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そらと風に《メイサートンによせて》

空が好き。風をからだに受けながら,ボーっとするのも …ごぶさたしました。13年ぶりに再開です。

夏の夜

2005-05-31 19:02:15 | Weblog
夕方になって暖かく,そしてすっきり晴れてきた。
ヨーロッパの北部の人たちは,夏になると,食事を
したあと外に出て,コンサートに行ったり
お酒を飲みながら話しを楽しんだりするという。
長く明るい夜は外がいいのがなんとなくわかる気がする。

おもしろい話しをする気になれない。
疲れている。
でも,野菜を洗ったり,何かを料理したりできる
ようになってきたってことは,よく考えると,もう10年
ぶりくらいのこと。
素直に喜ぼう。

未来をひらく歴史

2005-05-30 19:01:28 | Weblog
雨の日は苦手だ。
一人うちの中で,じっと読書でもしていたい。

調べ物をしていたら,
日・中・韓の歴史学者が,共同で子供向けの
東アジア近現代史の本『未来をひらく歴史』(高文研)
が,近くでるということを知った。
読んでみたい。

なんのため?

2005-05-29 21:30:38 | Weblog
昨日ブログを何のために書いているのかと,ふと
感じてしまった。
記録にしては作為的。
無理があるのだろうか。

ところで,ハナミズキの遅咲きがあるときづいたのは
よく考えてみれば,種類が違うのだ。
むかしから咲いていたのは,今咲いているような
花(がく)と葉がいっしょに出てくる野性的なもの。
春先にパーっと花だけひらくのは,アメリカハナミズキ
だった。
そういえば,今あふれているハナミズキのことを,
前はちゃんとアメリカハナミズキと呼んでいた。

昔のことはすぐ忘れてしまうのだ。
なににしろ。

熊谷美術館とおじいさん

2005-05-28 21:05:48 | Weblog
正式には3度目。

NHKで2時間かけてうつ病の話しをしている。
かた耳で聞きながら・・・
(薬か症状かわからないけれど,ダブルクリックが
しにくいんだな。急にそうなった。これはなんだ?
わたしみたいに,軽くだらだら続いているのはどう?)

今日は熊谷美術館にいったのだが,おじいさんに
お世話になった。
何しろわたしはひどい方向音痴。そのうえ,計画性なしに
でかけたから,降りる駅しかわからなかった。
改札をでてどちらにいっていいかもわからない。
そこでおじいさん登場。駅員さんに場所を聞こうと思って
いたら,おじいさん二人の話しが聞こえ,どうやら
目的が同じらしい。

でもおじいさんには負けないぞと思って,先にスタート。
ともかく地上に出てそれらしい方向に歩き出し,まず
不動産屋さんが目に入った。飛び込んで場所を聞く。
地図を指しながら教えてくれたのだが,現実と地図とが
あわない。
またいいかげんに歩き出す。
わたしの思っていたのと反対側に小学校発見。ここだと
思い細い道へ。また迷う。今度はおそうざいやさんに聞く。
ぜんぜん違うところを歩いていたのがわかる。

そこでおじいさん登場。やっともとの大通りに出たら,
改札であったおじいさんに遭遇したのだ。もう連れて行って
もらうしかないと思い,声をかけた。
「あのー。失礼ですが,熊谷美術館にいかれるんですか?
私もいくところなんです。ごいっしょしていいですか?」
となんとなくついていった。もちろん世間話をしながら。
「このまえ,テレビで熊谷の作品が800万で,鑑定されて
いたんだよ。まいったねぇ。」というおじいさんに
「はぁ,すごいですね。ほんとですか?」と驚いてみせる。

ということでこのわたしが無事ついた。

帰り道,のどが渇いていたので,自販機で飲み物をかったら
知らないおじいさんがずっと見ている。
がたんと商品が落ちてきたら,「ここのは高いねぇ。うちは
OOはO円。OOはO円。」と教えてくれた。

おじいさんはいろいろ知っている。

熊谷守一と家出

2005-05-28 17:18:17 | Weblog
朝からお互いちょっとしたことで,ことばの交通
に支障がでた。

わたしはリビングでごろね。
起きたら夫の気配がない。
おもわず,「わたしも」と思い,美術館に「家出」しに
いった。

いつも夫が不機嫌になると,わたしもつられて不機嫌になり
というかふてくされて,「家出」をする。
「家出」をするのはわたしだけ。
夫はよくまっていてくれると思う。
「家出」は30分から一晩まであった。
さすが一晩のときは大変なことになったけど・・・
わたしはチョー短気で早とちり。

