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そらと風に《メイサートンによせて》

空が好き。風をからだに受けながら,ボーっとするのも …ごぶさたしました。13年ぶりに再開です。

少年兵のはなし。

2005-07-25 06:42:42 | Weblog
昨晩,NHKスペシャルで,モザンビークの少年兵の
ルポを放送していた。

久しぶりによくできたものをみた。
15年前に放送したものをまた追いかけなおしていた。

ローデシア(今はジンバブエ)という国があった。
南アフリカ共和国とともに,アパルトヘイト政策をとっていた頃に
さかのぼって,ある少年兵をおう。
でも,15年後の今では,青年になったその子はいない。
人とうまく交われなくなって,ある日川で死んでいた。

少年兵の作り方。
少年というより幼児,3・4歳の頃の子どもを連れてきて
(親元から盗んできたり,親を殺してしまったり)兵士に
育て上げる。
子どもは順応しやすいから,すぐに「殺人兵器」となる。

むかし,モザンビークでは社会主義政府が成立したため,
隣の国の白人政府は,反政府組織に資金提供した。
ローデシアの社会主義化を恐れたため。

けれど南アのアパルトヘイトが終わってまで
モザンビークでは反政府組織と政府との和平協定が
かわされたあとでも,反政府組織への資金提供は,秘密裏に行われた。

この間ずっと少年は兵士としてつくられ,使われた。

真っ先に死んでいくのは子どもたち。
そして,兵士だった頃のトラウマからぬけだせなくなっている多くの
元少年。

今でもあちこちで少年が兵士になり,または違った形で
傷つけられていく。

もっと少年たちの現状に焦点をあてた番組がほしいと思う。

はまった。きしむ心

2005-07-24 20:33:21 | Weblog
また尾崎豊にはまってしまったようだ。
図書館で偶然みつけた『尾崎豊』という本をみて。

尾崎は基本的にロックンローラーだと,わたしは
思っている。
バラードのメロディーもいいけれど,それは激しさが
裏側にあるから。

本に書いてあったことで納得したことがある。
それは,尾崎の歌には肉体が見えるということ。
人間が歌っているって感じが,びんびん伝わってくる。

なぜか,クイーンのフレディ・マーキュリーもそうだし,
ジョン・レノンにも同じように肉体性を感じる。

前にも書いたが,わたしは職場で落ち込んでいたとき
一人準備室でジョン・レノンのロックを大音量で聞くことで
気持ちを抑えていた。
ジョンのきれいなメロディの歌も大好きだが,
わたしは,ときどき叫びを求めてしまうらしい。

尾崎の叫びは,どんな歌にも流れている。
きしむ心の叫び。

もうひとつの発見。
尾崎が「15の夜」をうたっていたとき,
この歌を放送禁止にした中学校が,けっこうあったらしいこと。
それで納得。

わたしが休職中に練習でやった授業の中で
「15の夜」をながしたら,見ていた中学校の校長だった人が
めちゃくちゃわたしのこと・授業のことを非難した。
バイクを盗むことをうたうなんてとんでもないと。
でも,尾崎は「悪いこと」とわかっていて歌っているのだ。
今の子どものように,悪びれず盗んではいない。
(もちろん歌のなかでのこと)

善悪のはざまで悩むことこそ,少年にとっては大事なこと
と,わたしは思う。

と,ほかにも感じることはいっぱいあるが
あまりにまとまりがなくなるのでこのへんでおしまい。

理想ってかっこいい,はず。

2005-07-23 06:38:47 | Weblog
昨日生徒に見せた『スミス都へ行く』ではまた,ポロッと
きてしまった。

アメリカ議会の話し。
ダム建設で一儲けをねらっている地元の有力者と,かれに
票を集めてもらっている上院議員たちの不正をあばく
っていうもの。

スミスは子どもたち相手に社会教育をしている純朴な
青年。リンカーンの演説が彼の理想。
「自由」や正義・平等を追求する理想主義者。

でも,「田舎もの」で,政治には素人の彼だから,最初は
汚職議員たちの陰謀にまきこまれ,道化ものを演じる
はめになる。

ところが事実を知った彼は,汚職議員たち相手に,議会での
27時間にも及ぶ発言で対抗するのだ。

話は単純だが,理想を求める姿とそれを応援するギャラリー
には,感動してしまう。

でも肝心な生徒には,ちんぷんかんぷんだったらしく,
解説用のプリントを4時間ほどかけて作った。
こういう時間は楽しい。疲れるけど。

生徒は理想をおうスミスのすがたをみてどう感じているのか
そこを引き出したい。
今の世の中,理想がなさすぎる。
せめて映画の中だけでも,理想のもつ力を感じてほしいなぁ。
現実にくじけるのは,30歳こえてからでいい。
もちろん,そのさきも立ち直るというか戦略を変えて対抗する
ことがだいじだと思うけれど。

絵本『おしっこぼうや』のはなしは
今度にしよう。

『スミス都へ行く』

2005-07-22 05:43:31 | Weblog
今日はどんな日かな?

