Haruのイギリスでの日々

イギリスでのホームステイと語学学校への留学、旅行体験など
7週間のイギリスの日々を記録に残します

湖水地方  グラスミア湖とワーズワースの家を訪ねて    6.24

2016-08-26 | イギリス・ステイ


前日の23日がイギリスの国民投票Referendumの日
朝起きてTYをつけたら離脱が決まったとニュースでやっています

湖水地方やほかでも家のフェンスに‘LEAVE’と書かれた幕を何度か見ました
話した人々もleaveだという人が多くひょっとしたらそうかもと思っていたので
この日の朝はやっぱりという気持ちでした

何だか決定的瞬間にイギリスにいることが信じられないような気持ちでした!



ワーズワースの住んだダブ・コッテイジと付近の山を望む



さてこの日はウィンダミア駅前からグラスミア湖までバスで行きます

ここでの目的の1つはグラスミア湖1周5.6kmを歩くこと
以前に歩いた友人のお勧めです


湖畔に入る道路を探して



緑のいっぱいのグラスミア湖



山々に囲まれ静かに眠っているかのようなグラスミア湖はホントに静かです!



空模様がおかしいと思いながら気がせいていたのですが
とうとう雨が降り出してレインコートを着てさらに歩きます

湖岸では雨が静かに湖の中に吸い込まれていきます

結局湖岸沿いの方だけ歩いて森の中の散策は止めてしまいました


今日のもう1つの目的は
イギリスを代表するロマン派の詩人ウィリアム・ワーズワースの足跡を訪ねることです

William Wodsworth(1770~1850)は湖水地方をとても愛し、
純朴で情熱を秘めた自然賛美の詩を多く残しています



湖水地方のコッカ―マスの裕福な家で生まれ
その後グラスミアのダブ・コッテージに移り創作活動に励み
幼馴染のメアリーと結婚した後に
ライダル・マウントに移り生涯をそこで過ごします
妹ドロシーが生涯兄に寄り添い「ドロシーの日記」には兄との様々なことが記されています

と書きながら大学時代に授業でやった「ドロシーの日記」を懐かしく思い出し
またその時に読んだ水仙The Daffodilsの詩がイメージとして浮かびます


先ずは彼の最盛期の作品の多くが書かれたというグラスミアの村のダブ・コッテイジDove Cottage
ここには妹ドロシーとともに10年を過ごしたそうです



中はガイドツアーで案内されゆっくりと見ることはできないのですが
できるだけいろいろ見たくて目を凝らしました



窓から眺める庭も手入れされて静かです



この建物ですがもとはパブとして使われていたとか・・・



庭も手入れされていて歩くと気持ちが良くて
変わりやすいイギリスの天気そのままに晴れてきてホッとしました!


歩いて20分ほどのオズワルド教会には



ワーズワースと妻のメアリー、妹のドロシーが眠る墓がありました


さらにこんな場所にも!



この村の名物のジンジャーブレッドのお店
ここはその昔学校でワーズワースもここで教鞭をとったそうです



中は小さいですがジンジャーブレッドがいっぱい
私も買ってみましたが、ま、こんなものかな?って感じでしたね~(^^ゞ



次にグラスミアからバスで10分ほどのアンブルサイドへ
その町にあるのがライダル・マウントでここで晩年を過ごしました





庭も室内もきれいに手入れされていて



広いリビングは庭に面して気持ち良い部屋になっています



各部屋にはワーズワース愛用の物が残されていて
つい最近まで住んでいたのではと思わせるほどです



これは妻のメアリーの集めたシンブルなのでしょうか
素敵なコレクションに目が行きました~♪

そして




彼が読んだ水仙の詩が絵とともに飾ってありました

  I wandered lonely as a cloud
  That floats on high o'er vales and hills,
  When all at once I saw a crowd,
  A host, of golden daffodils;
  Beside the lake, beneath the trees,
  Fluttering and dancing in the breeze.

これを読んでいると目の前に突如現れた水仙の群落がまるで目の間に見えるようです~~♪♪


広い庭に出ると



何とも言えず気持ち良い風が吹き



心もゆったりと癒され心地よくなります





ボーダーガーデンの花たちを楽しみながら長い一日も終わりました!!