実は今日だって,隣の部屋といってもふすま開けっ放しの
リビングと続いた部屋に,夫は寝ていたんだそうだ。
ぜんぜん気づかず,というか確かめもせず,パソコンに
むかっていなかったというだけで,「いない」と思い込んだ。

ところでみてきたのは,熊谷守一の20周年記念展。
先月,知人から彼の画集を見せてもらって,気に入って
しまった。
97歳でなくなるまで,30年間は家の庭から外に
出たことがないという。
それだけ内側の世界にみちているのだろう。
絵や書は,殺ぎ落として何も残らなくなる一歩手前のもの。
ベニヤ板に書いてある絵なんて,ほんと欲がない。

と,このへんで疲れてきたので打ち止め。






お気楽極楽

2005-05-28 00:05:14 | Weblog
2度目。

おー,なんということか!
今晩はテレビの番組を2本も見てしまった。
それれ1本は,字幕の映画。
こんなの疲れてみる気もしないできたのに,ところがだ。
まぁ,作品がおもしろかったのは大きい。
(ここのところ薬が増えたので,キーをたたくのが
チョー遅い。反応が鈍るという注意書きは本物だ)

見た映画は,ブラッド・ピットほか有名人がたくさん
出てくる『スリーパーズ』という作品。
アメリカの少年院のような矯正施設で,子どもたちが乱暴され
レイプされ,教官の遊び道具にされているという告発もの。
決定的なトラウマを抱え込まされてでてきた子どもたちの
2人はチンピラとして人殺しを苦もなくやる大人になり,
もう1人はジャーナリスト,あと1人は検事になる。
その4人が事件によって出会い,法廷で過去を暴くのだ。
うそで塗りかためられた法廷。検事自らが負けることで
うそが勝つ。でもそのうそは,真実を暴くためのうそ。

もう1つは,がらっと変わって直木賞受賞作品のドラマ。
「トンデモ精神科医が悩めるものへ仰天カウンセリング」
ただただあっけらかんとおもしろかった。
偶然と計画とが混ざり合いハッピイーな展開。
悩める人が見たらきっと怒るだろう。
それほどいいかげんというか,お気楽なのだ。
そんなお気楽につきあえるようになってうれしい。
テレビがおもしろくなくて疲れて腹が立ってばかりいたから。

今日はこれで気楽に寝られますように。

からだが一番。

2005-05-27 19:31:54 | Weblog
野口体操の先生のところで生き返って帰ってきた。
毎日2時間のからだほぐしか・・・
一人じゃ無理かな。
でも今は,勉強よりからだかも。
(大学のときもそんなことカウンセラーにいわれたっけ)

「あなたはいろいろ手を広げようとし始めると,すべる
のよ。」というのが,今日の先生との話し。
「結局焦点が定まらなくなって,自分も生徒も振り回す
だけ。」と耳が痛い。

昔の人(ほとんどが農民だったわけだが)は,生まれた
ところから1キロ四方くらいしか出歩かなくても,
毎日農時記をつけ,(文字ではなくても)深い洞察で
食物を栽培していた。
日当たり,水の温度,土地の肥え方といろいろ微妙な
違いを経験として生かしながら。

と,突然話しは変わるが,むかしから日記というものは
世界各地でつけられていた。けれど,日本人だけは
O月O日だけではなく,Oの刻という細かな時間まで
記録していたという。もちろん江戸時代以降だが。
時期や時間にこだわるのはなぜだろう?)

(そして補足。
農民ではない身分の人たちはかなりの距離を移動した
しいが。南の国の人たちの航海技術ときたらすごかった
と聞く。今のように計器がなくとも,風や星や海の色や
見えるもの,聞こえるものと五感のすべてをつかって)

わたしなんぞは浅い知識を切り売りし,受け入れることで
毎日を過ごしている。
これじゃいかんのだろう。
「もういい年だ」と野口体操の先生にも言われたことだし。

悲哀の時間

2005-05-26 18:39:29 | Weblog
頭痛がするけど2度目。

今日は,JR西日本の脱線事故から約一ヶ月という
ことで,それに関係した話しをした。
事故や天災で肉親を無くした人のたどる,「悲哀の時間」
のこと。
昨日書いた『喪の途上にて』という本からとった話しだ。

