Haruのイギリスでの日々

イギリスでのホームステイと語学学校への留学、旅行体験など
7週間のイギリスの日々を記録に残します

Canterburyカンタベリー & Dover ドーバーへ

2018-06-26 | イギリス・ステイ


ロンドン最後の日は一日フルに使ってカンタベリーとドーバーへ出かけました
キングスクロス駅の隣にあるセントパンクラス駅はユーロスターの発着する巨大な駅
奥の方に今日の便の出るプラットホームがあるのですが
出発の10分前になってやっとホームが掲示されてやれやれ
昨日もそうでした・・・

ここからは最速列車が出ていてカンタベリ・ウエスト駅まで1時間15分

駅からは地図を見ながら見当をつけて歩けるほど小さい街でした



西の門をくぐって街中へ入るのですがなかなか交通の激しい通りのようです



入ってすぐのところにこの公園があってとっても素敵な場所だなって感激

その道をずっと行くとカンタベリー大聖堂の案内が出てきました




残念ながら修理中の一部は覆われてしまってちょっと情緒無いのですが・・・


ここは英国国教会の総本山で、英国最大の巡礼地として有名な大聖堂
観光客も多くて賑わいが大変です



大聖堂の中はとっても立派で厳かな感じです





この3本の剣のある場所は12世紀国王のヘンリー2世と対立した大司教トーマス・ベケットが
王の配下に暗殺された場所として残っていて
彼の死後に様々な奇跡が起き、彼の遺骨は不治の病を治すと崇拝されるようになって
イギリス屈指の巡礼地になったそうです