生徒に呼びかけて,映画『スミス都へ行く』を見せることに
なっている。
アメリカの民主主義の理想を描いた作品だ。
リンカーンを敬愛するわかい素人政治家が,不正に立ち向かう。
議会で延々と続ける演説。寝ずにりんごをかじりながら。
この理想を求める滑稽にすら見える姿を,生徒はどう受け
とめてくれるだろう?

昨日は疲れたけれど,寝たらまぁまぁすっきり。
ありがたいものだ。

久しぶりにお気に入りの図書館へ行った。
読みたい本だらけ。
特に児童書は楽しい。
ブックトークの本や,絵本やいろいろ借りてしまった。
家にも職場にも,本はごろごろ散らかって重なっているが
それが幸せ。
本に囲まれていると,落ち着く。
本の読み聞かせやブックトーク,アニマドールなんかを
仕事にしてもいいなぁ・・・なんて思ったり。

今ごろ子育てに懸命で読みたい本も読めない友人がいる。
こんなこと書いてごめんなさいね。

バレンタイン監督すてき!

2005-07-21 20:21:50 | Weblog
疲れてるけど3度目。

わたしはニュースの中で,スポーツを大きくとりあげる
ことに,反対している。
もっと伝えるべきことがあるのに,と思うから。

でも今日の「クローズアップ現代」はおもしろかった。
ちょっと勉強しちゃおうかなって気持ちにさえなった。

とりあげたのは,
ちばロッテマリーンズのバレンタイン監督のこと。

そもそもロッテが勝っているなんて事すら知らなかった
ので,驚きというか新鮮な情報ばかり。

年俸なんて問題じゃなく,その選手がベストを出すこと
その集積がチームにとってもベストだということを
はっきりいっている。

失敗した選手にこそ,大丈夫だと声をかけ,
好調な選手も休ませて,力を温存させる。
ベテランプレイヤーには,固い信頼のもと(徹底した
話し合いで築かれたもの)あえて,舞台裏の仕事に
専念させる。信じていると伝えつつ。
目立たないところの仕事を大事にすることで,
好調な選手に緊張とはりあいをもたせる。

おおよその日本の仕事は組織で動く。
つまりチームプレイだ。
チームとしてうまくやっていくことの大事さを
日本社会の中で確認していければ,
過労死だって減るだろうし,こんなにも労働強化される
ことは否定されるはずだ。
ワークシェアリングだって夢じゃない。

仕事に誇りと自信をもたせることが大事という
バレンタイン監督の言葉は強く響いた。

入るも地獄,出るも地獄

2005-07-21 18:51:26 | Weblog
うへぇー。
暑くてたまらないよー。
はやバテてます。

なにしろ職場の大部屋のわたしの席は,エアコンの
噴出し口直下。
そこに1時間もいると,寒くて頭痛がしてくる。

かといって準備室に行けば,扇風機の世界。
ぬるい風が循環するばかり。

今日は,準備室で仕事をしていたのに,水分もあまり
ほしくなくなる始末。
ぐったり。頭はボーっとしてくる。

どちらの部屋を選ぶか,究極の選択だ。

それから今日,朝書いた彼女(生徒)と偶然会った。
彼女いわく「いわれたことの意味がわかんなかった。
でも,自己チューっていうのはホントにそう思って
いるんじゃなくて,くちぐせだよ。友達どおしで
おまえ自己チューだよっていったりすることもよく
あるし。重く考えてはいないよ。」

うーん。それが問題なんじゃない?
ことばって,自分を知らず知らずしばるものだってこと。
こんど,夏休みの日記とかいって,プリントでも
つくろうかな。

わたしのくちぐせは,
「わたしばかだから」と「すいません」「ごめんなさい」
カウンセラーからも夫からも,この癖を直すよう
強く言われてきた。
もっともなこと。
くせはなかなか手ごわいものなのだ。

