蒼穹

SOU建築設計室の徒然なるブログ

幸せの黄色い玄関(大井T様邸)

2014年02月10日 17時01分16秒 | インポート

大井T様邸は思い切った!!思い切った!!

「幸せを呼ぶ黄色い玄関」です。

 

 

玄関まわりの色の変遷は

1)高級感ある、木目調の重厚なドア

2)青い木製ドア・・・「ノッテイングヒルの恋人」に出てくるみたいな

3)「白いドア」に「白い壁」

4))「白いドア」に「黄色い壁」

こちらのお宅は、前面道路から長いアプローチを通って「玄関」となるため、外からは見えないということもあり、思い切って「黄色」です。

お客様は、アプローチの先に鮮やかな「黄色」と出会うことになります。

みんな、びっくりした後に、笑顔になると思います。

黄色の壁に白い扉、まさに「施主様の遊び心」が生み出した、アートな色遣いの空間です。

昔の映画の題名ではありませんが、「幸せの黄色い玄関」と名付けたい感じです。

玄関ドアを開けると、そこはナチュラルな木質空間、床、天井ともに木の仕上げとなっています。

もうすぐ竣工ですが楽しみな住宅です。

 

 


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コンクリート打設は勝負時!(五反田S様邸)

2014年02月10日 16時16分06秒 | インポート

 S様邸、先週ですが無事、基礎スラブ、地中梁の打設を行いました。<o:p></o:p>

  (大雪の前でよかったです。)<o:p></o:p>

  今日はコンクリートについて書いてみます。<o:p></o:p>

 コンクリートと言っても様々な種別があります<o:p></o:p>

  一般構造用コンクリート、寒中コンクリート、暑中コンクリート、マスコンクリート、流動化コンクリートetcです。

 多分20種類以上あると思います。<o:p></o:p>

  今回の打設は、一般構造用コンクリートということになります。<o:p></o:p>

  一般と言っても、なかなか細かいです。<o:p></o:p>

  設計で目指した強度を出すために、まず配合計画があります。

 水とセメントと砂と砂利の配合により品質が異なります。

 強度を強くするためには、セメント量を増やしますが、

これだとドロドロでうまく鉄筋の間まで流れてくれません。

 充填されなければ強度は発揮できません。

 水を多くすれば流れやすく、隅々まで充填されますが、

 うすいコンクリートですから、そもそもの強度が足りません。

 おまけに、砂利や砂は海のものを使いますので、

 塩分が残っていてはいけません。鉄筋が錆びます。

 大きさも重要です大きすぎず、小さすぎず。

 大きければ鉄筋の間に詰まってしまいますし、小さすぎれば強度を発揮しません

これらをきちんと確認し配合します。

工事は屋外でやるものですから、気象状況ほかも問題です。<o:p></o:p>

 今回の打設は冬季ということもあって温度補正を行います。<o:p></o:p>

 コンクリートは水と石灰の化学反応で硬化するものですから、

 温度が低いと化学反応が進みません、そのため、

 その分も見越して高い強度に設定して打つわけです。<o:p></o:p>

 その他にも、交通状況なども重要です。<o:p></o:p>

コンクリートは通称「生コン車」にのって、ピストン輸送されてきます。

たとえば、1台が渋滞に巻き込まれたりして到着が遅れると、

前の車で運ばれて打設したコンクリートが固まり始めて、

 後の分とくっつかなくなり、地層でいう断層みたいなものが現れます。

 これは構造的な欠陥です。<o:p></o:p>

  などなど、現場でダイナミックに見えるコンクリート打設ですが、

 細かな計画によるものです。<o:p></o:p>

 鉄筋屋さんがコツコツ組んでくれた鉄筋、型枠屋さんの苦労はコンクリートに

 埋まって見えなくなりますが、コンクリート打設は施工の皆さんの「勝負の時!」なのです。

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