青い日記帳

彼氏持ちリーマンの独り言

ゴメンね・・・

2009-04-30 12:56:56 | Weblog
一昨日、例の彼にお別れのメールを送った後の俺は、失恋による痛手と夜眠れなかったことから、腑抜け状態になっていた。

リビングで横になりながら、録り貯めていたバラエティー番組を見ていた。画面では芸人による爆笑トークが繰り広げられていたが、俺はそんな気分ではなかった。

さすがに相方も、いつもと違う俺を心配して、聞いてくる。

相方:「空太、どうしたの?、どっか具合でも悪いの?」
俺:「別に・・・」

もちろん、本当のことを言うことはできない。

相方:「熱でもあるんじゃない?」

と手を額に当てると確かに熱がありそう。試しに体温計で測ってみると熱が37.8あった。

相方は俺が具合悪いと知るや、毛布をかけてくれた。

午後になって埃が目立つから掃除する時も

相方:「空太、具合わるいんだから、寝室で寝てなよ」

と言ってくれ、相方が掃除機をかけている音を聞きながらベッドに横になる。でも一向に睡魔はやってこないで、くよくよと考えごとをしていた。

夜は夜で、晩飯時に

相方:「空太、全然食べてないじゃない。今日はお風呂貯めるから、ゆっくり浸かって早く寝なよ。」

俺はノロノロとラベンダーの入浴剤が入った風呂に浸かりながら、やはり、出口のない考えごとをする。あの時、こうしていたら今は変わっていたんだろうか・・・

今からでも謝れば昔の関係に戻れるんだろうか・・でも俺が変わらない限り同じ考えの違いでやっぱりダメになるだろう。そんなことは俺も苦しいし、向こうも苦しいだろう。

いっそ最初から単なる知り合いとして付き合っていればよかったんじゃないか?そうすれば今でも一友人としてのポジションは得られたんじゃないか?

この場合、短くはあったが幸せな時間はなかったし、今の俺の生き方が否定されて、もっと早くに友人としてのポジションすら失われることになるんだろうな・・

と、たらればを考えずにはいられなかった。ただすべてを捨てて彼の指摘の根本的な解決をするべきだったと考えないことから、逆にそれだけのことだったのだろうか・・・

いずれにしても所詮過ぎた時は戻らない。

こんな感じでこの日は相方に多分にも心配させてしまった。彼の指摘の一つに深く関わっている社会的に見るとダメ人間の相方だけど、基本的に気は優しい。そうでなければ、こんなに問題のある相方と一緒にいようとは思わない。

相方に隠れて恋をして、失恋して、そして勝手に落ち込んだ俺って反吐が出るほど嫌な人間かもしれない・・・

心配かけてゴメンね。もうすぐ元通り元気になるよ。

ハートブレイク

2009-04-29 15:49:54 | Weblog
人は失恋すると、意外と涙は出ないものなんですね。

でも不安と落胆が入り交じって、心臓のバクバクが止まりません。失恋のことをハートブレイクとは良く言ったものです。しかも考え過ぎて熱を出すし・・・今日が祝日で本当に良かった。こんな調子じゃあ、ろくに仕事できそうにありません。


今日、俺は失恋しました。

相手は相方ではありません。

半年ぐらい前に知り合った人。年下なんだけど、すごく苦労して今の自分を築き上げ、何をするにも前向きで、その生き方とか、社交性とかをすごく尊敬していた。

俺はブログでその人のファンだったんだけど、会った時に向こうも俺のことに好意を持ってくれた。

ただ、お互い彼氏持ちであり、今の彼氏と別れる考えはないことから、秘密の関係となった。しかも遠距離のため、メールでのやり取りぐらいでお互いの近況を報告していた。実際会ったのは4回ぐらいだけど、その時、俺は本当に泣きたいぐらいの幸せな時間を過ごすことができた。今の彼氏のことが精神的に癒しの存在とすれば、その人とは決して成就することのないドキドキを伴う恋という関係だったかもしれない。


ところが、俺には年齢らしからぬ二つの欠点があり、彼にことあるごとに指摘をされ、また手助けするために尽力してくれたが、期待に添うことができなかった。イヤ、期待というのは変だな、それは俺自身が直さなければいけない問題だから。

彼は俺がより豊かなゲイライフを過ごすことができるようにと、自分の信念に基づきアドバイスしてくれていたんだけど、結果的には俺自身は何も変わらず、彼の好意を無にする形になってしまった。
そして今日、彼の方から、俺のことを考えるのに疲れてしまったので、距離を置きたいというより、一切関わらない方がお互いのためと言われた。それは俺のことが視界に入ればまた不毛な言い争いになるだけだから、事実上の絶縁宣言のようなものだった。

