改正総一郎の外断熱・外張り断熱日記

断熱工事に関わって38年。
快適・健康・省エネ建築について探求し続ける日々の雑記帳。
建物の外皮性能、計画換気など。

換気システム「インヴェンター(日本名:ヴェントサン)」のメーカーへ行く9

2014-03-10 13:40:27 | 2014年1月・2月ドイツ

前回からの続きです。

 

 

さて、話は前後しますが、

北欧へ飛行機で行くときはぜひ昼間の直行便で窓側の右座席をお勧めします。

 

なぜなら、往路はほとんどが昼なのでシベリヤ大陸が満喫できます。

 

航路によって差はあると思いますが、日本海からシベリヤ大陸の海岸線、

シベリヤ大陸のツンドラ森林と蛇行する川、三日月湖、

この空からのツンドラ平原の景色は壮大です。

 

四季折々の色彩も見事です。

便によってはバイカル湖を上空から見ることもあります。

これには感動しました。

地図のままですからね(笑)

 

おそらくコペンハーゲン便だと思いますが、

ヨーロッパに近くなるとノヴァヤゼムリャ列島と

タイミル半島が見える時があります。

 

タイミル半島は北極海の南にありますが、ユーラシア大陸の最北端です。

北極圏よりはるか北にあり、北極点まで1300km。

 

何度か上空から見ましたが、夏以外は氷に覆われているらしく、

夏にヨーロッパに行ったことがない私は

白色以外のタイミル半島は見たことがありません。

 

なぜか小学校の時からタイミル半島の西にあるノヴァヤゼムリャ列島に興味があり、

地球儀を見ては、これは島なのか半島なのかと考えていました。

 

子供ができて、娘が幼稚園の時に「私はパルポニア公国の王女」と言い、

これがパルポニアと指差したのがタイミル半島の北にある

sevemaya zemlya(セべマヤゼムリヤ島?)という島でした。

 

地図ではすぐにわかります。

 

幼い女の子が夢見た島が極寒の地とは本人が知る由もなかったでしょうが、

以前から気になっていたノヴァヤゼムリャ列島の近くを指差したのには驚きました。

 

おそらく地球儀を見ては首をかしげる私を娘は見ていたのかもしれません。

今となっては当の娘も記憶にないことですが…

 

その私が10数年前に上空からこの島を見た感激はひとしおでした。

おそらく皆さんも極北の半島と列島を見れば感激すると思います。

 

いつか入ってみたいところですが後述の理由により、

残念ながら生きているうちに行けそうにありません。

 

ユーラシア大陸北端の半月状に北極海に突き出たように見える

日本列島位の大きさがありそうな島です。

 

空から見れば美しく神秘的な島ですが、

現実は50年以上前からソビエトの核爆弾の実験場で

現在でも実験は続いているらしいです。

 

なんでも、広島級の3300倍の水爆実験も行われたとか…

当然一般人の立ち入りはできないようです。

 

この島に住む北極圏の動植物は現在どうなっているのでしょう?

悲しい現実です。

 

 

 

・・・続きます。


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