旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

クロアチア視察(2) モスタル

2017-10-12 16:03:14 | クロアチア2017

こんにちは!
スペースワールド佐藤です。

ドブロヴニクの景色の美しさに後ろ髪をひかれながら、
首都ザグレブに次ぐクロアチア第二の都市、スプリットへ車で向かいます。
まっすぐ行けば約4時間半の道のりですが、
今回は途中でボスニア・ヘルツェゴビナの古都『モスタル』に立ち寄りました。

弊社ツアーでも、ドブロヴニクからスプリットを専用車で移動、モスタルに立ち寄り可能なコースをご用意しております♪
車に乗って少しすると、車窓から海沿いの素敵な景色を見ることができます!


モスタルはとっても複雑な歴史を持つ街です。
いまでも、ところどころに紛争の跡が残ります。
昔、オスマン帝国の支配下だった時代の影響か、街には中東っぽい雰囲気が入り混じってるような気がします。
お土産屋さんに並ぶ品も独特で、色とりどりのガラスで彩られたランプやかわいらしいお皿が印象的でした。

さて、モスタルの象徴と言われる『スターリ・モスト』は、南北に流れるネトレヴァ川にかかる橋です。
この橋は、1566年ごろ(オスマン帝国支配下時代)に建てられ、当時では橋脚を用いない唯一の橋だったそうです。
モスタルではネトレヴァ川を挟んで東側がボスニア人(イスラム教)、
西側がクロアチア人(キリスト教)というふうに住み分けがされているそうですが、
2つの民族の間で紛争が起こり、1993年に橋は1度破壊されてしまいました。
現在の橋は2004年に再建されたもので、それ以来“平和の象徴”とも言われているそうです。

実際に端に登ってみると・・・滑る!!
石の質のせいか、人が登りすぎて磨かれたのか、、、とにかくツルツルしています。
とにかく一歩一歩気を付けて歩きました。
橋の上から川へ飛び込みをやっていましたが、これは建設当初からの慣例のようです。

橋をわたる様子/橋の上からの景色

川沿いのイスラム寺院(モスク)の庭は、絶好の撮影スポットとなっています。
※庭だけの入場でも有料です


なお、ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨は、KM(兌換マルク)ですが、
多くのお店で、ユーロやクロアチアの通貨(クーナ)が使えます。

クロアチア発着でモスタルに行く場合、途中でパスポートコントロールがあります。
万が一モスタルでパスポートを失くしてしまうと、クロアチアに戻れなくなってしまいます
くれぐれも盗難・紛失にはお気を付け下さい!

ちなみにですが、モスタルの旧市街の道はかなり凸凹です。

そうとは知らず、前日にスニーカーが濡れた為、底の柔らかいフラットパンプスで来てしまった私は、
終始健康サンダルを履いているような、刺激的な感じでした
行かれる方はご注意ください

↑こういうデザインはすごく可愛らしいと思いました



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クロアチア視察(1) ドブロヴニク

2017-10-06 12:26:07 | クロアチア2017

こんにちは!
スペースワールド佐藤です。

9/26からクロアチア視察に行って参りました
5泊8日で4都市に宿泊、コンパクトな周遊です。

今回はエミレーツ航空利用です。
エミレーツ航空の場合、クロアチア内では首都ザグレブに就航していますので、
ドブロヴニクに行くには、ザグレブ空港到着後に1度荷物をピックアップして、
クロアチア航空にチェックインする必要があります。
2017年3月に生まれ変わったザグレブ空港は、とってもモダンな雰囲気で綺麗です。
以前より大きくなったようですが、それでもあまり大きな空港ではないので、
お乗り継ぎが難しいということは無いように感じました。


ザグレブ⇒ドブロヴニクの国内線は約1時間程度なので、離陸して落ち着いたらすぐ着陸です。

ドブロヴニクといえば、映画『紅の豚』の舞台の一つとしても有名で、
クロアチア随一の観光名所として人気上昇中の街です。

今回、私たちは空港からそのままスルジ山へ向かいました
山頂からは旧市街が一望できるので、ドブロブニクに滞在する方のほんどが
行かれる場所ではないかと思います。

スルジ山に行く方法としては、基本的に①ケーブルカー②タクシー③徒歩になります。
③徒歩は、片道1時間半程度かかるそうで、体力と時間を要しますので、
ドブロヴニクの滞在時間に余裕が無い方や、周遊で後の行程が長い方にはあまりお勧めできません。
が!道中、歩いた人にしか見られい絶景があるとかないとか・・・
ロングステイで体力に自信のある方は、行きはケーブルカー(またはタクシー)、
帰りは徒歩というのもありかもしれないですね。
※くれぐれも足元にお気を付け下さいませ。

往復とも①ケーブルカーで行かれる方が多いと思うのですが、
ガイドブック等でよく見る角度(斜め上?)からの写真が撮りたい!という方には、
②タクシーをお勧めします
割高ではありますが、タクシーの運転手に、ビューポイントに寄って欲しいと伝えて撮りたい写真を見せれば
連れて行ってくれるはずです