結局、この問題点に関しての人生の向き合い方が違うということ。そこが違うのに一緒に人生を歩むことは不可能だということだ。


そして夜も眠らずに考えた挙げ句、彼の提案を受け入れた。二つの問題に関しては、俺の自我の深い部分に関わる問題で一朝一夕で良くなるものでも、良くできるとも思えないからだ。


彼はこれからも、多くの友人に囲まれ、実り多い人生を送るだろう、一方、俺の方は相方と将来の心配をしながら狭くローカルな慎ましい人生を送ることになるだろう。

でもそれは俺自身が選んだことだから、他のカップルを羨んだり、後悔だけはしないと彼にはメールをしておいた。

自分の懐に入った人にはいくらでも親身になるが、どうでも良い人のことは冷たく切り捨てる彼のことだから、一旦こういった選択が決まれば、俺のこともどうでも良くなるだろう。

実際にmixiのマイミクも切られたから、彼自身の動向を俺が知るチャンスもなくなるであろうことは悲しい。

例え関係がなくなってはいても、彼の元気な姿を感じていたいと思うから、ストーカーの心理が理解できるね。

今は何をするにもやる気が起きない状態で暗い気分でずっとベッドに横になって考えてごとをしている。相方にも心配させてしまったけど、もちろん本当の理由は言うことはできない。

折しも、これからGW。連休明けには何とか復活しないと、彼とは決別はしたけど、自分が幸せななるための努力は怠ってはいけない。

相方の就職活動その2

2009-04-20 12:54:33 | Weblog
昨年末からの世界不況による影響は、「もの作り」に携わる俺の会社にとっても決して小さくない。社長や役員からは、毎日のように激が飛び社員一丸となって、この未曾有の苦境を乗り越えようと必死になっている。

さて「軽食喫茶課」の職業訓練校に通っていた相方ではあるが、やはりこの不況の影響を免れることはできなかった。

3カ月の授業の後に、順当に行けば実際の喫茶店での1ヶ月のOJTを経て全カリキュラムが終了となるはずだった。

ところが、この不況の嵐は外食産業への影響も免れないのは周知の事実。消費者の財布の紐は固くなり、客単価の高い店から引くい店へ。前だったら雑誌に取り上げられ人気のあったコジャレたレストランは閑古鳥が鳴き、マクドナルドのようなファーストフードの売り上げを延ばしている。

喫茶店業界も例外でなく、不況の影響を受けている。名古屋や関西の喫茶店は喫茶メニューが充実し、食事を喫茶店で食べるという習慣があるので、それほどでもないらしいが、関東の喫茶店はコーヒーやケーキ軽食を売りにした嗜好品と場所を提供するという意味合いが強い。そのため消費者の節約の対象に真っ先にあげられたとしても不思議ではない。

この結果、三ヶ月の授業が終わった後にOJTを受け入れてくれる喫茶店がないという事態になった。当てにしていた店は、新たな従業員を増やす余力がないとか、廃業に追い込まれてしまった店もあるとかで、予定通りにOJTに行くことが出来たのはわずか1/3ほどであり、残りは待機ということになった。相方も居残り組にいた。

この学校には趣味の一貫で来ている人や、実家の喫茶店を継ぐためにノウハウを学びに来ている生徒もいるが、生活のかかった生徒もいるわけで、当然事務所側に責任を追求したりした。

そうこうするうちに今度はこの学校の主催者であり、メインの先生でもあった人が心労のあまり、倒れたらしい。この先生は喫茶の世界では知る人ぞ人なのだが、何せ御年80越えのご老人らしく、復帰できる目処は立っていないらしい。もてもとこの先生が各喫茶店に顔が効くということで、OJT先を頼んでいたこともあり、さらに状況は厳しくなった。学校の事務員が当たってくれてはいるが、あまり収穫はない。

しかもこの先生、個人の成績の記録を一人で管理していたので、いったい誰が合格で、誰が不合格だったか解らない状態。

そんなこんなで、学校に行ってもやることもないので、相方は自宅待機となった。自宅待機の間、家で時間を持て余すのももったいないので自主学習や短期のバイトを探したりしていた。そして1ヶ月が経った。

仮に無事、学校を卒業できたとしても、今の状況から、喫茶業界にスムーズに就職できると考えるほどおめでたくはないけど、何をやるにも中途半端な相方が何かを成し遂げたという実感を持って欲しかったために今まで状況を甘んじていたけど、さすがにあきらめて次のアクションに移らなければならない時期が来たようだ・・・