俺と彼氏のスタンス

基本、人と積極的にかかわりを持ちたいとは思わない俺だけど、付き合うんだったら、こういう人がいいなと、漠然と考えてました。
同年代で、仕事に対して真摯であり、尊敬できるポイントを持っていて、同じ価値観を共有できて、お互いを支え合えるような人
さらに俺好みの顔で、身体を鍛えていて、セックスの相性も良い。

でもこれは理想であって、現実にはそういう選択支にならなかった。良くいう「恋人にしたい人のタイプと奥さんにしたい人のタイプは違う」ってやつですかね。

彼氏は、現在無職で就職活動中。一年ぐらい無職のままでいて、流石にこのままでいい筈がないと、ケツを叩いている最中。

俺と彼氏の関係は、一方的な力関係で成り立っている。
現在は、彼氏の分の衣食住から遊ぶお金まで俺が負担している。
これが出来るのは、俺が普通だったら、奥さんと子供を養いつつ家のローンを払うぐらいの収入があるということと、彼氏があんまり贅沢を言う人間ではないから。

贅沢さえ言わなければ、このままずっと生活することもできるけど、俺が60を超える頃には金銭面での破綻を迎えるのは目に見えている。だから彼氏には早く一人立ちできるくらいの甲斐性を身につけてもらいたい。

働き盛りの男二人の収入を合わせれば、一人ではできないことや、豪勢に遊ぶこともできるし、老後の生活を見据えた蓄えだってできる。

金銭面で依存している彼氏からは、何ももらっていないかというと、そうでもない。よ～く考えてみると、精神的安定をもらっているようだ。

俺自身、社交性があるとは言えないし、生来の出不精がたたっていることに加えて、住んでいるロケーションの問題もあって、いわゆる彼氏、ゲイ友作りには消極的だった。特に生活面においては、むしろあまり干渉されたくない、一人の時間が好きっていう人間だった。

だから、普段の生活で寂しさを感じても気にしない、遊びに行くにも買い物や映画を「お一人様」で行ってたし、性欲はゲイビを見ながら、オナニーで解消。どうしても男の身体が欲しくなった時だけ、都内のハッテンバへ出かけて、つかの間の快楽を求める。
そんな自分だから、出すもの出してしまえば、相手が話をしたそうにしたとしても、「ありがと」と言って、さっさとハッテンバを後にする。

そんな孤独が好きだった自分が、今の彼氏と会い、だれかと同居できるなんて自分でもビックリ。
さらに面倒くさがりなくせに、意外と世話好きな一面を自分で見つけてしまった。

彼氏と一緒に暮らすことで、誰かと一緒に暮らす安らぎや、同じものを見たり、おいしいものを食べたりして、共感することの楽しさっていうものをもらったのは、今の彼氏からだったりする訳です。
俺と彼氏の関係は、確かに経済的には一方的に依存する関係ではあるけど、他方では俺の方が精神的に依存してるのかもしれません。
ただこの関係はまだまだ途中段階で、まだまた良くなるはず。
そのためにも、彼氏に経済的、人間的にも自立できるようにうながさないと。

派遣切り・・・

ウチの会社も、派遣切りの決断をすることになった。

この世界的な不況の状況で、売上は見込みを下回る勢いで下がり、ついに営業赤字が普通の会社だったら債務超過に陥るレベルまでになってしまった。

この状況を打破するために残業制限等の経費削減を行って来たが、焼け石に水であり、全社的に派遣切りをすることになり、現有派遣社員の契約を更新しないことになり、長くても３ヶ月以内にはやめてもらう。

ウチの部でも三人の派遣の内、二人の契約更新しないこととなった。誰を切るかを決めたのは俺。

昨日は部下の二人のマネージャーに状況を説明し、理解を得てもらったが、もうすぐで派遣期間が３年になり、社員登用も考えていた派遣を部下の持つマネージャーは、目を真っ赤にしながら、彼の行く末を案じていた。

ニュースで良くある工場派遣とは異なり、派遣会社が斡旋したアパートに暮らしているので、明日、明後日に住む所が無くなるわけではないが、それでもいつか社員になれるかもって、頑張ってきた彼にはつらいことに違いない。

派遣会社には年内に通告をするそうで、会社から年内に知らされるかどうかはわからない。また直接こちらから本人に言うことも禁じられている。彼はこの正月休みをどう過ごすのだろう・・・

派遣切りの次のステップは、組織見直しによる正社員のリストラ。企業である限りは、利益を出さないと話にならない。儲からないビジネスにはさっさと見切りを付け、組織をスリム化、効率化して黒字体質にもっていかなくてはならない。

