先日、計画を始めたばかりの幼稚園の現地調査に行きました。
なぜか、卒園式と重なり、皆さんの幸せそうな様子を拝見。
担当者さんとの会話、「毎日こどもたちの顔見てたら、恥ずかしい物作れないよね!!」
一層頑張ってほしいとの、プレッシャーを十分感じたのでした。
その後、役所回り、将来の「総合こども園」も見据えた会話と思いきや、
現場は、保育所と幼稚園の管轄や法規の問題で、思想と法律がちぐはぐで困ったことばかりでした。
「こども園」は幼保一体型の仕組みを構築し、子育て支援しようとしているもの、
ところが
いまだに幼稚園は文科省管轄の学校、保育園は厚生省管轄の福祉施設、
建築基準法上は異種用途となります。
制度上は多年齢交流なども主眼としたしくみなのに、
建物的には、それぞれで耐火要求も違うし、合築すれば、間に異種用途区画(シャッターなど)が必要。
基準法からは明確な区分を求めてくる。
補助金などの制度もそれぞれを対象とするため、幼保の区分は必須で、トイレや廊下はどちらに属するかの議論になる始末。
区分できなければ、面積按分か人数按分かで大変な話になる。
保育所の教室を、一時的に幼稚園で使うと、目的外使用で会計監査上問題となるし・・・・
いやいや、卒園式の笑顔みてなきゃ、へこむとこでした。本当に!