昔はロンドンから徒歩で2,3日かけてやって来たそうです




回廊からは中庭が見えて安らぎます


中世の街の城壁の外へ出て聖アウグスティヌス修道院跡へ行ってみました



ここは今は廃墟ですが6世紀に聖アウグスティヌスによって建てられた修道院で
周りは広い敷地で昔は牛や羊も飼われてたそうです

国王ヘンリ―8世がイギリス国教会を設立した際に修道院は解散させられて建物は解体
今はこんな廃墟になって残っています



広大な場所の大きな修道院の跡で歴史を感じました


近くのカフェでランチを済ませて今度はカンタベリー・イースト駅へ

ちょっと迷って人に聞きながら無事に駅について予定通りの電車で今度はドーバーへ



~~~~~~~~~~


ドーバーへは電車で10数分、近さにびっくりしました
カンタベリーと違って人は多くなく街の中心部へもわかりやすい道でした

ただ驚いたのは行こうと思っていたのドーバー城が高い丘の上にあること!
街中のどこからも見えるシンボルですね

あそこまで登るのかとちょっと心配になりました

インフォメーションセンターで地図をもらって聞くと15分ほどだとか
そんな急な道でもないわよって。。。
いえいえ私ならもっとかかるわ!って笑って・・・

街中で出会った私よりはお年が上の感じの方から歩いて登るの?って言われてまたまた心配に・・・

広い道路からは脇道があって



こういう感じで登って行きます
息がはずみます



途中から階段になって振り返ってみるとわぁ~登ったなって感じです
ほとんどの人は車で上の駐車場まで登ってしまうのだとか
でもこんな道を登って行って



視界の中に突然海が見えて思わず わぁ~素敵!って声をあげてしまいました!






この日は水平線に雲がかかっていたのですが
お天気が良いとフランスのカレーが肉眼で見えるそうです
フェリーで1時間とか昔はここを船で行き来したんでしょうね

それだけにこの城は昔からフランスなどヨーロッパ大陸の国からイングランドを守る要塞であって
堅固な作りになっています



全体の写真を撮ったつもりが無いのでパンフレットの写真をお借りして・・・
こんな風に海岸べりに立っています

12世紀の建物で中も石造りでそのまま残っています



ヘンリ―2世のベッドルーム





目の回るような階段を上り下りでした~!

やはり台所が面白くって





生活感がある展示がなかなか良いですよね







この城には地下トンネルがあちこちにあるようで
中世に掘られたものと第二次世界大戦の折に掘られたものがあり
その戦争時のものは地下の野戦病院と海軍の司令部が置かれていて
ガイドツアーで見学できました

戦争時の野戦病院はそのままのものが残っていて
当時は病院、キッチン、トイレといろいろと空気が悪かったとの説明も納得がいきました


ドーバーでもう1ヵ所見たかったのはホワイトクリフ、つまり白亜の断崖
歩いてその方向へ行けるらしくフットパスを30分ほど歩いてみたのですが
あまりに遠いので諦めました・・・

最後はウォーターフロントのシーフードレストランへ
先ほど案内所で紹介してもらった場所

ドーバーソールと呼ばれる平目が有名らしいのですが
あまりに高いので諦めて・・



シーフードの食事に満足しました



レストランのテーブル越しに海が見えます
ジントニックをのみながら最後の夕食でした

素敵な一日を過ごせてとっても有意義な一日になりました

ホテルへは9時半ごろ戻って
それでも明るくてどこのパブも人でいっぱいでした~♪

長い記事にお付き合いくださってありがとうございました


London 1日目の夜、そして 2日目は?

2018-06-21 | イギリス・ステイ


前日はオックスフォードを堪能して早めにロンドンへ
オックスフォードから1時間ほどの列車で着いたのはロンドン Paddingtonパディントン駅
早速そこから地下鉄で3駅ほどのKings Crossキングスクロス駅へ

そこからは予約しておいたホテルへタクシー10分ほど
ロンドンの地下鉄のRussel Square ラッセル スクエア駅から近い所です


夜はミュージカルを日本にいる間に予約して楽しみにしていました



Queen Theatre でのミュージカル 「レ ミゼラブル」7時半からです
ビクトル・ユーゴの小説で日本でも映画が上映されましたよね

ストーリーが有名で知ってるので楽しめると期待していました



劇場は満席で2階席も随分前にせり出してるので見やすそうですが
滅多にないことなので1階の席を予約しましたが
思っていて以上に中央寄りの良い席でした

始まるまでは舞台にこういう映像が映し出され嫌が応にも雰囲気アップ

舞台は素晴らしくジャンバル・ジャンを演じた型の声量も凄く
素晴らしい舞台でした
最後はスタンディング オベーション
休憩挟んで10時半までの3時間の本場のミュージカルを堪能して大満足
素晴らしいロンドンの夜でした

〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆

翌日の日曜日は朝からKings Cross 駅から列車で1時間半ほどのHuntington 駅へ
そこからタクシーで20分ほどの村 Hemingford Greyの
The Manor を訪れるのが目的です
↑のThe Monorの部分をクリックして入ってください
HPでキルトの写真などが少し見られます

以前にキルト誌 「キルトジャパン」に掲載されたことがあって
偶然本を見つけて是非行きたいと思っていました


