次に恋愛感情を自覚したのは、30歳を過ぎてからのこと。
20代の頃はいったい何をしていたんでしょうね(笑)。
会社の同期の女性と割と仲良くなって、この子だったら付き合ってもいいかなって思ったことがありましたね。
元々仲は良かったんですが、その子の退社を切っ掛けに、色々相談という名目でアプローチされてたみたい。
ただ実はその子は会社の後輩と付き合っていたんだけど、壮絶な修羅場の末に振られた直後だったという話を聞いて、一歩引いてしまったんですね。「アイツが駄目なら、今度は俺かよ!」て感じで。それで自然消滅。
この話、実は社内では有名な話だったみたいで、俺はなんて鈍いんだってちょっと自己嫌悪した覚えがある。
で本題。
この頃、二丁目に出没してバーとかクラブで知り合いを増やす暇も勇気もなかった俺だけど、なんとかゲイの知り合いを増やそうとチャットにのめりこんでいた。
今でこそ、高速なネット回線が安価で普及して、ブログやSNSといった気軽にコミュニケーションできる環境が整っているけど。この頃はまだモデムによる電話回線でようやく定額プランが出始めのころだった。そして、ゲイ総合ホームページや、個人の運営するホームページに設置したチャットが流行っていたと思う。
俺もこの頃、毎夜複数のチャットに入室して会話を楽しんだ。チャットにはそれぞれオーナーを含んだ常連さんがチャットを楽しんでおり、同じように楽しむには毎日チャットに入って名前を覚えてもらうためにのめり込んでいた。
時にチャットが盛り上がり、朝方四時までやることがしばしば。寝不足でそのまま会社で仕事ってこともありました。若かったからできたんですね。
そんな時、いつものチャットメンバーの大阪で住んでいるKさんが東京に来ることになり、オフ会をする事になった。
俺としてはチャットで話はしているものの、顔も見たことのない人たちとのオフ会は、人生初。ドキドキしながら待ち合わせの二丁目に向かった。
待ち合わせの場所につくと、一人二人と集まってきた。がやはり想像とビジュアルの違いに、ビックリした気がする。どうも会う前ビジュアルを期待し過ぎるきらいがあってちょっとした落胆があったようだ。これは今でもあまり変わってないけどね。
そしてKさんもやって来た。Kさんは当時の俺より五歳くらい年上の35歳くらい、ちょっとがっしりしていて優しい兄貴っていう風貌だった。Kさんは俺を見るなり、かわいいねと言ってくれて、すごく照れた記憶がある。
最初の出会いの衝撃も徐々に薄れ、飯を食い、カラオケで盛り上がる頃には、みんなスッカリ意気投合、いつものチャットのように仲良くなった。
Kさんには付き合っている彼氏がいたんだけど、あまりうまく言っていないというのは聞いており、当然、この日の話題の一つでもあった。ただ俺は相方さんのことを考える優しいKさんに惹かれて行った。
そうこう楽しく過ごすうちに俺の終電の時間となり、俺だけ一足早く帰らなければならなくなった。
みんなとバイバイする中、Kさんが俺を抱っこして良い?と聞いてきて、俺をギュツと抱き上げてくれた。そして「もし、彼氏と別れたら、付き合って欲しい」的なことを言われた。
俺はこのシチュエーションにもうやられてしまい、相当舞い上がって帰ったのは言うまでもない。俺にはこの当時付き合っている人がいたけど、その人て別れてもいいと本気で思った。この人のことはいずれ書く事になると思う。
それからはKさんと話をしたくてマメにチャットに参加をしたけど、Kさんは忙しいのかそれほどチャットには現れなかった。オフ会の時に携帯の番号はもらっていたけど、電話をかける勇気もなかったし・・・
その後、チャットに現れたKさんは今の彼氏と続けていくことを決めたことを告げ、チャットには現れないようになった。そして、俺もこれをきっかけとして、徐々にチャットに顔を出さなくなった。
Kさんは社交事例的に言っただけで、本気で俺と付き合いたいと思っていた訳でなかったかもしれないが、恋愛下手の俺はKさんの言葉や態度にドキドキして、一喜一憂していたのは確か。だからKさんが今の彼氏と別れるつもりはないと聞いた時はかなり落胆はした覚えがある。
今でも俺の携帯には、一度もかけたことのないKさんの番号が登録されたままである。
この件で元来、恋愛体質ではない俺が簡単に惹かれてしまう象徴的なタイプっていうのが明らかになったと思う。すなわち
彼氏持ちに弱い。
スキンシップに弱い。
そして、同じ条件で惹かれてドキドキすることになるのは、後日の話。
