Haruのイギリスでの日々

イギリスでのホームステイと語学学校への留学、旅行体験など
7週間のイギリスの日々を記録に残します

最終回  ロンドンにて   6.26、27、28

2016-09-10 | イギリス・ステイ


今日は湖水地方からロンドンへ、主人とホテルで待ち合わせています

ウィンダミヤ駅からの日曜の列車はなんと始発11時!
イギリスで日曜に列車にのるのはやはりいろんな心配や不便が伴いますね~~

乗って17分のOxenholme Lake District駅で乗り換えて
後はロンドンのEustonユーストン駅まで一路です
合わせて約3時間ちょっとのんびりとした一人での列車の旅
今回は列車もこれで最後です

到着後は地下鉄に乗り換えてホテルへ行き重い荷物を預け
先ずは行きたかったテート美術館のターナーコレクションへ1人でのんびりと・・・
ターナーの絵のコレクションでは一番とのこの美術館
さすがにたくさんの絵があってゆっくりと味わいながら見学です

ターナーは18~19世紀のイギリスのロマン主義の画家
作家トーマス・ハーディーが小説の中で良く風景を描くのに言及していますが
この画家の絵がとっても素敵で気に入っています!



空いていてこんな場所で好きな絵を見られるのは良いですね~♪

夕食は主人と一緒にホテル近くのパブで!


27日

去年にロンドンは主な観光地は見てしまったので今年はそれぞれに好きな場所へ
主人は見たいものが決まっていてやはり私とは別行動!?
私はエクセターで親しくなったアコとチェルトナムで一緒にホームステイしたカズと
女3人でロンドンを歩きました~♪

何でその3人かですって?
実はアコとカズは京都在住で以前からの友人
そして全くの偶然なことに私が両者につながったわけです!!
驚きながらのこの日の3人でのお楽しみになりました~♪

朝はまずバッキンガム宮殿での衛兵交代式を見たいという2人と
パディントンの駅で待ち合わせ
それにしても世界は狭いよねと3人が知り合ったことに驚きながら~(笑)




何十年も前に来た時に人の後ろから見たのを思い出しながらまた人の頭越しに・・・
かなり早く来たのに人でいっぱい!
良いなと思った場所で待つこと1時間あまり
いざ始まると前に座っていたおじさんがすくっと立ちあがって
ものすごく背が高く幅も私の2倍はありそうな方で
まったく見えなくなりました。。。最悪!

必死で横に少し動いて後はカメラを精一杯高く上げてカメラの映像で見てきましたよ~(^^ゞ





この2枚はアコが外へ出て道を通る列を写してきたもの
でもその後は元へは戻れなかったと・・・


そこから3人で歩いてロンドンを移動
ランチの後は3人が行きたかったリバティ・デパートへ



チューダー朝の建物にリバティーの金文字がきれいです

私たちの目的はリバティー布の階
それぞれに買い物を楽しんだり目の保養を~~
チュニックを作ろうと買った布もあるのですが今もそのままで夏が終わります

そこからさらに歩いてリージェントパークのバラ園へ
地図を見ての案内はカズ、私とアコはおしゃべりしながらついて行きました



去年も来たのですがここはホントに美しいバラ園です!!

ここで2人と別れて歩いて近いホテルで主人と待ち合わせ
互いに充実したロンドンだったと満足しながらまたパブへ!!


28日

翌日は午後のフライトまでの時間を使って最後の見学を~♪
2人とも行きたかったチャールズ・ディケンズ美術館へ



イギリスらしい建物の1画



有名人の住んでいた家にはこのブループラークが付いていて
今は普通に市民が住んでいても外からはすぐにわかるようになっています

今回主人が見に行った夏目漱石がその昔下宿していた家にもついているそうです


ディケンズは英文学中で人気のある作家で読んだことのある方も多いかと思います
オリバー・ツイスト、二都物語、大いなる遺産、デイビッド・コパフィールド
どれも若いころに読んだ懐かしい本でビクトリア朝のロンドンが舞台です
中でもクリスマス・キャロルは幼いころに読んだという方も・・・

ちょっとワクワクして入りました




幼いころは苦労したディケンズも結婚してここに住む頃には豊かになっていたのか
部屋の中はとっても素晴らしいでした



若き日の夫妻の肖像画が暖炉の上に飾られて



もう1つのダイニングルームは台所にくっついていて少し質素で



若くして急死した娘の部屋のベッドはそのままになっていました



この部屋は洗濯部屋で左の桶で汚れを取るために棒でかき回したとか
洗濯機の手作業版(?)でなるほどと面白かったです!