人はだれでも最初はショックで我を忘れる。無感情にも
なる。訳のわからないことをすることもある。
次は,死を認めないという感情が出てくるという。
それから怒り。他にたいして向かうこともあれば,自分に
むかうこともある。戦争で自分だけ生き残ったという
罪悪感にも似ているかもしれない。
それから,回想と抑うつ。
それだけの段階を経て,やっと前が見えてくる。

作者の野田さんは,この心の変化とこの段階をきちんと
踏むこと,そのことを理解することが大事だという。
わたしも同感。
ワイドショー的な質問もへるだろうし,自分に何か
起こったときにも必要なことだし,ともかく人間を知る
上で大事だと思うのだ。

でも,今日のクラスの生徒はどう思っただろう。
今度は時間の捕らえかたについて,文化の違いを考えて
もらう。
わたしの授業は高望みかしらん?

ブルースターはいかが?

2005-05-26 17:57:49 | Weblog
夕べは匂いにこだわって,ぷーちゃん(前に書いた
けど,赤い人間風の50cmくらいのぬいぐるみ。
最近は夫もぷーちゃんに興味があるらしく,すわら
せたり,たたせたりして喜んでいる)に
ローズウッドの香りを染み込ませたてぬぐいを
腹巻代わりに巻いてやった。
ごきげん。だと思う。
枕の横でピーちゃんにもたれてたっている。

今日はなんだかとっても授業で疲れたので,
帰りにブルースターという花を買ってきてしまった。
もうひとつの赤い花(多肉植物の一種)のなまえは
わからない。
赤と水色のくみ合わせ。
ブルースターは,長いこと切花としてしかみたことが
なかったので,けっこう丈があるのがわかりびっくり。
長持ちしてくれることを祈って,プランターに移した。

疲れているとわたしは地獄耳になる。
生徒のぶつくさいう声が,耳に残る。
そんなときの授業はとってもへたくそ。
いろんな問いを投げかける元気がなくなってしまうから。
まだこの年になっても,そんなこといってちゃ
プロなんて顔できないなぁ。
もっと元気になってから,だね。


くんくんがいいらしい。

2005-05-25 18:52:35 | Weblog
さわやかな一日だった。

この頃疲れていたせいか,まわりの景色に鈍感に
なっていたようだ。
通勤の途中にある「お狐さま」に挨拶をし忘れたり
境内の周りに木にも声をかけなかったり。
今日は近所に,今盛んに咲いているハナミズキがある
ことにきづいた。のんびりだなぁ。

久々にカウンセリングを受けてなんとなく落ち着く。
わたしは1年前まで,自分のピコピコセンサーが
働いていなかったことに改めて気づく。
もうだめだってわかるって大切なこと。
わたしはすばらしい!
疲れているから思考がネガティブになるという因果関係も
わかっているなんてすばらしい!
あとは効率よく休めばいいんだもの。

音楽を聴いて休もうとしていたことにはチェックが
かかった。
視覚と聴覚は,疲れに敏感。だからそこから休ませ
なければ。そして嗅覚と触覚でリラックスすること。
久しぶりにさっそくアロマオイルを用意した。
でも知らないうちに,職場では,机の中をいい香りで
充たすことをしていた。ここ1週間くらい。
からだって頭がいい。

朝は緑の木のにおいと土の香りをくんくんしよう。
ちょうど今が一番薫り高い時期。暑くなって土が
乾いてくると,ほこりっぽくなるから。

さぁ明日ものんびりやるか。

脱線事故についての視点

2005-05-24 16:08:33 | Weblog
今日は朝からプリント作り。
やっぱりぴこぴこなりだした。
もう動く気もしなくなってしまって,机に
がばね。
(がばっと倒れたようにうつぶせになって寝る)
自分でもわかるくらいスースー寝息をかいて
寝てしまった。はずかしー。
もちろん準備室だからできること。
(ほんとは休憩室にいってもいいのだけれど。
上司もそういってるし)
薬を増やしたら,疲れたときに寝られるようになった。
これはいい傾向だ。やっぱり無理しすぎたかな。

これからも,プリントを作る予定。
時事問題をとりあげてほしいという生徒の声が多かった
ので,脱線事故の話しをしようかと思う。
ひとつはこんなに時間にこだわるのは,日本だけ
という文化の話しと,国鉄からJRに変わったことの
意味。だから今の郵政民営化の話しとつながる。
そして,事故でとり残された遺族の心のこと。
わたしが影響を受けた,野田正彰さんの『喪の途上にて』
岩波書店 の紹介でもしようと思う。

ちょっとてんこもりかな。
まぁ様子をみながらやろう。
また一休みだ。

教育って何だろう?