スルジ山の山頂から


道中のビュースポットから


この景色を見れば、旅の疲れも一気に吹き飛びますね。

こちらは、ドブロヴニクのリゾートホテルが多いラパッド地区の公共ビーチです。
水が透き通っています。7・8月はかなりの人で大賑わいだそう。


さて、ドブロヴニク1番の見どころといっても過言ではない、『城塞』
スルジ山からの写真を見ると分かりますが、城壁がぐるっと旧市街を囲んでいます。
8世紀ごろから建設が始まり、度重なる他国の干渉から街を守ってきたそうです。
15~6世紀の大改修により現在の形になったとか。

私たちはプロチェ門近くの聖ルカ要塞のところからチケットを購入して入りました。
実はちょうどその時、空には大きくて暗~い雨雲が
チケット売り場のスタッフにに『雨が降りそうだけど今から行くの?』と聞かれましたが、
雨がいつ止むかも分からないので、そのまま行くことにしました。
歩いて10分くらいたつと、見事に土砂降り
沢山の人が、カフェや屋根のある所に避難していました。
私たちも屋根のあるミンチェタ要塞へ
城壁にはいくつか要塞がありますが、ミンチェタ要塞は旧市街と海が綺麗に撮影できるスポットです!

雨でも、幸いなことに海の方面の空は明るかったので良い写真が撮れました
城塞は、足元が石でデコボコしている上に、雨が降るとつるつる滑ります
歩きやすい靴でお出かけください。
また、太陽が雲に隠れると途端に冷え込みますので、上着も必須です

旧市街の真ん中、プラツァ通りは夜でもたくさんの人で賑わっています。


ドブロヴニクでは、旧市街から少し離れたところにたくさんのホテルがあります。
旧市街へのアクセスはバスの利用が便利で、多くのバスがピレ門のバスターミナルに発着します。


小さい街なので、見所を回るのにそんなに時間はかかりませんが、
リゾートホテルも充実していますので、海を見ながらのんびりロングステイという
贅沢もしてみたいですね

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トルコ視察

2017-10-04 12:51:24 | トルコ2017

こんにちは
旅行会社スペースワールド桜井です

今回は、改めて魅力あふれるトルコにフォーカスする企画として行ってまいりました!
大使館発のプランで、普段はなかなか訪れない町へもアクセスでき、発見がありました。
何度も訪れていても、毎回心が踊る、大好きな国です

トルコはしばらくの期間お客様の足も途絶え気味でしたが、最近は回復傾向にあり、
かえってその間にもさらに発展を続けるイスタンブールの様子に目を見張るくらいでした。
先々空港も移設するということですよ。

< エディルネ ⇒ テキルダー/チャナッカレ ⇒ ボズジャ島 ⇒ イスタンブール >

 


≪ エディルネ ≫

まずはオスマン帝国時代の超有名建築家「ミマール・スィナン」が手がけたことで有名な
「セリミエ・ジャーミー」があるエディルネへ!
ここエディルネは、かつてはハドリアノポリス(アドリアノープル)と呼ばれ、
コンスタンティノープル(イスタンブール)が征服されるまで約100年にわたって帝国の
実質上の首都として機能した、深い歴史のある街です。

「セリミエ・ジャーミー」、このモスクはエディルネの中心部としてのキュッリイェ
(病院、学校、図書館、浴場などの集まった複合施設)の、その中心にあり、
エディルネの心臓のような存在です
キュッリイェにはマドラサ(イスラム神学と科学を教える高等教育機関)、計時係の部屋、
市場などがありました。
また古い病院施設としての展示は、リアリティがあって面白かったですよ!









≪ テキルダー ≫

エディルネの後は、南を目指します!
古くは「トラキア」と呼ばれ、現トルコの「マルマラ地方」を通過します。
そして「ダーダネルス海峡」西側「ゲリボル半島(英:ガリポリ半島)」を南下し、
旅情いっぱいに船で半島を渡ってチャナッカレへ!
その通り道にありました「テキルダー」はイスタンブールから2時間程度の距離でアクセス
でき、近年では別荘地という様相で少しずつ発展を見せています。

現在トルコは発展にともない、特にイスタンブールでは多くの国際会議、フェスティバル、
スポーツや音楽の国際大会が開かれ、世界中から注目されるとともに、多くの富裕層や
旅行客が訪れる環境になりました。
その中で新しく着目されたのが、「トルコ産ワイン」です!
本来はイスラムの国ですのでお酒も控えられるべき環境ですし、もちろん産出量はいまだ
多くはありません。
ですが、こうして急速に国際化し発展する中で、現在国内で流通するお酒は海外製、
輸入品が多いという実情があります。

一方で地中海の恵に溢れたこの国の環境を知っていれば「ちょっともったいない(笑)
とやっぱり思うんですね。土地を生かして、トルコ産のワインを栽培し、訪れた人々に
提供するという考えは、私はありだなと思いました!
「テキルダー」やこれから訪れる「ボズジャ島」はそんなトルコワインのワイナリーが
多くあるというわけです。














