蒼穹

SOU建築設計室の徒然なるブログ

地下の保育園、事業者さまも紹介しました。

2019年07月16日 14時42分10秒 | 保育園

都内に認可保育園がOPENしました。

4月にOPENしてたのですが、ブログUPのタイミングを逃していました。

もちろん保育園部分の設計は当社で担当いたしました。

この物件、いつもと流れが少し違いました。

いつもは保育事業者様と土地や入居テナント物件を探しまわり、それから行政の公募に応募してという形をとるのですが。

この物件、全体は大きなマンションで1階に保育園を入れたいという行政とオーナーの強い希望。

全体はマンションが得意の設計事務所様が設計済で、1階は保育園ということなのですが、事業者がいません。

そんな中で、私たちにご相談が、

いろいろな保育事業者様にお声がけし、入居候補になってくださる事業者様を数社ご案内。

どうにか、その1社様にてOPENまで持っていけました。

じつはこれ、とても運が良かったのです。

ここ数年、私たちの事務所には、地主様から社会貢献したいから保育園を建てたいから設計してほしいとご連絡があります。

でも、行政では、「そこは重点地区ではないから、やりたいなら認可外でどうぞ」などとつれなくされます。

認可外でやってくれる事業者さんはそうはいません、そこで地主様にはお断りするのです。

地主さんは、いつも不思議そうな顔をされます。

保育施設足りないのに不思議ですよね。

 

 では、すこしだけ内装もご紹介します。

↑床は無垢の桐材です、やわらかくて足が痛くならず座っていられます。

かたい床は、子どもたちばかりでなく、立ち仕事の保育士さんにもとても負担がかかります。

また、天上は吸音材を多用しましたが、それだけだと施設感がするということで、丸い部分や照明で変化を付けました。

 

それに、この保育園の特徴は、なんとここ「建築基準法では地下階」なんです。

わたしも、地下って保育園大丈夫だっけ?などと、最初は不安になるくらいでした。

しかし、へたなオフィスの転用保育園なんかより、換気も採光もとれました。

トップライトとか多用していますが

保護者の皆さんも、地下階なので心配されますが、入ると明るいので安心してもらえます。

 

 

 


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