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6 コメント

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懐かしい風景(^^♪ (Sumi)
2016-08-27 14:46:52
はじめまして。
読者登録をさせて頂いているSumiと申します。

もう、日本にお帰りでしょうか。

10代の時にNorth Yorkshire のHarrogate 留学していたのですが、
散策にもいいかなぁ~と思って、ずうずうしく紹介させてくださいませ。

地味な町ですが、Harrogateには、
アガサ・クリスティーが失踪していたSwan Hotelがあります。

それから、紅茶で有名なTaylors of Harrogateも。

BBCでHarrogate named as happiest place to live in Britain
とも紹介されています^^。

YorkからHarrogateへ向かう列車からのKnaresboroughの
橋の景色がとても好きです。

スクールトリップなどで行った場所などが紹介されていて、
懐かしい思い出をよみがえらせて頂いています^^。
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♪Sumiさんへ (Haru)
2016-08-27 23:43:22
始めまして~!
読者登録をしてくださっているんですね、ありがとうございます。

もう帰ってきているのですがブログ記事が今頃になっています!
向こうで忙しすぎてなかなか時間が取れませんでした・・・
後少しなのですが・・・

Harrogateを調べてみたのですがヨークやキースリーなどの方なのですね!
今回は行けなかったので残念でしたがまた機会があればと思います。
素敵な場所なんですね!

10代で留学されたのですね、いい思い出ですね~
私はこの年になってからですがそれでも行くと気持は若返って若い方に交じって楽しんでました~
去年もイギリスに出かけてチェルトナムの後は南西部を旅行したんですよ~
 
後少しで終了ですが楽しんでいただければ嬉しいです!
今後もよろしくお願いします~♪
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Unknown (milky)
2016-09-02 10:55:44
Haruさん、おはよう~

あ~、どこも綺麗ね~
見とれる~~~♪

雨が降り出した頃の湖の景色も凄くいいわ~
やはり雨が似合う国なのかな。。。

ワーズワースの住んでいたお家やお庭や、お墓さえもステキ過ぎる。
きっとまた来年も行きたくなるわね~^^
気持ちが伝わってくるわ!
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♪milkyさんへ (Haru)
2016-09-02 22:10:44
こんばんは~!
こちらへありがとう~~
私の方は読み逃げばかりでごめんなさいね~!
後で伺いますね。

グラスミア湖は静かで良かったけど淋しいほどだった…
雨にも降られてその後も止んだりまた降ったりだったのよ。
湖水地方は雨の多い場所なんだって~
雨は似合わないと思うけど~(笑)

イギリスそのものに興味あって何度行っても飽きない気がするわ~♪
来年ね?(笑)
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心が洗われるような (折節)
2016-09-03 22:13:32
Haruさん、こんばんは。

時間は刻々と動いているのでしょうが、それぞれのお写真では、時が止まっているような錯覚をおぼえます。
いずこの光景もずっとずっと長い間「このまま」なんでしょうね。
実際に動いている時間でも、本当にゆったりと流れているんでしょう。
6月の緑豊かな湖水地方の風景を楽しまさせていただいています。
あと1年、来年の10月まで働く決心をしていますので、その後に時間を作って訪れてみたいと強く思います。

そして、そして、ウィリアム・ワーズワースですね!
あの水仙の詩、久しぶりに感動しました。
確か高校のリーダーの教科書に載っていて、暗唱した記憶があります。
おかげで、この詩だけは今でも宙で口ずさむことができるんですよ。
私は海の見える小高い丘の斜面に咲いて揺れる無数の水仙の花をよく思い描きます。
ワーズワースはどんな光景を詠んだのかなあと思っていました。

それにしても、どこもかしこも(!?)歩きたいところばかりです。

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♪折節さんへ (Haru)
2016-09-03 23:42:37
こんばんは~!
こちらにも来てくださったんですね、ありがとうございます。
だらだらとちっとも進んでなくて早く終わらせたいと思ってはいるのですが・・・

湖水地方は賑やかなウィンダミア湖に比べてグラスミアは静かで歩いていても人に滅多に会いません。
静けさが支配して自然そのもので良いですね~♪
昔から湖の辺りはちっとも変化していないんでしょうね!

水仙の詩、一部だけ載せましたがこの詩は懐かしいですね!

>おかげで、この詩だけは今でも宙で口ずさむことができるんですよ。

すごいですね~、私はこの節ぐらいですが・・・
リズムが良くて読んでいると水仙の群落の中にいるような気さえしてきます。
今回はこの詩の風景を見ることは時期が違って出来なかったですが
アルスウォーターという湖でこのグラスミアよりさらに北へ車で20分はかかるという場所だそうです。
せめて行ってくれば良かったなって思いました~~

折節さんは来秋以降はお時間ができるのですね、ぜひイギリスに行かれてください、素敵な場所ばかりですよ~♪
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