嫌いの一言

2005-07-21 06:02:37 | Weblog
昨日はカウンセリングの日。
なんだか最近情報交換の日になっていて,はなしが
たのしい。
本の紹介とか,授業のやり方とか・・・
かウンセリングの先生も,教える機会をもっているから。
(お値段がはるのがちょっと痛いけど・・・)

先日学校であった話しをした。

準備室にたまにくる子がいる。
この科のほとんどの教員と仲良し。
わたしは彼女に本を貸してあげている。

彼女は本を返しにきたついでに,ほかの教員とはなしを
始めた。
いろんな話しの中で,「わたしって自己チューだからさ。
友達もみんなそうだし。」なんてことをさらっといったのだ。

わたしはそのときとても違和感を感じた。
ひっかかった。
でも言葉にならないのでやり過ごしていた。

それがニ三日前に,ピピッときた。休みの日のこと。

「あっ。あの時わたしは怒っていたんだ。あんな言葉は
聞きたくなかったんだ。」って言語化できたわけ。

そして,彼女が嫌いなわけではなく,あの言い方と言葉が
嫌いってはっきりいおうと考えた。
まさにわたしにとっては,「発見」だった。

今まで「なんとなくいやっていうこと」はたくさんあった。
ありすぎた。
でも心の奥にひっこめておいた。
「きらい・やめて」のひとことがでてこなかったから。

これからは思ったことはなるべく言語化してみよう。
まずそれがわたしの変わる道への第一歩。

と,この話しをしたらカウンセラーはほめてくれた。
アサーションなんて言葉は,本で読んで知識にはなってても
実際の場面で使えるというのは,むずかしいことよって。

うーん。進歩・進歩。

アニマシオンだ!

2005-07-20 19:10:38 | Weblog
梅雨が明けたので,ブログのデザインでも変えてみよう。

今,アニマシオンというのに興味をもっている。
読書探検というか,ゲーム感覚であそびながら読書を
楽しむ方法だ。

言語に対する意識の弱さが,政治も「おあそび」のように
させてきているようにも思うのだ。
社会に対する批判力も,自分なりの言語があるからこそ。

『読書へのアニマシオン』柏書房 というほんの序文に
こうある。

>人類の知性は,言語によって成り立っているからです。
>言語によってのみ,わたしたちは知性を発達させ
>世界を理解し,偉大なものをつくりだし,共存し
>感情を明らかにし,問題を解決し,計画を立案させる
>ことができます。
>いくらイメージが豊かであろうが,言語を伴わない知性は
>ちっぽけで粗野で,ほとんど使いものになりません。

スペインのサルトという人の書いたものだが,
強いメッセージだ。

夏休みといっても子どもたちだけだが,
この夏は勉強したいこと,やりたいことがいっぱいだ。

せっせと働いた!

2005-07-18 21:12:49 | Weblog
疲れたー。

今日梅雨明けするなんて考えもせず,晴れるのは今日だ!
って思って,朝からせっせと夏じたく。

なんと今日やっと暖房のカーペットを片付けたのだ。

山積みになっていた本やら何やらを片付けてから,
カーペットの掃除。
布団を乾して,タオルケットやらシーツやらを洗濯し
エアコンのなかをきれいにした。
さらにトイレ掃除から,すだれかけから,照明のほこりとり。

そして読書。

今までずっと体調不良だったから,なんだかすごい勢いで
やった。
そうしたら梅雨明けだって。

まぁわたしのなかの野生が叫んだんだろう。
今だ!って。

というわけで疲れて眠くて,これ以上かけません。
また明日。

あっ!そうそうまたこんなふうに書くと
夫に言われてしまうな。
もちろん夫も一緒に掃除してくれました。
ありがたいことです。
それに今日のブランチは,とってもおいしくいただきました。
ロメインレタスを使ったサラダは,半熟卵とベーコンが混ざって
最高でした。
アスパラガスのパルメザンチーズ和えも,チーズが生のもの
だったので,とてもおいしかったです。

以上。


尾崎でなくっちゃ。

2005-07-17 22:42:23 | Weblog
かなり久しぶりに尾崎豊の曲を聴いた。
CMで,「I LOVE YOU」を誰かが歌っているのが
どうしても気に入らなくて・・・

