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日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「インセプション」3回目(ネタバレ)

2010-07-24 15:00:54 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」3回目見てきた。
あまりガツーンと来てないとか言いつつ、はやばや3回目(笑)。
しかも平日より苦もなく早起きして、朝一の回を見た。
3回目なのに、148分という長さを感じさせない面白さだった。

ネタバレあるので、注意してください。









序盤でコブ(ディカプリオ)の「列車は嫌いだ」という台詞に苦笑い。
コブは以前、妻を現実に戻らせるために虚無世界で自殺するときに、二人並んで線路に横たわり、
列車に轢かれるという方法を取ったことがあって、そりゃあ列車嫌いにもなるよねぇ。
この轢かれるシーンも怖いし、だいたいモル(コティヤール)が出てるシーンは怖かった。
コブとイチャイチャしていて、アリアドネ(エレン・ペイジ)に気づいて視線を向けるところや、
エレベーターで取り乱してるところとか、ホ、ホラー…。
乱れた髪の間から見上げる目が怖い怖い怖い。

アーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は第2層で、一人で黙々と頑張ってたね~。
台詞なしで、いつもきりっとした顔で、黙々と作業をこなして、かっこよかったよ。
三揃えのスーツが似合ってていいね。
もう少し、背景や、コブとの関係を描いてくれると、深みが出てもっと良かったのに。

ロバート(キリアン・マーフィー)の父子の和解は、そこだけ見ると感動的だけど、あれ全部
作り物だから、気の毒。
父親に失望されていた、と思っているより、他人に植え付けられたものであっても、父親は息子が
父親を真似ることに失望していた(自分の道を進めば失望されない)、と思えた方が幸せなのかなー。

全然作品に関係ないんだけど、ロバートの写真が出たとき、バットマン・ビギンズやダークナイトの
ブルース(クリスチャン・ベール)を思い出し、それはイケメン御曹司っぽい髪型とスーツのせいで、
やっぱり髪型とか重要だな~と実感。

最後は、コマの軸がぶれているのを確認して安心した。
きっとコマは倒れるから、あれは現実なんだろう。
と思いつつ、でもやっぱり色々変な感じもするから、どうなのかな~。
パリにいた義父(マイケル・ケイン)がアメリカに帰国したコブを迎えるのはおかしくないか、
子どもたちと一緒に暮らしているはずの義母?実母?が最後に出てこないのはおかしくないか、
子どもたちはコブの記憶している姿と変化がないように見えるのはおかしくないか…。
まあ、義父には事前に連絡しておいて来てもらったのかもしれないし、義母か実母はたまたま
いないだけかもしれないし、子どもの成長については、コブが子どもと別れてから時間があまり
経っていないのかもしれないわけで、それほどおかしくないのか。

夢の中でだけコブが指輪をしているとネットで読み、それを確認しようと思っていたのに、肝心の
最後のあたりではそんなことはすっかり忘れていた…。がっくり。

ディカプリオはシャッターアイランドでもインセプションでも(見てないけど、レボリューショナリー・
ロードでも?)、妻や家族のことで苦悩する役で大変だねぇ。
シャッターアイランドで湖に沈められた3人の子どもを見つけて「オーマイゴッド!オーマイゴッド!」、
今回は目の前で妻に飛び降り自殺されて「ジーザス・クライスト!!」…。
痛々しい…。

3回目にして、やっと音楽が良いように思えた。
けど、サントラがほしいほどじゃないのが残念。

渡辺謙以外は聞き取りやすい英語だった気がするので、字幕になってない台詞も結構意味が取れたような…。
もちろん気のせいだけど(笑)。
一度吹き替えで見てみようかなぁ。
こういう情報量の多い映画は吹き替えの方が本当は理解しやすいのだろうけど、劇場で吹き替えを
見るのはいまいち気が進まない。

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