デジカメ日記

日々、目に触れたものをデジカメで捉えて行きます。

大震災の写真と手記

2013年03月12日 11時43分15秒 | 杉並区・阿佐ヶ谷

昨日杉並区役所ロビーに立ち寄った。
昨日はやはり、大震災の展示が行われていたのだが
救助に出動した警察官や自衛隊の様子の写真と手記に的を絞った
展示でとても感動した。

テレビを通じたものにはない臨場感と最前線で見たことを
警察官個人の目でつづった文章は胸を打ち涙を拭き拭き
すべて読んできた。

その中で一番思ったことは、目の前で人が助けを求めていることに
遭遇したとき、絶対に誰も逃げていないってこと。
ある若い警察官は、ほんの1ヶ月前に生まれた子どもと妻のことが
強く頭をよぎり、選択に動揺する。
しかし、しかし優れた上司の先導により目の前の命を救うことに全力を
投入して助ける。

駐在所勤めの一家の妻の手記
家族が最悪の路頭に迷っていてもおまわりさんの
夫は「市民の安全と秩序を守る」任務のため
他人の救助が最優先で帰宅しなかった。
一家で妻の実家に避難しないかと勧められるも
誰も帰ろうとは言わなかった。
そんなことをしたらお父さんは一生後悔すると妻は言う。

誰も逃げてはいない。

人間は逃げないものだと思う。

いやなら、逃げろ、逃げろ ・・・と言う某歌手の歌を聞かされて
「女の腐ったような…といわれても逃げろ」なんていう歌詞・・・・・
なんか嫌な感じですごくむかついた。
逃げてすむものなら誰も苦労はしない。
お国のために死ぬよりも逃げて生きろ!という反戦歌だとわかって
いても私はだめだ。

大震災でお亡くなりになった方、ご冥福をお祈りします。

 


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2 コメント

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これです。 (ぼん)
2013-03-15 07:45:24
私もあの歌を聴いて、いいなと頷けなかったのは、これです。この気持ちです。さくらさん、代弁してくださってありがとう。すっきりしました。

物を書く身で「あか」だと非難されたときどうするか。戦前の作家は皆考えました。地下に潜った時、女性も一緒に行動しました。逃げなかった男たちにこの歌を見せたら、むかつくでしょうね。
帰れないとわかっていながら向かっていく勇気。批難する気持ちもありますが、もし今戦争になったら、自分はどうするか考えます。戦争にならないことを祈るばかりです。矛盾してますが。
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ぼんへ (さくら)
2013-03-17 12:20:32
ぼんちゃん、コメントありがと。

世界中の人が祈っていると思いますがなくならない戦争。
祈っていてもそうじゃない国があるんだから、それも日本にいちばんちかいところにね。

そういう国に行って歌ってほしいわ、反戦歌。
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