尾崎豊のうたわざるを得ない感情みたいなものが
やはり尾崎の歌には必要みたい。

激情型の尾崎のいきかた,おもいこみ,そんなものが
悲しく,いとおしくなることがある。

昔,といってもそんなに前のことではないけれど
わたしもたぶん死の世界にとっても近いところにいたとき
尾崎の「放熱への証」ばかり聞いていたことがあった。
彼の歌が遺言としか聞こえなかった。
彼の死んだ歳からはずいぶん離れてしまっていたけれど,
どうしようもなくなっていくときの気持ちがわかる気がして。

わたしの27歳の頃って,希望と限界とみなぎる力と
三つ巴になっていたように思う。
毎日ともかく一生懸命だった。
怒ったし,今より自信はあったし,正義なんてものを
疑わなかった。たぶん・・・
けれど,現実はうまくいかないってこともわかりかけていた。
ポール・ニザンの「アデンアラビア」の序文じゃないけど
とっても危険な季節だったんだろう。
今生きていてよかったと本当に思う。

今聞いているのは,「17歳の地図」。
尾崎を聞くなら,この頃のかるい声のほうが,いい。
絶望より若さがみなぎっている。生の方をみているから。
やっぱり生きることが大切だもの。

今日1日で『14歳のX計画』白水社 を読んでしまった。
アメリカが舞台。
学校で,のけものにされている少年が,友達と無差別殺人に
いたる経過を描いている。
アメリカ特有の言葉遣いは,よくわからないところがある。
(訳したものだからなおのこと)
でも,なんだかどうしようもない気持ちになった。
なんで大人は力になれないんだろう・・・

ともかく,生きること。
自分も他人も。

これがサイケ?

2005-07-17 04:54:47 | Weblog
昨日はよく寝た。
というより,なんだか疲れがどっときて,なんにも
やる気がしなかった。
(というわけで昨日は書き込みをしないで終わってしまった)

ここのところ食欲がなく,小さ目の犬かネコ程度しか
物を食べられない。
胃腸も痛いような重いような感じ。
季節のせいかしらん?
まぁこれでやせられればいいけれど,つい甘いものを食べて
しまうのでカロリーの摂取量は少なくない。
意志薄弱なわたし。

野口体操の先生に,「昨日は豆かんがご飯でした」って
いったら,おこられた。
「そうめんと野菜にしなさい」だって。

そんなこんなで,寝るばっかりで何もしていないので
書くことがない。

そうそうひとつだけ。
昨日は髪を切った。
いつも同じ人に頼んでいるのだが,昨日はこんなこといわれた。
「こんなサイケな髪にしちゃっていいの?」
うーん・・・これがサイケデリックというものか?・・・

確かに髪を乾かさずに寝たら,今朝の頭は
かなり爆発している。
この寝癖のままじゃ,ちょっとそとにはでられない。
もしかして失敗?

前も,ムースをつけて髪を立たせて職場にいったら
生徒に「寝癖がひどいよ」といわれたことがある。

いまどきの子のように,空気感をもたせて,なんて芸当は
できない。
めんどくさいなぁ。これから。

『悲しい人』という絵本

2005-07-15 06:08:35 | Weblog
昨日は久しぶりに追われ仕事がなくなったので,
2学期にむけてプリントを作った。

なにしろ,国語(井上ひさしさんが,国語ではなく日本語
というべきだといっていいるけど,わたしも同感。)の
力が不十分というか,自分の考えや思いを表現することが
とても難しい生徒がたくさんいる。

なんの教科にせよ,疑問をもち,想像し,仮定しという
ちからは大事だ。

昨日つくったプリントのテーマは「想像してごらん」。
ジョン・レノンのイメージ。

『悲しい人』という絵本の最初と最後のページをコピーし,
この男性はなんといっているのか,なにをしているのか
考えながら自分で物語を作ってみようという課題にした。

最初のページは中年男性の(主人公)の笑っている顔。
実は子どもをなくして悲しんでいるのだ。

この『悲しい人』は人生の死や別れについて,自分の
いろいろな思いをすなおに語る本。
読んだらとっても気に入ってしまった。

最後は,別れた女性となくしたこどもといっしょに
バースディパーティーをやっていた頃のことを思い出し
1ぽんのろうそくと写真たてをみながら,ほおづえを
ついてなにやら考えごとをして無言で終わるシーン。

