晴れ時々大雨~カメレオン日記~

人生晴れの日もあれば豪雨の日もあったり(^^)他人の不幸は蜜の味?!読んで笑って☆バタ子のトラブルドタバタ日記☆暇潰しに

ひょんなことから見知らぬ国にて2

2008年04月25日 | 旅行




2月頃から異動になり、バタバタと忙しく、ずいぶん間が空いてしまいましたが前回の続きです!

え~飛行機のエンジントラブルにより、今まで名前も聞いたことのないような国に期限不明なまま滞在するこことなった私ですが、やはりここは外国!想像もしてなかったような貴重な体験させていただきました(゜▽゜;)

飛行機がいきなり爆音と共に激しい縦揺れをして、経由地のパプアニューギニアという国の首都ポートモレスビーに戻るときは、本当に“死ぬかもしれない”という死の恐怖を生まれて初めて身近に感じましたが、実際無事に空港まで戻って着陸し、終わりのない永遠とも思える(実際は4時間程度)時間待たされると、安堵感からか異様に腹がたってきて、そしたらその瞬間、

私って今生きてるんだなぁ~

ってそんなこと実感しながら、その他大勢の日本人たちと意味のない不満のぶつけ合いをしながら時間を潰し、ひたすら明確な説明を待ちました。

何しろこの国について知ってる人が全くいないことにかなり驚きました。

そこにいた人たちはほとんどがオーストラリアからの乗り継ぎでパブアニューギニアから搭乗した人はほとんどいないようでした。
私がこの国のことで知っていることといえば、渡豪前に、会社の取引先の営業マンが若い頃海外赴任で滞在していて、その人がトランジットで時間があっても絶対に空港の外には出るな、と言っていたことくらいです。あ-あとこの国のとある原住民の男性の衣装(?)が独特で特徴があるということですかね。この場ではあえて説明しませんので興味のある方は調べてみて下さい。

で、トラブルというものは人の輪も広げるもので、待たされている間にいろんな人たちとお話しました。
その中にお騒がせの変なオヤジもいまして、男ばかりの3人連れ。聞けばこの変なオヤジ、釣りの名人としてその筋ではかなり有名らしく、つれの2人は雑誌の記者とツアーコーディネータ-でした。つまり取材でパブアニューギニアを訪れた数少ない日本人ということでした。
彼らの話ではここパプアニューギニアに旅行目的で訪れる日本人は年間数えるほどだとか…。
この国はまだまだ発展途上ということもあり開発の手が伸びてないことから、美しいジャングルと海がこの世の楽園として例えられることもしばしば。その由縁の1つとして“極楽鳥”と呼ばれる、色とりどりの羽毛を持った世界でも希少で美しい鳥達が住む国として有名だそうです。また、ダイビングには最適の美しい海と魚たちの宝庫でもあり、その地上最後の楽園を取材するために世界中からテレビや雑誌の関係者たちが集まる場所としても有名。

ではなぜ観光地として有名ではないのか?
という疑問が残ります。
その答えの一端は、仲の良かった商社マンが言っていた、
「絶対に空港の外に出るなよ!」
という言葉にあります。
要するに治安がメチャメチャ悪いらしいのです。
私がまず言われたのは、外国人がフラフラ一人で歩いていると、街中だろうがなんだろうが殴られて身ぐるみはがされ、女だったら間違いなくレイプされてどこかに売り飛ばされてしまうということ。

その時は
「んな大袈裟な^ロ^;」

なんて言ってたけれど、実際赴任してる人は必ずボディーガードを何人も雇って買い物やら行くんだとか。街中でレイプってヤバイです( ̄~ ̄;)
その変なオヤジ一行(他の2人は全然普通の方たちでした)にも3人にボディーガードがそれぞれ1人ずつの計3人とガイドが1人ついてたそうです。
そんな国ですから、個人客がいくら行きたいと言っても、まず旅行会社が手配してくれない。オーストラリアにいる間にも友人の1人がダイビングのために行きたがってましたが、旅行会社になんかあった時に責任持てないからそんなに行きたいなら直接航空会社に行ってチケットを取ってくれと言われ断念したと言ってました。ちなみに普通の旅行保険とか効かないところだそうです。

とまぁそんな国に何の因果か滞在することになってしまいました。。

そしてあり得ないことは続くものです。
待ってる間に、私がオーストラリアの南に浮かぶハート型のタスマニアという島でちょうど1月前に4日間のツアーに参加したんですが、そのツアーで一緒だった日本人の女の子に再会したんです!私はケアンズからでしたが彼女はブリスベンからの合流で、タスマニアのツアーが終わってからは1度も連絡取ってませんでしたし、何よりもタスマニアからこの国まで4000キロくらい離れてますから!!
ちなみに日本は北海道から沖縄まで2500キロです。沖縄で出会った人とその1ヶ月後に札幌からどっか違う国に行く飛行機で偶然出会うことよりすごいかも。この偶然の出会いを私は後で本当に神様仏様に感謝することになります。

とにかく、めちゃめちゃ運が悪いなぁ~なんて思っていると、近くにいた日本人が空港の職員に、

「こういうことってめったにないんですよね?!」

とか話していて、私たちも、聞くまでもないだろ-(;^_^Aなんて心の中で思ってました。
が、その空港職員はケロッと、

「恥ずかしいことだけど2、3週間に1度はあるよ」
…。
(οдО;)

ということは、うちらは別に運が特別悪いわけでもなく、彼らからしたら結構日常茶飯事という知りたくもない事実を知らされたわけでした( -_-)
ってか毎回ジャンボの乗客のホテルとか手配してんならそのホテル代と人件費とかで、新しい飛行機買ったほうがいいんじゃないかと、たぶんその場にいた人々みんな思ったことでしょう。

そして待つこと4時間ほど。

名前を順番に呼ばれ、私たち乗客は4つのホテルに分けられました。
偶然にも、例の釣りオヤジ一行、タスマニアの彼女(以下Sさん)も同じホテルになりました。
私たちのホテルは世界的にチェーン展開をする某有名ホテル!
とにかくシャトルバスを待って、ホテルへ。
朝でたはずがすでに夕暮れでした。

ホテルまではバスで15分ほどで、その間市内を通るわけですが、街のほとんどの建物が2階建てか3階建てで、主要道路のはずなのにやたら道が悪くて、何度か頭をぶつけました。

そしてホテルに着いた私たちを驚かせたのはホテルの周りに張り巡らされた高い鉄格子というかフェンスというか、ただ柵なんてあまっちょろいものではなく2メートルを超える鉄格子の上の部分は有刺鉄線が巻き付いていて、しかも2重!w(°0°)w更にその2重になった鉄格子の間には犬が放たれている厳重ぶり。

いや~とんでもないところに来てしまったなぁ~

なんて思ってるのもつかの間、鉄格子の門を通るところで、いわゆるホームレスみたいな人たちがわんさか私たちのバスに群がってきて、不安と恐怖からか、その時私はバイオハザードなんかを思い出してしまったりして、とにかく中に入るまでは目をつぶって耳をふさいでいました。



3につづく…。

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2 コメント

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Unknown (K子)
2011-12-09 07:04:42
そんなヤバイ国だなんて知らなかった・・・
96年に行ったロシアもけっこう怖かったよ~
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>>K子 (バタ)
2011-12-09 10:19:20
よくわからんけど、まぁ怖かったよ 
街の至るところに 
「Stop HIV」のポスターや横断幕があって異様だったしほんとそこらじゅうにしつこいほど貼ってある。
返信する

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