20代の頃はいったい何をしていたんでしょうね(笑)。
会社の同期の女性と割と仲良くなって、この子だったら付き合ってもいいかなって思ったことがありましたね。
元々仲は良かったんですが、その子の退社を切っ掛けに、色々相談という名目でアプローチされてたみたい。
ただ実はその子は会社の後輩と付き合っていたんだけど、壮絶な修羅場の末に振られた直後だったという話を聞いて、一歩引いてしまったんですね。「アイツが駄目なら、今度は俺かよ!」て感じで。それで自然消滅。
この話、実は社内では有名な話だったみたいで、俺はなんて鈍いんだってちょっと自己嫌悪した覚えがある。
で本題。
この頃、二丁目に出没してバーとかクラブで知り合いを増やす暇も勇気もなかった俺だけど、なんとかゲイの知り合いを増やそうとチャットにのめりこんでいた。
今でこそ、高速なネット回線が安価で普及して、ブログやSNSといった気軽にコミュニケーションできる環境が整っているけど。この頃はまだモデムによる電話回線でようやく定額プランが出始めのころだった。そして、ゲイ総合ホームページや、個人の運営するホームページに設置したチャットが流行っていたと思う。
俺もこの頃、毎夜複数のチャットに入室して会話を楽しんだ。チャットにはそれぞれオーナーを含んだ常連さんがチャットを楽しんでおり、同じように楽しむには毎日チャットに入って名前を覚えてもらうためにのめり込んでいた。
時にチャットが盛り上がり、朝方四時までやることがしばしば。寝不足でそのまま会社で仕事ってこともありました。若かったからできたんですね。
そんな時、いつものチャットメンバーの大阪で住んでいるKさんが東京に来ることになり、オフ会をする事になった。
俺としてはチャットで話はしているものの、顔も見たことのない人たちとのオフ会は、人生初。ドキドキしながら待ち合わせの二丁目に向かった。
待ち合わせの場所につくと、一人二人と集まってきた。がやはり想像とビジュアルの違いに、ビックリした気がする。どうも会う前ビジュアルを期待し過ぎるきらいがあってちょっとした落胆があったようだ。これは今でもあまり変わってないけどね。
そしてKさんもやって来た。Kさんは当時の俺より五歳くらい年上の35歳くらい、ちょっとがっしりしていて優しい兄貴っていう風貌だった。Kさんは俺を見るなり、かわいいねと言ってくれて、すごく照れた記憶がある。
最初の出会いの衝撃も徐々に薄れ、飯を食い、カラオケで盛り上がる頃には、みんなスッカリ意気投合、いつものチャットのように仲良くなった。
Kさんには付き合っている彼氏がいたんだけど、あまりうまく言っていないというのは聞いており、当然、この日の話題の一つでもあった。ただ俺は相方さんのことを考える優しいKさんに惹かれて行った。
そうこう楽しく過ごすうちに俺の終電の時間となり、俺だけ一足早く帰らなければならなくなった。
みんなとバイバイする中、Kさんが俺を抱っこして良い?と聞いてきて、俺をギュツと抱き上げてくれた。そして「もし、彼氏と別れたら、付き合って欲しい」的なことを言われた。
俺はこのシチュエーションにもうやられてしまい、相当舞い上がって帰ったのは言うまでもない。俺にはこの当時付き合っている人がいたけど、その人て別れてもいいと本気で思った。この人のことはいずれ書く事になると思う。
それからはKさんと話をしたくてマメにチャットに参加をしたけど、Kさんは忙しいのかそれほどチャットには現れなかった。オフ会の時に携帯の番号はもらっていたけど、電話をかける勇気もなかったし・・・
その後、チャットに現れたKさんは今の彼氏と続けていくことを決めたことを告げ、チャットには現れないようになった。そして、俺もこれをきっかけとして、徐々にチャットに顔を出さなくなった。
Kさんは社交事例的に言っただけで、本気で俺と付き合いたいと思っていた訳でなかったかもしれないが、恋愛下手の俺はKさんの言葉や態度にドキドキして、一喜一憂していたのは確か。だからKさんが今の彼氏と別れるつもりはないと聞いた時はかなり落胆はした覚えがある。
今でも俺の携帯には、一度もかけたことのないKさんの番号が登録されたままである。
この件で元来、恋愛体質ではない俺が簡単に惹かれてしまう象徴的なタイプっていうのが明らかになったと思う。すなわち
彼氏持ちに弱い。
スキンシップに弱い。
そして、同じ条件で惹かれてドキドキすることになるのは、後日の話。