2005-05-23 15:31:32 | Weblog
今日の実験で,30分仕事をしたら,1時間
休めば何とかいけるということがわかってきた。
これでもやりたいことができるのだから,幸せだ。
十数年続いたうつ状態が,そんなに簡単にバイバイ
してくれるはずないもの。
気長にいかなきゃ。

「ここの子達はけっこうできるんですね」といわれた。
わたしは,授業の大事な部分の定着率が異様に低い
と悩んでいたおり。
市販のテストの切り張りでできたテストは,なんとか
できるんだ・・・
わたしのは,違うからなぁ。
文庫本や新書やニュースを使いながら,完全オリジナル。
もちろん教科書の内容にはそってやっているけど。
授業を応援してくれる子は多いが,できていない。
覚えるのがやっぱり一番いいのだろう。

そういえば,高校3年の数学の時間は,勝手に問題集を
やるだけで,解けるまで自分で何とかしないと,先生は
なにもしてくれなかった。
先に進まないとと評価が下がるから,家でもやって
何時間でもかけて解きつづけた。
問題集をやらせるって,教育?

今多くの学校が予備校化しているけど,やっぱり
おかしい。
生徒も教える側も自己満足しているだけの授業なんて
やりたくない。

そろそろ胸の赤いピコピコが点滅し始めた。

ちょびっと復活

2005-05-22 20:57:05 | Weblog
2度目。

調子復活。ちょびっと。
(復活ついでに,ブログのデザインも変えた。
移り気なわたしで,ごめんなさい)
全部こぼした水が,また少したまってきたかな
って感じ。
今ここでまた使っちゃったら,すぐぐったりだろう。

やれそうなことの60%をしなさいっていわれていた
ことなんて忘れていた。
明日クリニックに行きたいってさっきまで思っていた
のもすっかり忘れ・・・

昨日かってきた本。
『江戸の宿場町新宿』『共に生き,共に苦しむ』
『ホッブズ』の3冊。
ぱらぱらっとみておこうかな。
新潮社文庫の『定刻発車』を斜め読みしたら,
江戸時代の参勤交代にとっても興味がでてきた。
関係文献も探したい。

さてこれからチョビット仕事をしよう。


字がつらい

2005-05-22 05:46:51 | Weblog
朝から曇っている。

昨日は「字疲れ」してしまって,ブログは書けな
かった。
おとといの夜,プリントを作って,昨日は少し本を
読んだりしたのだけれど,なんだかすごく疲れて
しまって・・・

本やほかの活字をを読みたくて読めない状態という
のももどかしいもの。
今ももっと書きたいことはあるのに,
ウルトラマンの胸のランプがつき始めたような感じに
なっている。

またこんどにしよう。

出雲でみた夕焼け?

2005-05-20 19:18:47 | Weblog
今日の夕焼け。
出雲の砂丘で見た夕焼けを思いだした。
低い山なみと雲とがかさなりあい,遠くまで
続くことなった色彩。
薄いみかん色と深まりつつある青い空のいろが
織りなす一瞬の世界。
あぁ・・・

今日は夫が仕事の慰労会で遅くなるので,さっさと
シャワーを浴び,おだんごを食べて幸せ気分。
食欲はなくても大丈夫。
いい気持ちなのだから。

そう。
図書室から,3月に「これもっていって」と,
ニチニチ草をきり花にしてもらってきた。
500mのペットボトルを花瓶にして。
それが,何と今も花を咲かせ,さらに!ここ2週間
くらいで根を出しはじめた。
ほんとうに「日」の花だ。
根がしっかりしてきたものは,準備室の前のプランター
に,植えた。がんばってね。水やるからね。

仕事が終わってから野口体操の先生のお宅に行って
からだをほぐしてもらった。
「からだは正直だよ」といわれ・・・
わたしは具合が悪くなってくると,生徒や同僚の声が
耳に残るようになる。リフレイン。
八方美人をめざし,自分がなくなる。
理想も高くなり,現実と乖離。
そんな話しをしてもらいながら,からだほぐし。

今の自分でいいんだ。
人のことなんか気にしないで。
わたしはわたし。