olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

夏休み 外遊びとか、宿題とか、読書とか

2019-07-31 | 中1
夏休み。

暑い。

うちの庭には、
伸び放題のハイビスカスが
むさ苦しく生い茂っています。

外で見るとむさ苦しいのですが、
実はこれ、窓からの眺めは良い感じ。

さすが南国原産種、
暑くなればなるほど元気になり、
毎日たくさんの花を咲かせるので、
「ああ、キレイに咲いている。
今日も暑そう。
と眺めるのが日課です。

ということで、
もうしばらく放置してもいいかな。

外に出て剪定するの、暑いしね・・・




そして。

暑さに強いといえば、ゴーヤー。
でもなぜか1個しか成らない。

こんな、工夫いらずの強い植物が、なぜ?
と首をかしげつつ、
でも、外に出て何かを工夫する気にはならない。

ゴーヤー、出来ても、あまり食べないしね・・・




外を見るだけでも強い光が目を刺す。
ああ、
クーラーの効いた部屋から一歩も出たくない!


そんなクラクラする暑さの中、
息子は毎日、3,4時間は遊びに出ています。

主に、近くの水場へ。

小さな水場だけど、
グッピーとか、エビとかカニとか、
いろいろいるそうです。

息子と趣味が似ている
(それに対する熱中の仕方も似ている)
生き物好きの友達が近所にいるので、
いつも二人で連れ立って出かけています。
ほぼ毎日。
お互いに「近所にあいつが居て良かった!」
と思っているようです(笑)

二人とも、趣味と実益を兼ねて、
夏休みの自由研究を
「水辺の生物」で済ませるつもりらしい

・・・という大義名分を掲げて、
せっせと水場に行っていますが・・・
どうまとめるんだろう??
願わくば、二人で相談して
勝手にやってほしいな(切望)


そう。中学の夏休みの宿題、
小学校よりも大物系が多いんですよねー。

音楽と社会の壁新聞、数学と理科の自由研究、
読書感想文・・・

のんびりしていたら後で泣きを見ること必至。
そして、放っておいたら、
絶対この子は最後までのんびりする。

「7月中に2つは終わらせようよ!」と
お尻を叩き続けたら、
7月終わりになって
ようやく一つ、とりかかりました。

最初に手を付けたのは、音楽の壁新聞。

テーマは
「ヴィヴァルディ」「沖縄の民謡」「日本の民謡」
から1つを選ぶ。
で、息子が選んだのは「日本の民謡」。


・・・なんでまた、一番馴染みが無いものを?


なぜかノリノリで
YouTubeで東北あたりの民謡を聴きまくる息子。

家中に朗々と響き渡る、こぶしのきいた声
いきなり別の世界に迷い込んだようで、面白い。

心の中で笑いながら、
でもこれ、どうやってまとめるんだろうね?
民謡に関する本はあまり無さそうだし、
ネットで情報収集して済ませるしかないか・・・
と考える私。

と、そのうちに思い出したのが、
昔買った、民謡をテーマにした一冊のこと。

そうだ!
私、役立ちそうな本、持ってたわ!



1994年!
うわーーー、懐かしい。

久しぶりに読んでみると、面白い。

日本の民謡を、
その土地の生活の仕方と関連付けて
説明しているんです。

腰をかがめて歩く生活をする稲作農耕民の
静かな二拍子。
拍は音の長さの単位で、強弱やビート感は無い。

山村畑作民の神楽。
急斜面での生活そのままに
親指の付け根に重心があり、
手足を伸び伸びと動かし、躍動感がある。
太鼓も弾むように打つ。

海洋漁労民の波に乗るようなスウィング感。
沖縄のサバニは縦揺れで、
ゆえにカチャーシーは一拍ごとに身体全体が上下する。
かけ声は後打ち。


私はこういう説明が面白いんだけど、
息子は、読むより聴く方、そして歌う方に
興味があるみたいでした。(温度差…)


そして、途中で放り出して、
全然関係のない本を読み始める。

出た。気が散る大魔王

ったく。


ちなみに、この時読んでいたのは、
アーサー王の物語。


あっという間に読めます。
私も読みました。
文章が、物語の展開が、上手い!
読み始めたら最後、
引き込まれて、読み切るまで止まらない。

あまりに上手いので著者が気になり、
裏を見ると、斉藤洋さん、
『ルドルフとイッパイアッテナ』
の作者だそうです。
なるほど。さすが。

このほか、相変わらず『ポワロ』を
怒濤の勢いで読む息子。

そして軽く『サザエさん』や『いじわるばあさん』を
原作の4コマで。
戦後あたりの昭和の世相に詳しくなる12歳(笑)

 

という感じで、中1息子は
たっぷりと
外遊びと、読書を楽しむ夏休みを過ごしています。

そうだ。
もうすぐ甲子園が本格的に始まるなぁ。
また一段とうるさくなるなぁ・・・(遠い目)


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