ロンドン最後の日は一日フルに使ってカンタベリーとドーバーへ出かけました
キングスクロス駅の隣にあるセントパンクラス駅はユーロスターの発着する巨大な駅
奥の方に今日の便の出るプラットホームがあるのですが
出発の10分前になってやっとホームが掲示されてやれやれ
昨日もそうでした・・・
ここからは最速列車が出ていてカンタベリ・ウエスト駅まで1時間15分
駅からは地図を見ながら見当をつけて歩けるほど小さい街でした
西の門をくぐって街中へ入るのですがなかなか交通の激しい通りのようです
入ってすぐのところにこの公園があってとっても素敵な場所だなって感激
その道をずっと行くとカンタベリー大聖堂の案内が出てきました
残念ながら修理中の一部は覆われてしまってちょっと情緒無いのですが・・・
ここは英国国教会の総本山で、英国最大の巡礼地として有名な大聖堂
観光客も多くて賑わいが大変です
大聖堂の中はとっても立派で厳かな感じです
この3本の剣のある場所は12世紀国王のヘンリー2世と対立した大司教トーマス・ベケットが
王の配下に暗殺された場所として残っていて
彼の死後に様々な奇跡が起き、彼の遺骨は不治の病を治すと崇拝されるようになって
イギリス屈指の巡礼地になったそうです
昔はロンドンから徒歩で2,3日かけてやって来たそうです
回廊からは中庭が見えて安らぎます
中世の街の城壁の外へ出て聖アウグスティヌス修道院跡へ行ってみました
ここは今は廃墟ですが6世紀に聖アウグスティヌスによって建てられた修道院で
周りは広い敷地で昔は牛や羊も飼われてたそうです
国王ヘンリ―8世がイギリス国教会を設立した際に修道院は解散させられて建物は解体
今はこんな廃墟になって残っています
広大な場所の大きな修道院の跡で歴史を感じました
近くのカフェでランチを済ませて今度はカンタベリー・イースト駅へ
ちょっと迷って人に聞きながら無事に駅について予定通りの電車で今度はドーバーへ
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ドーバーへは電車で10数分、近さにびっくりしました
カンタベリーと違って人は多くなく街の中心部へもわかりやすい道でした
ただ驚いたのは行こうと思っていたのドーバー城が高い丘の上にあること!
街中のどこからも見えるシンボルですね
あそこまで登るのかとちょっと心配になりました
インフォメーションセンターで地図をもらって聞くと15分ほどだとか
そんな急な道でもないわよって。。。
いえいえ私ならもっとかかるわ!って笑って・・・
街中で出会った私よりはお年が上の感じの方から歩いて登るの?って言われてまたまた心配に・・・
広い道路からは脇道があって
こういう感じで登って行きます
息がはずみます
途中から階段になって振り返ってみるとわぁ~登ったなって感じです
ほとんどの人は車で上の駐車場まで登ってしまうのだとか
でもこんな道を登って行って
視界の中に突然海が見えて思わず わぁ~素敵!って声をあげてしまいました!
この日は水平線に雲がかかっていたのですが
お天気が良いとフランスのカレーが肉眼で見えるそうです
フェリーで1時間とか昔はここを船で行き来したんでしょうね
それだけにこの城は昔からフランスなどヨーロッパ大陸の国からイングランドを守る要塞であって
堅固な作りになっています
全体の写真を撮ったつもりが無いのでパンフレットの写真をお借りして・・・
こんな風に海岸べりに立っています
12世紀の建物で中も石造りでそのまま残っています
ヘンリ―2世のベッドルーム
目の回るような階段を上り下りでした~!
やはり台所が面白くって
生活感がある展示がなかなか良いですよね
この城には地下トンネルがあちこちにあるようで
中世に掘られたものと第二次世界大戦の折に掘られたものがあり
その戦争時のものは地下の野戦病院と海軍の司令部が置かれていて
ガイドツアーで見学できました
戦争時の野戦病院はそのままのものが残っていて
当時は病院、キッチン、トイレといろいろと空気が悪かったとの説明も納得がいきました
ドーバーでもう1ヵ所見たかったのはホワイトクリフ、つまり白亜の断崖
歩いてその方向へ行けるらしくフットパスを30分ほど歩いてみたのですが
あまりに遠いので諦めました・・・
最後はウォーターフロントのシーフードレストランへ
先ほど案内所で紹介してもらった場所
ドーバーソールと呼ばれる平目が有名らしいのですが
あまりに高いので諦めて・・
シーフードの食事に満足しました
レストランのテーブル越しに海が見えます
ジントニックをのみながら最後の夕食でした
素敵な一日を過ごせてとっても有意義な一日になりました
ホテルへは9時半ごろ戻って
それでも明るくてどこのパブも人でいっぱいでした~♪
長い記事にお付き合いくださってありがとうございました