「よしよし」といって出力してくれる。LaTeX はなんでも自分でやってしまい、フォントまで発明してしまうが、troff は外部プログラムや既存のフォントをよく生かす。

で結局、時代は変わって、勝ったのは WYSIWYG を採用した魏というオチなのか。

クラクション

2007年11月16日 | Weblog
私は車を運転するのが嫌いだ。自分の狭量を思い知らされるからである。

クラクションを鳴らされると、理由のいかんにかかわらず、すぐ窓を開けて拳を突き出し中指を立てたくなる。わざと 5 km/h くらいでのろのろ走りたくなる。先方が悪いか当方が悪いか、そんなことはすでに関係ない。本能的に怒りがこみあげてくるのだ。

大人というものはさすがにそうケンカばかりもしておられぬし、なにより詰まらぬことでリアクションをとると、その事を後々まで忘れることができないから、何がなんでも敵対的なリアクションをとらないように、がんばる。

それに軽自動車にクラクションを鳴らされても、明らかにあれっぽい車にクラクションを鳴らされても、同じリアクションをとらないと筋が通らない。だから、リアクションをとらないほうで統一したいのだ。もしリアクションをとるほうに統一すると、生命にかかわるかもしれぬ。

本当に顔が真っ赤になったり、真っ青になったりして我慢しているわけで、助手席で見ている者には滑稽に映るにちがいない。でも、私は真剣だ。自分との勝負と心得てがんばる。

ところで、以前から不思議に思っていたことがある。ドライバーというものが、みながみな運転席で赤くなったり青くなったりしているとは思えぬ。他の人たちは、みな鷹揚な心の持ち主で、私が特別に短気なのか。

ある人に話したら、「相手がクラクションを搭載した猪だったら、腹が立たないだろう」と言われた。なるほどそのとおりだ。相手が人間だと思うから腹が立つ。だが、この思考法には重大な欠陥がある。相手が猪だったら、轢いてもかまわなそうではないか。それはさすがに可哀想でも、猪相手ならクラクションくらい気前よく鳴らしても何の問題もない。と、ここで気づいた。ああ、そうか。俺は猪だったのか。

(問題) 文章の下線部で作者があらわしたいことを次からひとつ選べ。
 (1) 作者は猪なのでクラクションを鳴らすのである。
 (2) 作者は猪だと思われているのでクラクションを鳴らされるのである。
 (3) 作者は猪年の生まれである。




クマゼミ

2007年11月15日 | Weblog
最近関西以東でも幅を利かせているクマゼミだが、その鳴き声を嫌う人は少なくない。「死ね死ね死ね死ね……」と聞こえるというのだ。又聞きの話で恐縮だが、中国の四川省出身の人が、自分の故郷ではセミが「イ尓 要 死」(お前は死ななくてはならない)と鳴くと言っていたそうだ。「ニャオスニャオスニャオス……」とうわけだ。音感からいってクマゼミの仲間なのかもしれない。

などと、埋め草コラムのような文体で書いてみたりして。

ところで、クマゼミがなぜ増えたかというのは結着したのだろうか。温暖化の影響だと言う人が多いが、九州から街路樹用にもってきたクスノキの根元にくっついて幼虫が入ってきたと言っていた人もいたな。いずれにせよ季節外れの話題だなこりゃ。

備忘

2007年10月28日 | Weblog
GNU sed 4.1.2版
euc 的環境で、

$ echo "シーズンを迎え、" | sed -ne "/迎/p"
$

シカトされた……

GNU ed version 0.2 でもあかん。
vim や Emacs は大丈夫だ。

これは何のバチが当たったのだ??

$ ldd /bin/sed
linux-gate.so.1 => (0xffffe000)
libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x40023000)
/lib/ld-linux.so.2 (0x40000000)
$ ldd /bin/ed
linux-gate.so.1 => (0xffffe000)
libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x40023000)
/lib/ld-linux.so.2 (0x40000000)

かあ。
あー、これもしかして libc のモンダイなの?

$ /lib/libc.so.6
GNU C Library stable release version 2.3.4, by Roland McGrath et al.
(以下略)
$ rpm -qi glibc
Name : glibc Relocations: (not relocatable)
Version : 2.3.4 Vendor: Project Vine
Release : 2vl3.1 Build Date: 2007年06月18日 23時04分01秒
(以下略)

あー、面倒なことは考えたくないなあ。