移日々之事物

気になったこととかに関する戯言とか

この時代にそれですか

2005-12-18 10:31:43 | Weblog
戦争に行きたくないのは非国民だそうな。

別にどっかの議員さんが言ったとかではなくて、とある中学校で社会の教師が授業で「臨時召集令状」を配布してのことです。んで行きたくないと書いた人に非国民と書いて返したそうです。

授業内のことで別に他意があったわけではないようですが、女子生徒がショックを受けて保護者から苦情のようなものが来たようです。担当教師を変えてほしいというようなことだそうです。

目的として召集令状の意味の理解だとか、当時の歴史に対する認識の確認だというのがあったようです。思想信条を調べるためのものではないと。

私はこれは保護者や生徒が過敏に過ぎるように思えます。教師の説明不足ということもあったのかもしれませんが、授業の一環としてそういうことがあったという意味を考えれば上記の目的はすぐにわかりそうなものです。

もともとその教師がそういったような発言を繰り返していたとかいうならいざ知らず、授業でなぜ召集令状なんかが配られたのか。なぜ行きたくないとしたら非国民などといわれるのか。その意味を考えようとしないのは考えが足りないとしか思えません。

前提として授業の一環であるというのがあるのですから、そこには何らかの意味があります。特に社会の授業というのはその時代ごとの考え方や常識などを学んでいく意味もあるんですから、その点で言えば実感を感じさせてくれることをしてくれたと強く頭に残っていいんじゃないかとすら思います。