今回の九州4公演の最後は
特別支援学校の小学部&中学部合同公演でした
発達障害や知的障害を持つ子供たちです
このような学校で公演できることを
本当に嬉しく思っています
開演前、ステージで緞帳幕が開くのを待つ間
客席から話し声や奇声などを聞くことができました
幕が開くのを楽しみにしてくれているのが
手に取るように感じ取れて笑みが溢れましたね
きっと子供たちは通常の公演を
観劇することは出来ないでしょう
親御さんたち、先生たちは遠慮しちゃうんです
「迷惑をかけちゃ申し訳ない」そんな想いから…
今回は事前の打ち合わせでは公演時間は30分の予定でした
当日の朝、先生にお伝えしたんです
「通常の45分でやらせていただけませんか?」と
先生はこうお答えになりました
「途中で退場する子供がいるかもしれないので30分に短縮していただくということにしたんです」
やはり我々への気遣いから遠慮なさっていたんです
なので
「途中で退席する子がいても構いません、また戻ってきても問題ありません」
とお伝えしたんです
私は45分のフルプログラムを見てもらいたかった
そして
45分間見てもらえる自信もあったんです
結果、誰も退席する子供はいなかった
私がこの文化庁の事業にSOUKIで団体登録した理由の一つには
障害のある子供たちにもパントマイムという芸術を肌で感じてもらい
自由に想像力の中で楽しんで欲しかったからです
実現できたことを文化庁には本当に感謝しています
私も子供たちから多くのことを学ばせてもらっています
この学びが私を成長させ次へと歩ませてくれるんです
私にも、子供たちにも価値のある活動だと自負しています
写真は子供達からのプレゼントです
ポチ袋、湯呑茶碗、そして雑巾
きっと子供たちが作ってくれたものだと思います
このようなプレゼントは「超絶嬉しい」です!!
スーパーパントマイムシアターSOUKI
江ノ上陽一