１人っ子だけど３人分

しれっとタイトル変えてます。

タイトル、ずーっと思いつかないまま
放置していたのだけれど、
ひょんなことから思いついたので。

先日、本屋で室井佑月さんの
『息子ってヤツは』の背表紙をみかけ、
プッと笑ってしまいました。

わかるぅ！

良いタイトルだわ。
これは息子を持つ多くの母が共感するはず。
さすがプロ！

素人には、こんな光るタイトルを考えるのは
難しいけれど、
自分ちの特徴を表すタイトルなら
何か考えられるかも。

そうねぇ、たとえばうちの場合は？
としばらく考えて思いついたのが。

「１人っ子だけど３人分」


というのはですね、
３がキーワードの似たようなことを
よく言われるんですよ。



まず母。

私と弟は御しやすい
大人しい子どもだったようで、
母はそういう子しか知らない。

全く違うタイプのこの孫のことを
たいそう愛しつつも、

「もうっ、こんな子、知らんわ！」

としょっちゅう叫んでます(笑)


「この子見てたら、私は子育てで
　楽させてもろたんやなーって思うわ（溜息）

　私は２人の子どもいてたけど、
　この子１人よりずっと楽やったわぁ。
　１回言ったら、言うこと聞いてたもん。
　この子の大変さは１人で３人分！

　1人で3人分動くし、3人分の興味が詰まってるし、
　これと思ったら言うても聞かないし。

　・・・せやけど、
　１人で３人分くらい楽しませてくれるから、
　お得かもよ。」

（↑子どもには厳しい母だったけど、孫には甘いおばあちゃん）



そしてこの子を見た人は、
たいてい3番目の子だと思うようです。

一人っ子だというと、決まって驚かれる。

「こんな物怖じしない、人懐っこい一人っ子もいるのねぇ！」
と何度聞いたことか。

（私もそう思う）



当の本人はこんなこと言います。

「ねえ、普通はだいたい３人兄弟くらいでしょ？
　それで、だいたい１人１つか２つ
　習い事をしてるわけ。

　けど、僕のうちに子どもは僕１人でしょ？
　だから、僕は６個くらいの
　習い事してもいいんじゃない？！」

世の中のスタンダードは3人兄弟だと
思っているようですね。





そして、何かの集まりでどこかの年配女性が
私の子どもが息子１人だと聞いて

「うちの娘はあんたんとこと同じ年の子どもの下に
　もう２人いるよ。あんたも頑張らんと！」

と余計な一言を言った時、
そばにいた３人の子を育てている友人が
すかさずこう言ってくれました。

「けど、彼女はその１人の子に
　３人分くらいの愛情をかけて育ててるんですよ～」


友人の優しい人柄に心温まった
良い思い出です。



ということで、うちは
１人っ子だけど３人分なのです(笑)