移日々之事物

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おかしな村長

2005-11-14 01:20:09 | Weblog
拘置中の人間が村長になった村があるようです。

こういうのを聞くと日本人の政治感覚がおかしいんじゃないかと思います。現行の法制度では村長にはなれるんですが、拘置されている時点で問題を起こしているわけですからね。

別に罪を犯した人間が政治家になることが必ずしもだめだとは思いません。もしだめだというならそれは更生というものがありえないと考えているも同義で、それは刑罰の存在そのものの否定にも繋がりかねませんからあえてNOとはいいません。

けれども政治家という信用が特に求められる役職において、罪に問われたことがある人をそういった役職につけるにおいて個人的に信用できるかとなると別問題です。だめとはいわないが信用度は低いと考える人も多いことでしょう。

だけども日本においてはそういった人が再選することが少なくないような気がします。もっとも海外でどうなのかは知りませんので、日本ではという表現はおかしいかもしれませんが。

ともかく北海道の某氏なんかは日本全国で問えば国会議員に再選することなんかできなかったんじゃないかとすら思います。それが再選して国会議員として外務省に抗議してたりするわけです。

以前にも何度か言いましたけど、国会議員を例に取るならば国の議員であるのに地域への貢献度が当選の是非を決している現状がその結果を生んだのでしょう。

そしてそういった現状を作り出したのが過去の選挙に投票した国民なわけです。つまり日本国民の政治感覚がそういった状況にしたのです。

今回の村長選もそうなんじゃないでしょうか。罪を犯したものの自分たちに良いこともした。もしくは今までやっていたんだから今回もこの人でいいだろう。

そういった適当な感性やどこかずれた政治感覚が国会議員においてもこの村長選においても現れたような気がします。私自身も自信を持って優れた政治感覚を持っているなどといえるわけではありませんが、もう少し考え方を見直すべきじゃないだろうかと思ったしだいであります。