そこは以前子供向けのお話の本の作家ルーシー・ボストン夫人が住んでいて
グリーン・ノウのシリーズで有名な方とか
本は知らなかったのですが(^_^;)たくさんのキルトを残されていて
お庭も素晴らしいとありました

是非行きたいと思って予約が必要とあったので事前に予約しておきました
今は息子のお嫁さんのダイアナ・ボストンさんが住んでらして案内してくれました







素晴らしいお庭を見てから室内へ
この家は1130年に建てられ以来ずっと人が住み続けているすごく古いもので
火事にあったりして修復を重ね広げたりもして今の姿になっている
ボストン夫人は1138年から亡くなる1990年まで住んでいて
今は息子さん一家が住んでいます



玄関を入った所



古い蓄音機は手回しで竹の針というのも驚きでしたが
針は時々磨くそうで音はとっても綺麗でした





各部屋も古いもので住み続けているのもすごいなと感心しました



3階の昔の子供部屋

ここの色々なものは物語の中に語られているようです

キルトは大事に布に覆われてベッドに20枚近く重ねられてあって
1枚1枚めくって説明をしてくれました
残念ながら写真は禁止でした

アンティークキルトの雰囲気でデザインはスクエアやヘキサゴン、クロスなど
布も工夫して使われてあって最近のキルトとは全く違って
家族が使うために作られていて本来の姿を思いましたね

しかも90代になって作られたものも多かったことも感動ですね
最後の方は白内障で不自由もしたようです



庭は素晴らしくて後で私のガーデンブログの方で
ゆっくりと見ていただきたいと思っています



Oxford オックスフォードを 歩いてみました

2018-06-17 | イギリス・ステイ


昨日16日の朝の列車でウスターを出てロンドンに向かったのですが
途中オックスフォードを経由するので立ち寄って歩いてみました

近くにいつもいたのにまだ行ったことのなかった大学街です
駅に着いてびっくりしたのはとにかくすごい人、人、人・・・

まずは重い荷物を預け、とは言ってもイギリスの駅にはまずコインロッカーはなく
left luggage という荷物預けもない場所が多いです

オックスフォードの情報はネットから頂いてたすかりました
歩いて5分ほどのところにあるBackpackersという名の
言うなればユースホステルですね
そこで泊まっていなくても荷物を預かってくれるという情報を頼りに行ってみました

専用の場所もきちんとしていて安心して預けられるところで良かったです


前置きが長くなりました、ごめんなさいね
まずはいつも通り街のツーリスト インフォメーション センター i で地図をゲット
検討をつけて歩き出しました

オックスフォード大学は1つではなくたくさんのカレッジからなっていて
街中に40近いカレッジが点在していて
街自体が大学のような感じです

街のどこもかもが古い建物で何とも言えぬ雰囲気があります





これはため息橋、何でもベニスの似た橋から名付けられたそうで
嘆きやため息とは無関係

ヘヤフォードカレッジの2つの建物を繋いでるとのこと



歩いているとSt Mary the Virgin セントメアリー教会の尖塔が見えて来ました

この教会は古くて現存する最古の建物がこの尖塔
登ってみたかったのですが30分ほど待つとのことで諦めました





この日は土曜日で観光客もすごく多く、また学生がやたら多いのです
どうやら大学の卒業式の日だったらしく花を持っていたりマントを着ていたり
自転車で走ってるのも学生です
学生がとても頭が良く見えて実際に秀才ばかりですね



色々歩いてやってきたのはMerton College マートン カレッジ
オックスフォード最古のカレッジで設立は1264年
日本の皇太子殿下が留学されたのもここだとか







年代を感じる古い建物と現代の最高峰の大学
さすがイギリスだとつくづく思いました




こんな小道を通って



Merton Fieldに出られました



そして行き先は川のほとり
ここではこんなボートにも乗れるようですね
静かな場所ですが向こう側にさっきの学生が三々五々集まって来ています



その時一人の学生が服のままと飛び込んで泳ぎ始めて皆やんやの喝采振り





この女の子が次に飛び込み何人かの学生も!
マントにはムースや色紙がいっぱいくっつけてあって
どうやら卒業式後のおふざけが始まってるようですよ
せっかくのマントも帽子もあらら〜なんですが
どこも学生のお楽しみは一緒なんですね

卒業式に出会えて楽しい光景を見られたのはなんとも幸運でした!



この場所から眺めるクライストチャーチと大聖堂がとっても素敵で
ここまで歩いた甲斐がありました





静かなカレッジの雰囲気です



隣接する大聖堂にも入って壮大さに感動でした

最後にグレートホールへ







このグレートホールは毎日学生達が朝晩教授達と一緒に食事をとる場所だそうで
ハリーポッターの映画の撮影にも使われましたね



見終えてよく歩きあちこち見学できて大満足でした

玄関のところの花壇がとても綺麗で癒されました
どこのカレッジもガーデンが整備されてい流のはさすがですね!




3時間4ポンドという荷物預けの時間を最大限に利用して
オックスフォードの様子を効率的に見られてとっても楽しい時間でした!

そこからはまた列車でいよいよロンドンです
重い荷物に辟易しながらもなんとかホテルには着いてホッとしました!

長い記事を読んでくださってありがとうございました😊


ウスターでの最後の1週間

