to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

トムラウシ山→オプタテシケ山 2017年4月30日

2017年05月01日 | 山スキー

パクもいないし、GWは何して遊ぼうかと悩んでいたところにD君から連絡があって一緒に山に行くことに。
僕は表大雪でお散歩の計画を書いてみたけれども、D君からトムオプはどうかとの提案があった。
トムオプ間は夏も歩いたことがなかったから行先はあっさりトムオプに決定。
表大雪お散歩は来シーズンにしよう。
僕はこの山行が今シーズンのラストスキー。
せっかくだからと声をかけてみたらsiroさんも一緒に行けることになった。

siroさんを迎えに行く途中、腹が減ったから田所商店でラーメンを食った。
フライドポテトが2本入っていたのには唖然とした…。

屈足でD君と合流。
トノカリ林道取水施設にD車をデポしてトム登山口へ。
計画では冬尾根を登る予定だったけど、雪が少なくて渡渉が微妙だということで今回も夏尾根を登った。
板を担いでのスタートとなったが雪が出てきて一安心。
コマドリ沢のトラバースではsiroさんが足を攣りそうになったとのこと。
僕は内踝の下側がブーツに当たって痛み出す。
トラバースなんて大っ嫌い。
沢を詰めずに尾根を登っている途中で明るくなってきた。


今日も日の出を見ることができてうれしい。
山の景色は朝が一番きれいだ。
うーん、マンダム。


山に来るのは久しぶりで記録を見てみると1か月と10日ぶり。
この間何をやっていたかというと、漫然ジョグ&タバタ、真剣飲酒&映画鑑賞というダメダメぶり。
そのおかげでトムへの登りでは足に力が入らずゲロを吐きそうなくらい辛かった…。
パクからは補強をしないとすぐに弱くなると言われていたが、今日ほどその言葉が身に染みたことはない。
呻き声を上げながらもなんとかトムピークに着いた。


表大雪も天気がよさげ。


トムへ登りですっかり疲弊していたが、予想以上に天気はいいし、撤退する理由は見つけられなかった。
やるしかない。
そう自分に言い聞かせて急いでコロッケパンをほおばり板を履く。
トム西面では僅かながらパウダーにありつけた。
まぁ僕の脚にはそれを楽しむ余裕なんてありませんでしたけど…。


今日は良くて高曇りだと思っていた。
それなのになんだこの青空は。


siroさんが撮ってくれた。
岩と私。


トムオプ間は歩いたことがないから、初めて見る景色がたくさんあって楽しい。


青かった空は灰色になっていた。
風も強くなってきた。
これまで散々歩いてきたのにこれから600mも登らなければならない。
悲壮感漂う邪悪なオプタテへ向かう。


1800からは板を担いだ。
このピークまで残された200がマジで辛かった。


肩からピークまでが恐ろしく遠かった。
風も強くガスっているせいでえらく時間がかかった。


着いたぜベイビー。
オプタテピークにて。


逃げるようにピークを後にしてあとは下るだけ。
晴れて気温が高ければ楽しいザラメ滑走だったのだろうが今日は違う。
どこを滑ってもカッチカチ。
オプタテは最後まで手強かった。
どれくらい落としただろう。
最後に快適ザラメが待っていて救われた気分になる。
シーズンラストを飾る気持ちのいい滑りだった。
滑るだけ滑って今年もビールで〆た。


D君とsiroさんの足を引っ張りっぱなしの1日だったけど、辛かった分きっといい思い出になるだろう。
2人ともありがとう!