改正総一郎の外断熱・外張り断熱日記

断熱工事に関わって38年。
快適・健康・省エネ建築について探求し続ける日々の雑記帳。
建物の外皮性能、計画換気など。

祭りのコミュニティー

2009-11-10 11:46:33 | 日記
私たちの町内は宅400所帯らしく、
そのうち300所帯ほどがだんじり祭りに参加します。
親戚が集まり、だんじりを見ながらご馳走を食べる家も多くあります。

だんじりの組織ってよくできているんですよ。
三百人以上が山車を引っ張ることだけに専念して、
チームワークになるんです。

正式な組織は年の若い順で、
・小学生の子供会
・中学生の育成会
・高校生以上の青年が青年団
・27歳ぐらいから若中会
・そして私が所属する三十代後半から若頭会
・五十代後半から保存会
になります。

法被の襟の部分に所属団体の名前が入るのですが、
最近は小学生以下の子供をもつお母さんが、
「小若」という名が入った半被を子供に着せています。
子ども会より小さいから小若なのかよくわからないけど、
背中の「東」のロゴも裾の「東」の文字を崩した模様も同じものを
たくさんの子供が着ています。

通常は子ども会など所属の団体が会費から買うのですが、
自己負担で着ていますよ。
夜はだんぢりが走らないのでお母さんに手を引かれて、
ヨチヨチと綱を引っ張っている姿。
これがまたかわいい。


話を元に戻して、だんぢりを実質引っ張っているのは
「綱先」と呼ばれるだんぢりの前の部分の数十人だけです。
これが青年団の仕事になります。

そして、「遣り回し」といわれる役割。
全速力でカーブを曲がるとき、
数十人の若中が後ろ梃子と呼ばれるだんじりの後ろにいて、
だんぢりが倒れないようにバランスを取るんです。

これが危なくて、
カーブ終盤では勢いで数メートル跳ね飛ばされる人が出ます。

この人たちを若中若頭がキャッチします。
でないと、救急車の世話になることも・・・。

この遣り回しには蝉と呼ばれる人たちがだんじりに飛び乗ります。
これもだんじりのバランスを取るためで、
たとえば右に回るときは、だんじりが遠心力で左に倒れます。
だから倒れないように数人がだんぢりの右側にしがみついて
左に倒れる力を相殺するのです。

小さなだんぢりには効果的ですが、
大きなだんじりではあまり効果がないかもしれませんが、
見る方も乗るほうも面白いのでとりあえず蝉します。
しがみついている姿が木に止まっている蝉に似ているから
この名前がついたんでしょうね。

カーブを曲がりきったときに
背中に塀や電信柱が迫ってきたときには
雲の子を散らすように飛び降りて逃げます。


次回は若頭保存会の仕事。

なんか外断熱というよりだんぢりブログになってきた。


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