改正総一郎の外断熱・外張り断熱日記

断熱工事に関わって38年。
快適・健康・省エネ建築について探求し続ける日々の雑記帳。
建物の外皮性能、計画換気など。

ニホンノイエハサムイデスその3

2014-06-27 09:00:00 | 日記

前回のつづきです。

 

 

そうすると寒い冬は湿度が上がってしまいます。

夏も、地面の温度が比較的安定していることが多いので

床下の温度が外部よりも低くなり湿度が高くなります。

 

基礎以外の床下全面がコンクリートであっても、

土であっても水蒸気は発散します。

 

 

平成17年に断熱改修した我が家は

床下の地面にアルミシートを全面に敷き詰めました。

その上に30倍発泡のウレタンフォームを60㎜吹き付けています。

 

地下水位が高く(1メートル掘れば水がこんこんと湧き出てきます)

改修前は床下の湿度が比較的高かったのか、

一部シロアリも発生していました。

 

 

・・・・・つづく。


ニホンノイエハサムイデスその2

2014-06-25 09:00:11 | 日記

前回のつづきです。

 

 

新築で周辺の立地条件を

詳細に検討して対応すればかなりの確率で

床下の問題は解決できると思いますが、

既存の建物では厄介な問題です。

 

 

床下換気扇や換気ガラリ、

はたまた木炭や竹炭の使用など

いろいろな方法がありますが、

賛否両論といったところのようです。

 

 

古来から日本の住宅は床を高くして

床下に十分な通風を確保したものでした。

 

よく時代劇で忍者や浪人が床下で聞き耳を立てたり、

寝起きしている場面がありますが、

お寺のように大きな建物でなくても

戦前の家屋は十分な床下通気を取っていたものです。

 

戦後、最近までは耐震上の理由で

コンクリート基礎でないとダメになっていました。

 

コンクリートは気密性が高くなりますし、

打設してから2年から10年は初期水分が発生すると言われています。

コンクリートの外部には防水性が高い塗料や塗り物をしますから、

どうしても水分は床下に発散してしまいます。

 

 

・・・・・つづく。


ニホンノイエハサムイデスその1

2014-06-23 08:06:15 | 日記

2月から日記としてのブログを4か月もさぼってしまいました。

 

 

もう梅雨が来て、各地で床下の夏季結露(カビ)の解決策の

質問が多く来ている時期なので、

床下の話を終えてから、

あえて2月からの話題を振り返ってみます。

 

 

床下の結露やカビの問題は、

建設される場所の気候、

立地条件(川や池のそばとか地下水位など)などにより、

一概に言えない部分が多いので

こうすれば絶対大丈夫というのは難しいものがあります。

 

 

最近話題の床下エアコンなどは効果が出そうですが、

夏季は冷風が上昇しないので足元だけが涼しいという事も考えられます。

 

かなり高度な高気密高断熱建物なら、

蒸暑地域では2階以上にエアコンを設置して

2台稼働にするのがいい方法かもしれません。

 

でも寒冷地では

エアコンの価格が高いので

個人住宅で2台も3台もつけるのはそこそこの出費になります。

 

 

 

・・・・・つづく。


第34回「外断熱」関西セミナー開催のお知らせ

2014-06-11 09:27:53 | 外断熱推進会議

特定非営利活動法人 外断熱推進会議 関西支部」からのお知らせです。


第34回「外断熱」関西セミナーが平成26年7月9日(水曜)に開催されます。

場 所は「大阪大学中之島センター 7F講義室702」です。

 

セミナーの内容は、

株式会社ジオパワーシステム様より地熱利用の実態について、

YKKap様より窓の断熱について断熱窓APWシリーズなどの説明

と、なっております。

 

セミナー内容や日程などの詳細は

エディフィス省エネテック株式会社」のサイトにもご案内しております。



リフォーム産業フェア2014まであと11日

2014-06-06 09:32:54 | 展示会
6月17日(火)・6月18日(水)に
 
東京ビッグサイトで開催される
「リフォーム産業フェア+工務店フェア2014」に
 
出展いたします。
 
日程などの詳細は「エディフィス省エネテック株式会社」のサイトに掲載しております。
 
展示会ブースには私、改正もいる予定です。
 
皆さま、ぜひお立ち寄りください。