右奥は下から火を焚いて汚れの多いものを煮洗いしたと説明にあり
もう一つ面白かったのは
ここで1年に1度クリスマスの用意でブディングを作りに使われたとか
洗濯の鍋がね~っと感心しました

この様子がクリスマス・キャロルに書かれているとのこと
忘れてしまっているのでもう一度是非読み直したいと思いました~♪


充実した旅行を終えて主人とも良かったよねと話しながら飛行機へ
成田まで12時間の旅もあっという間でした!!


~~~~~~~~~☆~~~~~~~~~


長い長い自分の記録用のブログでしたが
読んでくださった方には感謝しています~♪
そして
このブログが個人旅行をされる方にどこかで役立てばうれしいです

私たちが旅行を計画するときに便利だったのが

ブリットレイルパス

イギリスの列車のチィケットがこのサイトで事前購入できます
ブリットレイルパスを使うと
1か月の間に必用に応じて3~8日を選んで購入すると
それでその間は乗り放題なんですよ
さらに行く場所に応じて地域ごとのチケットも選べます
フレキシブルの方を購入すると連続した日程でなく日を記入しながら使えます

別個にチケットを買うよりも断然安く1等にもできます
シニアには1等にしても8日間でプラス料金が1万円にもならないので当然そうしました
1等の車内は空いてい指定を取る必要もなくてシートも快適で
お茶やお菓子が出る場合もあります
ウィンダミヤからロンドンに行く際には軽食も出ましたよ~♪
とにかくリーズナブルに使えるのでお勧めです!!
ただ日本での事前購入のみです

さらに時刻表を見てもとても列車なんてわからないですよね?
それにはこんな便利なサイトがありますよ

National Rail Enquiries(イギリスの列車案内)

ここでは出発地と行先の駅名を入れ乗る日と時間を入れると
時間と列車がいろいろと出て
詳細を見ると乗り換えの駅名、時間、プラットホームまで載っています

ロンドンのような駅がいろいろある都市でも
London All Stationsを選ぶと適切な駅が表示されます

これらがあると怖いもの知らずですし
市や町には必ずi(information)という案内所があって
地図からガイドまで、またバスの時刻表など何でも教えてくれます

町の人々もとても親切でお店で尋ねると道路まで出てきて
指さしながら教えてくれますし
道で地図を見て立ち止まっているとどうしたの?って聞いてくれます

ホテルやB&Bもとっても親切で尋ねたことには丁寧に答えてくれました
個人旅行は行きたいところにゆっくりと行くことができ
とても満足した日々でした~♪


来年は母も私たちも元気でいられたらまた行きたいと思っています
来春までこのブログはお休みしますがよろしくお願いします(*^_^*)


湖水地方  ビアトリクス・ポターのニア・ソーリー村、そしてオークスヘッドへ   6・25

2016-09-04 | イギリス・ステイ


あと数日で終了というところでまた日が空いてしまいました・・・
勢いで片付けましょう!


湖水地方での3日目、主人はけさ早くに見たいものがあるからとコベントリーへ移動
私1人の気楽な旅の1日です!(笑)

今日はビアトリクス・ポターで有名なニア・ソーリー村のヒル・トップへ



ヒルトップはポターが最後まで住んでいた家で、中に原画が一枚飾られていました
これはネズミですが、そうなんですね、あの有名なピーターラビットの作者です

実を言うとピーターラビットはキャラクターとしては有名ですが
私自身は読んだこともなくあまり興味はなかったのですが
やはりここまで来たから行かないとね、というぐらいの気持ちでした・・・(^^ゞ


先ずはボウネス・オン・ウィンダミアから船に乗ってウィンドミア湖の対岸に渡ります
その船の中でスコットランドの1人旅の女性と知り合って
ずっとおしゃべりしながらの旅になりました~♪

地元の方とのおしゃべりほど楽しくまた英語の勉強になるものはなく
コッツウォルズでのおしゃべりに続いて楽しい時間でしたよ~♪