この絵から生徒は何を感じとり,できごとを考えてくれる
だろうか。
できればここを,家族の問題を考える入り口にしたい。

といってもまた気が変わって違うプリントから始めることに
なるかもしれないけれど。

つぎは,意見と事実を見わける練習。

そこからやっと本題に入っていこうかなというのが
今の構想だ。

そう,絵本といえば,前に書いたかもしれないけれど
『よあけ』がとってもいい。
こころを静かにさせてくれる。
おすすめです。


笑いの大学&レディ・ジョーカー

2005-07-14 06:04:02 | Weblog
「レディ・ジョーカー」と「笑いの大学」の映画
続けてみてしまった。

いつも貸しだし料金が半額になる日をねらうので
みたいものがないときが多い。
だから,あったらつい借りてしまう。

「笑いの大学」は三谷さんの作。
いつもながら軽いのりで楽しませてくれる。
おかげで痛かった頭が知らない間に治っていた。

でも,ちょっとおてがるかな。
役所公司さんの検閲官の演技がとっても上手なので
それでもっているきがする。
それとハッピィエンドという,おきまりのところが・・・
昔のお笑いの定型なのかしらん?
それをねらっている?

「12人のやさしい日本人」もずいぶん前に見たけれど
おもしろかった。
まぁおもしろいことはいいことだ。

「レディ・ジョーカー」はとっても中途半端。
あらすじだけで,心理がえがけていない。
演技もへた。

高村薫(だったっけ)の文章は,ねちっこくて
わたしの最も苦手な小説のタイプ。
それにあの長い文章。
けれど,おもわず,図書館で「レディ・ジョーカー」は
借りてしまった。
この夏のお楽しみってところ。
あの犯行の心理がどうしてもしりたいから。

わたしにとって小説は苦手な分野。
ドストエフスキーも,中学の頃から何度途中までいって
放棄したことか。
人間関係が一番ごちゃごちゃになってくる。
ある程度までいっきに進まないと,おもしろみがでないのも
小説の特徴。
わたしって,結構短気なのだ。
「うーん,それでどうなの」ってすぐ結論に向かいたがる。
人間もっとゆっくりがいい。

さて今日はどんな一日かな。

こんな雨は好き

2005-07-13 06:06:24 | Weblog
しっとりとした雨が続いている。
こういう雨は,心を静かにさせてくれる。

公園の大きな木の中に入ると,小さな森に入ったようで
木や土の香りが,わたしをつつみこむ。
からだごと抱擁してくれる。
くすのきやイチョウやケヤキや何種類もの木や草が,
やさしく守ってくれる。

そんな瞬間を大事にしたい。

と,突然話しが180度かわってしまうが,
先日,電車に乗っていたらまだ日中だというのに
駅売りのスポーツ新聞を大きく広げてみているおじいさんらしき
人にであった。

駅売りのスポーツ紙は,配達されてくるものとは違って
女性のからだを扱ったものが,どうどうとのっかっている。

それを恥ずかしげもなく,しげしげと明らかに女性のからだのこと
を書いた部分を広げているのがわかるよう,読んでいた。

わたしは一時期よりもずっと,「フェミニズム」度がさがっている。
けれどこうした場面はとても見苦しい。

もっとほかに考えたりすることがあるでしょ。
なにも,パブリックなところで読まなくてもいいでしょ。

やはり,大人からして,私的な領域と公的な領域の区別が
つかなくなっている。
おそろしいことだ。

中島みゆき「誕生」

2005-07-12 05:02:49 | Weblog
昨日は,気分を変えたくなって,かなり久しぶりに
冷蔵庫のなかみの総点検と破棄をした。
古いものは何でも捨てちゃえって思って。
ちょっとさっぱり。

というのも私事で,些細な事件があったので。

ついでに中島みゆきの「EAST ASIA」をきいた。
なんだかジーンときてしまった。
「誕生」という曲。

>Remember生まれた時
>誰でも言われた筈
>耳をすまして思い出して
>最初に聞いたWelcome
>Remember生まれたこと
>Remember出逢ったこと
>Remember一緒に生きてきたこと
>そして覚えていること
・・・・・
>わかれゆく季節をかぞえながら
>わかれゆく命をかぞえながら
>祈りながら 嘆きながら
>とうに愛を知ってる
>忘れない言葉はだれでもひとつ
>たとえサヨナラでも 愛している意味
・・・・・

出会い・生きていることに感謝。