昨年末に兵庫県西宮市のALCの個人邸で
外断熱省エネ改修を行いました。
建築研究所の省エネ改修補助は締め切られ、
その他の補助も仕様が合わず使えなかったのが残念でしたが、
約ひと月半の工期で内外装を含む本格的な改修工事が完成しました。
監修は明石の松尾設計室。
松尾さんは若いですが業界では有名な方で
関西ではトップクラスの省エネ住宅設計経験者だと思います。
断熱仕様は
屋根を30倍発泡ウレタン160㎜、
壁を湿式外断熱60㎜、
窓は内窓、
ダクト型全熱交換換気システムを使用しています。
今回当社は断熱のみの参加でした。
ALCなので気密性を心配しましたが、
施工会社の藤和ホーム(西脇市)さんの丁寧な施工で
気密シートなどの気密工事をしないで内装工事前にC値2.5前後でした。
ALCなどの鉄骨造改修は気密工事をしないと気密性能を取りにくいのですが、
まずまずの気密性能でした。
これで内装ボードを貼ってクロスを施工すると
おそらくC値1前後になるのではないかと思っています。
関西でどれほどの気密性能が必要なのか、
費用対効果も含めて議論を要するところですが、
この冬が終わりそうな時期に入居者のお話を聞きたいと思っています。