2018-06-14 | イギリス・ステイ


ここでの学校も明日1日になりました
日の経つのは本当に早くてびっくりします

学校ではなかなか得られない経験をしています
ヨーロッパの方達のウイットに富んだ話ぶりに感嘆し
また何にもレディーファーストが自然に身についていて
その物腰の柔らかさにも感心します



先日はセヴァン川沿いの道を歩いてみました

遠くに大聖堂を望む素敵な場所です



川にはたくさんの白鳥がいて
ホストマザー曰く女王に属してるのだとか



ホストマザーの家は大聖堂の近くでどこを歩いていても目印になります
ここの風景がとっても気に入りました



去年も入った大聖堂ですが今年も寄ってみました



内部はとっても立派に維持されていますね


外廊を歩いてみると中庭が見えて
去年はまだ咲いてなかったバラの花たちがとっても綺麗でした



出られないのは残念ですがよく手入れされていて素敵な中庭





大きなバラのブッシュに手入れの良さを感じました

そして



大聖堂の近くで見かけたつるバラがとっても素敵でした〜♪

ホストマザーの家では



キッチンの窓から大聖堂のタワーが綺麗に見えて
朝晩楽しんでいます
時折鐘の音がとても綺麗に聞こえてくるんですよ
特に日曜の礼拝を告げる鐘は鳴り響いて音楽のようでうっとりしました


〜〜〜〜〜〜〜☆


昨日水曜日は夕方からバーミンガム交響楽団を聞きに行くというエクスカーション
クラシックはそう聞かない私ですが
学校でとっても素敵なホールだから是非!と言われ参加を決めました

5時に学校を出てバーミンガムまで学校の車で総勢10人





先日ウスターに来る際に寄った時には運河へは来なかったので
こんな場所があるんだと感銘を受けました
昔は物の運搬に船が役立ったのでしょうね


この辺りで皆で慌ただしい夕食を済ませてホールへ



ホールの中はとっても素敵でここへ来るだけでも良かったなって!



団員が準備中です

始まった第1部はショスタコビッチ
第2はブラームス



第1部が終わって引き上げる女性のチェリスト
皆の最高の拍手を受けてアンコールでした!
第2部はブラームス
知らない曲ながらも力強くて盛り上がりがありました
いい経験ができた一夜でした


9時半過ぎに終わった時には外はかなり暮れてきていて





運河に映る光も綺麗でしたね
帰宅したのは11時過ぎ
1人ずつ家の前まで送ってくれて
長い1日にすっかり疲れて明日の授業に差し支えないかと気になりながらも
頭だけは冴えてなかなか眠れず困りました

いろんな経験をした今週でしたね!


Elgar's Birthplace エルガーの誕生地美術館を訪ねて

2018-06-12 | イギリス・ステイ


日曜日のことになりますがのんびりと起きてのんびりとして
11時前に出てエドワード・エルガーの生誕地美術館へ行って来ました
駅からタクシーで15分と近いのです

昨年来た時には閉まっていて公開されてなくて
今年は期待して来ました



エルガーは18世紀の音楽作曲家でイギリスのウスター近郊で生まれ
そこに2歳まで住んだそうですがそのコッテージがそのまま残っています

実は私はエルガーの名前を去年来る前まで知らなかったのですが
音楽を聞いて直ぐにわかりました
「威風堂々」「愛の挨拶」っていうと知ってる方も多いのではと思います



玄関入って直ぐの部屋は調理から風呂まで、食事もなんでもした部屋だと
ガイドさんの説明



小さな部屋ですが普段の生活の必要なものは何でもこの部屋におかれていたそうです



隣の部屋に残ってる机や椅子も昔のままのもの



このピアノも親が営んでいたピアノ店からのもので
多分エルガーも弾いただろう説明がありました



彼の使っていたバイオリン

この家に残ってるものは全て当時の本物だそうで
ここもナショナルトラストが管理しています




エルガーも録音して聞いたという蓄音機 gramophone
His Master's Voiceの商標が入った英国グラモフォン社のもの

私 の幼い頃家にあって父が大事にしていた確かビクターの蓄音機にも
このマークが入っていて
父がよくこの話をしていたことを懐かしく思い出しました!


ゆっくりコッテージを見てから庭へ



ナショナルトラストがきちんと管理していて素敵なお庭です











アーチのハニーサックルが良い香りでした



ベンチにはエルガーが座りその視線の先にあるのは
マルバーンヒルの山並み
なんだかとっても素敵なシーンだなって思いました




バラの手入れをしていた若い女性に名前を聞くと
ごめんなさい、名前は知らないけど可愛いバラでしょう?って
こちら側に来てごらんなさい、ここが素敵よ!



そして向こうの白いピオニーが良い香りよって!
とてもフレンドリーで笑顔の素敵な女性でした




フットパスが庭から先へ続いてたのでどこへ行くのかなと
歩いてみました

先は果てしないようなグリーンの中に伸びる小道
3年前に主人と歩いた
トーマス・ハーディの過ごしたドーチェスターを思い出しました


庭から出るとそこにも素敵な風景が広がっています



私の大好きなカントリーサイドの風景です
ベンチに座ってゆっくりとここにいることを楽しみました
あっちに座ったりまた違う方へ歩いたりと3時間ぐらいはいたかしら?
私には貴重な心洗われる時間でした

素敵な場所で過ごせて本当に良い日になりました〜♪



ウスターのハイストリートの大聖堂の向かいに立つエルガーの像
ここでは誰もが知る町の誇りなんでしょうね!