高天原(たかあまはら)三丁目

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中朝事実

2015-07-04 18:00:31 | 歴史
「中朝事実」ちゅうちょうじじつ

中朝事実は山鹿 素行(やまが そこう)が1669年に著わした尊王思想の歴史書です。

山鹿素行はこの書で儒教的世界観、中華思想に反論しています。

中国王朝は何度も変わり君臣の義が守られてもいない事に対し日本國は、外国に支配された事が一度もなく、万世一系の天皇が支配して君臣の義が守られている。中国は中華ではなく、日本こそが中朝(中華)であると「万世一系」を強調し中国を反論しています。

写真は山鹿 素行

つまり中朝事実(ちゅうちょうじじつ)を要約、解釈すると下記の通りです

⬇️(記)

皇統は限りない世代に渡って変わることなく継承される。最初の人皇から今日までに二千有余年が経ったにも関わらず皇統は一度も変わらなかった。
日本國と比べたら中華思想や中国王朝は大した事はない!日本國の万世一系は凄いんだぞ!…みたいなような事だと思います





また分かりやすく言いかえれば「万世一系」は君が代にもある「さざれ石」と同じ様な表現だと言う事です。
*「さざれ石」
細かい石・小石の意であり、それらの小石が巌(いわお)となり、さらにその上に苔が生えるまでの過程が、非常に長い年月を表す比喩として用いられている






中朝事実に基づき、その思想を強く支持した近代史人物は長州の吉田松陰や松下村塾生等がいました。そして乃木 希典大将においては中朝事実を座右の書としていました


乃木 希典大将は大正元年に明治天皇の後を追い殉死される2日前に、当時11歳で皇太子となられた裕仁親王(昭和天皇)を訪ねられました。
そして2冊の本を風呂敷から取り出し手渡しました。その内の1冊が「中朝事実」でした。





多少、話がズレましたが山鹿素行が江戸初期に論じ書いた「中朝事実」は現在(2015年)にも生き、通じる日本國魂の礎となる尊皇思想の歴史書と言う事です

中朝事実を現代書に訳し表現している本が幾つかあります













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