船を下りてバスに乗り替えてニア・ソーリー村へ



ニア・ソーリー村は100年前と変わらない雰囲気の村とか
さっそくヒル・トップに入ります



ガーデンとアプローチ
アルケミラ・モリスがいっぱい植えられていて黄色の花が満開!
彼女がレイディ―・マントルというのを聞いてこの名を言うと彼女もそうも言うわねと~

彼女もガーデニングが好きで広い庭のある家に住んでるとかで
お互いに花のことが話題になって楽しかったですよ~(*^_^*)



大きな暖炉のあるダイニングルーム
家の中は昔のままになっていてナショナルトラストによって管理されています



窓からはガーデンが望まれて素敵な雰囲気に思わずため息が出ます~



そして遠くにはニア・ソーリ―村が静かな雰囲気のままに見えています

ヒルトップでは話に夢中になり写真を撮るのを忘れるほどで
建物の全体の姿も撮ってなく残念!

雨が降り出して村のあちこちにある本の挿絵そのままの場所を見なかったのが心残りでした・・・

雨宿りのお茶をしながらいろいろと話しそれも楽しい時間で
早めに帰るという彼女と別れ私はさらにホークスヘッドへ向かいました


ホークスヘッドにもビアトリクス・ポターのギャラリーはあって見てきましたが
私の目的はワーズワースの通ったグラマー・スクール



1階の教室は1500年代のまま残っているとかすごいですね!

中へ入ると私一人
係の方が丁寧に説明してくれました



壁側の机は500年も前からの物だそうでビックリ!



この机の上の囲いのある部分には



読めますか? W. WORDSWORTH と切り刻まれているのです!!
ワーズワースが通っていた幼い日に自分で刻んだそうです
「彼はやんちゃだったのですね?」と係の方に言うと
「他にもやんちゃな子はいっぱいいるよ!」と~~

よく見ると机の上は刻まれた名前がびっしりでした~♪

ここは6歳ごろから子供たちが通い寄宿舎生活で朝の6時半ごろから勉強が始まり夕方まで

この教室は小学校の生徒が通っていて先生は1人
学年ごとに何人かのグループになって先生が教え
2階にいるそれより上の学年の生徒たちが教えるのを手伝ったそうです

始まったころは石版で書いては覚え消しては次を書くという日々
ワーズワースの頃にはノートがあったそうですが
授業ではギリシャ語、ラテン語、算術のみ
聞いては覚える、それが中心だったそうで皆賢い子ばかりだったのですね
ほとんどがオックスフォード、ケンブリッジの大学に進学したとのこと
今の時代とは全く違った学校にしばし想像にふけりました~♪

とっても興味深いグラマースクールを見て楽しかった一日も終わります

実は去年の学校で知り合った日本の友人が今年の旅で
偶然にチェルトナムも湖水地方も日程が同じで
この日は私も1人なので夕食を一緒にして旅の話をいっぱいしました~(*^_^*)

こんな偶然なんてあるのね、びっくりでした!!



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ところでポター夫人の本で旅イギリスで買いたかった本が見つからず
帰宅後に買い求めました




「グロースターの仕立て屋」The Tailor of Groucester

可愛いネズミが出てくるのですが
実はこのお話は今回グロースターに行った折に見てきた仕立て屋の家が舞台



この道に張り出している2階の家なのですが



この挿し絵に描かれているのですよ

ここは現在はポターの紹介の展示室
ピーターラビットにもいっぱい会ってきましたよ

そこに飾られていたこの市長さんのベスト



ガラスが光ってちょっと見にくいのですが
このベストがこの本の仕立て屋さんが作る想定になっていて
実はネズミたちが仕上げるのですが
ちょっと挿絵を見てくださいね



ほらね、同じベストなんですよね~



実際のベストが挿絵とお話で使われて物語ができて~~
楽しいですね~~♪

帰宅後にこの本を買えてワクワクしています~♪