実際に数年前に業績悪化したさいには、約半数の従業員がリストラにあった。当時は、まだ就職先が決まるまでは会社がサポートしていたが、今回の場合は世の中全体の景気が悪いので、そうそう良い条件の就職先があるとは思えない。

無論、管理職とて同じ。結果の出せない管理職は閑職に追いやられて、自主退職を促されるだけ。
いずれ五十代にでもなれば会社に固執して上を目指すか、そうそうに見切りを付けて、まだ動ける内に次の人生を考えなきゃならなくなる。

こんな時、一人立ちできるスキルが自分にあるか？と考えないではいられない・・・

明日は仕事納め。
部下たちには、何食わぬ顔で、「今年はお疲れ様、来年もよろしく」を言うであろう自分に吐き気がする。

何もない休日の過ごし方

一応完全週休２日制の会社なんで、週末には２日のオフが取れます。

それこそ、入社して数年は休出当たり前ってぐらい土曜日仕事してたけど、いまでは休出することはまれです。平日の残業は多いですけど。
昔はまだ仕事優先という風潮だったのが、労務規定が厳しくなったり、家族をもっと大事にするような風潮に社会が変わって来たせいかもしれないですね。

さて２日間ある休日のうち、１日は彼氏と過ごし、1日は自己啓発の日に当ててます。

土曜日は、予定が何もなければ朝起きてから洗濯機を回しながら、部屋の掃除をします。平日仕事でできない分、この時とばかりに掃除を。でもＯ型の悲しい性なのが、ツメは甘いんですが。

この間、彼氏は夢の中・・・

洗濯、掃除を終えたところで、朝飯兼昼飯を作りはじめ、出来上がる頃に彼氏を叩き起こす。

なんで、掃除機の音とか聞こえてるはずなのにいつまでも、寝ていられるんだろうと、不思議に思うけど、自分も昔はいつまでも寝てましたね。これも歳をとったということか。


テレビを眺めながら、昼飯を食う。こっちは朝から動いているから食欲はあるが、寝起きの彼氏は胃腸が寝ているようでだいたい残す。

飯食いながら今日は何をしようかと話をするが、だいたい映画を見に行こうという結論になる。俺がこの土地へ越してきた10年前には、近くには潰れそうな映画館が一館あるだけだったんだけど、今ではシネコンが二つも出来たんでたいていのロードショーの映画は見ることができる。

だいたい映画は二本、見たい映画がたくさんある時は、シネコンを梯子しながら三本見るのは当たり前、普通そんなに長時間座ってるのは苦痛になるらしいんだけど、そこはそれ、二人とも映画好きなんでむしろ、喜んで見てる。

映画が終わる頃には0時頃なんで、ちょっと離れたスパ銭に。
大きな風呂でゆっくりしたいというのもあるけど、ちょっと目の保養に(*^_^*)

帰りしなには、コンビニで買った夜食を食べながら、映画の話やら、スパ銭にいたイケメンの話をしながら帰途につく。


日曜日は自己啓発と言えば聞こえはいいけど、要はジムと英会話教室に一人で通っている。

ジムは大方のゲイが通っているのと同じ理由、英会話は会社で英語を使うんで、レベルを落とさないために(;^_^A

前は彼氏もジムに誘ったんだけど、手持ちぶさたになるから嫌だってことで今は一人で行ってます。まあ、確かに何らかのモチベーションがなきゃ、会費払って貴重な休みの時間を消費することはできないし、これは個人の価値観の問題でしょう。

彼氏も付き合い当初は、日曜日のジム通いに文句言ってたけど、今では何も言わないけど、内心は不満なんだろうね。

英会話から帰ればもう夕方で、夕飯の仕度をして、二人で御飯を食べる。日曜日の夕御飯は、だいたい俺が作る。平日、忙しくてオカズ作る時間も取れないから、数日食べられる煮物なんかも作っておく。

夕飯食べた後は、今度は借りてきたDVDを見る。そん時はケーキやら、茶菓子なんかをしっかり準備してね。
彼氏好みのホラー映画でない場合は、かなりの確率で、彼氏は眠くなって先に寝てしまう。

俺はというと、DVDは最後まで見ます。
その後は、彼氏が熟睡してるのを確かめてから、お気に入りのゲイビをセットして、オナニーをしてスッキリします(*^_^*)