≪ ボズジャ島 ≫

港町チャナッカレは、世界遺産「トロイ」の基点としても有名ですが、今回は更に船に乗って
「ボズジャ島」を目指します!
ボズジャ島から海を見た先は、もう地中海、40km先はギリシャです。
この島は、ギリシャの影響が強いということだけでなく、前述のワイナリーとあわせて
猫がたくさん住んでいることでも特徴として知られています。
実はトルコは、美ネコ(笑)が多いことでも知られていて、特にワン/ヴァン猫が有名ですので、
猫好きの方はチェックしてみてくださいね♪
散策も楽しいこの島は、全体的に開放的な雰囲気で、食事もおいしかったです♪
ワインは少し酸味があり、爽やかな印象で、ワイナリーでは真剣にお話をして頂けました。
また海がとってもきれい!
小さな島なので、他の国や地域のビーチやリゾートよりカジュアルな感じで訪れることが
できるのも魅力かもしれません。
ゆっくり訪れても素敵な、トルコの穴場です。










≪ イスタンブール ≫

そして最後に、イスタンブールへ!
初めて訪れたのはもう15年も前になります。
この街は常に発展をしていますが、いつ訪れてもどこか懐かしい。
帝国の1000年都市、すばらしい街です。
今回たまたまのご縁で同行させて頂いた方で、初めてトルコに訪れたという方が、
今までの小さな町に比べ、あまりにイスタンブールが迫力があったそうで、ポカ~ンと
モスクを見上げていました。

その姿を見て、なんだか、かつての帝国時代も訪れた人たちは同じようにしたろうな、
と思ってしまいました(笑)
そんなイメージが湧いてくる街、それがイスタンブールなのです!









≪ ごはん ≫

トルコはどこへ行ってもごはんがおいしい!
ので、少しまとめてみました(笑)


まず好物のヨーグルト飲料『アイラン』、これは甘くなく少ししょっぱいですが、どこか
さわやかで、食事に合います。トルコに来ると必ず飲みます。
また、生野菜のおいしいこと。特にトマトはたくさん出てきますが、まず色が違います。
とっても鮮やか!
オリーブオイル、お塩、レモン、ビネガーのドレッシングが合いますよ。


今回は内陸ではなく沿岸に沿って旅をしましたので、お肉よりお魚を食べてみたいという
リクエストがありました。
トルコ民族は内陸にルーツがありますので、お魚料理は肉料理に比べて食べられる機会は
あまり多くありません。
左はテキルダー近くのレストランで、塩漬けになっており、レモンの風味とよく合って、
ワインにピッタリのお料理でした。
お米がほしくなりますが、パンとも合っておいしいんです!
右はイスタンブールの橋のレストランで、ごく一般的な焼き魚と言えますが、トルコで
はじめて食べました。大味でもなく、日本人の口によく合いましたよ。


そして『ケバブ』と『ピデ』ですね。
素朴なようでいて実はバリエーションがかなり多くあり、土地によって名物も違います。
左のケバブは下がパンになっていて、ジャンクな雰囲気もありながら、やっぱりおいしい!
右のピデはトルコ風ビザで、ひき肉とチーズとトマトがたっぷり。
これらはトルコではごく一般的に食べられる、外せない存在ですね!
ちなみに個人的な印象ですが、トルコ人は、あの街はあの食べ物がおいしい、ということを
良く知っているように思います。


あとは、その季節の折々に食べられるお野菜とお肉の一品ですね。
実は、ナスを使った料理はとてもポピュラーで、トルコ人はナスが好き!と言っても
過言ではないくらいです。
トルコ人にお話を聞く機会があれば、ナスへの想いをたずねてみてください(笑)
ただ、大きさは日本の倍くらいあるイメージです!


またあまり知られていないかもしれないですが、トルコ~シリア~ヨルダンあたりの
中東地域では、乳製品もたいへん良く食べられます。
アイランもそうですが、ヨーグルトも食事によく添えられ、またヨーロッパが有名な
ところですが、チーズもとても種類が豊富で、おいしいです。
1度の食事に2~3種類のチーズが出ることもあります。
朝のホテルブッフェでも、これだけの種類が用意されていました。


トルコで有名なのは『のびるアイス』ですが、これは本場でももちろん売られています。
夏になると、伝統衣装を着た男性がパフォーマンスを兼ねて売っていたりするのを
目する機会があります。ほのかな甘みが優しいアイスです。
ここで最後にオススメするのは、アイスが国民的スイーツのトルコの中でも、昨今
大人気のカフェ『MADO マド』のアイスです!!
チェーン展開していますが、クオリティもお値段も日本以上かもしれません。
甘さでごまかさない風味が、とても濃厚で、フレイバーも豊富、盛り付けもかわいい!
オススメです~!


それでは、最近のトルコ事情の報告を兼ねてご案内させて頂きました
お気軽にお問い合わせくださいね!