こうして週末を過ごして、次の日から仕事を頑張るのです。

彼氏のこと

歳は俺より一回り年下。

一言で言えば、いじられ系、癒し系なキャラだと思う。
どことなく、構ってあげたくなるのは、ある意味お得な性格だと思う。

反面、風貌はイカにもを絵に書いたような、短パツ、ヒゲ、ガチムチ。でもイカツイというのとはちょっと違う。熊のプーさんという感じ。その志向のゲイからすれば、モテ筋らしい。ただ俺のタイプとは違うんですよね。(;^_^A
（俺のタイプは筋肉質な鍛えてるって人）

性格は自分以上に大雑把。
俺がレシピ通りに調味料を計量しながら料理するのに対して、彼氏は自分の感覚で料理する。結果として味にバラツキが出るんだけど気にしない(;^_^A
掃除も見える所しかしないし。Ｏ型だから仕方ないって・・・俺もＯ型なんだけどな

今年話題の羞恥心とあまり変わらないお馬鹿である。知能は低いとは思わないけど、勉強嫌いのまま今に至るため、常識知らずである。その反面、好きな映画や音楽のことには異常な記憶力を発揮する。この才能をもう少し仕事に活かせばいいのにといつも思う。

只今、無職で俺のすねかじりである。

自分のこと

まずは自分のこと。

（１）公の自分

中堅どころの会社に勤めるサラリーマンで、いわゆる中間管理職ってやつです。中間管理職ってやつは上からのプレッシャーと、下からの突き上げで神経をすり減らすポジションというけど、自分の場合は、やや問題はあれどいざとなったら頼れる上司とできた部下に囲まれているんで問題はないです。

職場の雰囲気も良く、あまり人間関係で問題になっていないのは恵まれてるのではないでしょうか。ただ一点問題があって、これはまた別の機会に。

入社以来、会社倒れそうな時期のリストラの危機も乗り越え、順当に生き残って今のポジションに落ち着いてます。今期はまたヤバイことになりそうですが。

仕事がら海外へ出張する機会があって、結構いろんな所に行かせてもらってます。最近は台湾が多いです

おそらく、社内的には声は大きくないが堅実に仕事をこなす人材と思われているんでしょうね。


（2）私の自分

良く言えば孤独を愛する男、悪く言えば人に関心がないんでしょう。そのため、かなりの人見知りです。

仕事上の付き合いならなんとでもなるけど、じゃあプライベートでってことになると未だに及び腰。だから職場の飲み会なんかもあんまり参加したくなかったりするけど、立場上まずいからね。

子供の頃からこの傾向が強くて、子供の頃には、「無口」なんてあだ名がついてたりしました。
確か小学生低学年頃はそんな感じじゃなかったんだけどね。

基本面倒くさがりだけど、まめ。一見矛盾してるんだけど、要はエンジンかかるのが時間かかるってことかな。一度決めて習慣化したことは長く続ける傾向があるみたいです。反面、変化を良しとしない感じですね。

行き当たりばったりより、計画的。どこに遊びに行くにしてもしっかり計画を立てて、計画通りに進めないと気が済まないタイプ。


（3）ゲイな自分


まあ、同姓の彼氏がいるくらいだからゲイです。目覚め的には中学生あたりで、先輩の着替えとか見てドキドキしてた気がします。
ただし、この世界へのデビューは大学生の頃と結構遅いです。

もともと一人でいるのを良しとしていた人間だったんで、人生のほとんどを一人で過ごしてましたし、このまま一人で年取る覚悟もしてたから、今彼氏持ちで同棲している自分のビックリです。

外ではカミングアウトしていないし、イカにもな風貌ではないので完全な隠れゲイとして生きてます。

二丁目に飲みに行ったり、ゲイコミュニティには参加せずに田舎で彼氏とひっそり暮らしている訳ですが、ネットを通して知り合った人たちの合流を通じて、ちゃんと同じ仲間とコミュニケーションを取って長く付き合える友達を見つけるべきと、少し意識改革中です。

はじめに

ブログを始める理由なんて、人それぞれでしょう。

・流行りだからやってみた。
・ブログを通じて友達を増やそうとした。
・友達がやっていて面白そうだから
自分の場合は、日常な思いを吐き出す場所としての日記として始めることにしました。

人は多面性を持つというけど、職場、友人、恋人、家族との関係において、それぞれに対応した仮面を被り、すべてを曝け出すような真似をしていないのはじぶんだけではないでしょう。

時々、誰にも告げられない思いを吐露したくなる衝動に駆られることがあって、ブログに書き出すことにしました。

だから当分は、誰にも内緒で書き連ねることとします。

多分、更新も不定期だし、思いの昇華が終わった時点でブログは閉じることになるんでしょうね。

万が一、このブログにたどり着いて、何かを感じて、コメント頂ければ、それはそれで嬉しいですね。